楠瀬医師ブログ

初めまして楠瀬です👓
麻酔科医として従事していたので、皆様からいただく質問にお答えしていきます。
現在麻酔に限らず、美容外科医としても働かせていただいている二刀流ドクターです😎
ホームページのプロフィール写真はかけていないですが、普段はメガネをかけています👓

まずは、院内のスタッフから疑問をいただいた静脈麻酔に関して、簡単にですがお話させていただきます。

Q1. お薬はどこから入るの？
A. 静脈という血管からお薬は入っていきます。
そのため、手の甲や腕に点滴の管を入れて、そこからお薬を投与することになります。

Q2. 静脈麻酔中って、どうなってるの？
A. 寝ます( ˘ω˘ ) ｽﾔｧ…
静脈麻酔のお薬は意識に働きかけるものなので、お薬が効いている間は眠っているような状態になります😴
静脈麻酔のスタイルとしては２種類あり、1つは局所麻酔をしている間の静脈麻酔。こちらは痛み止めの注射をしている間のものです。手術中は起きていますが、痛み止めが効いているので痛みを軽減した状態で手術を受けていただくことになります。
もう一つは手術中にずっと寝ていただく静脈麻酔です。こちらの場合は手術が終わり、お薬の効果が切れれば目が覚めてきます👀

Q3. 静脈麻酔と全身麻酔のちがいって？
A. 自分で呼吸出来るかどうか、の違いになります。
簡単に、ですが静脈麻酔と全身麻酔では麻酔の深さ、強さ、が変わると思ってください。
全身麻酔の方がより強いお薬を使って、より深く眠ることになるので呼吸が止まってしまいます。
もちろん、呼吸が止まったままではいけませんので人工呼吸を行うための管を挿入し、呼吸管理を行います。
静脈麻酔では、呼吸が止まらないようにお薬を調整しています。普段、寝ている時に呼吸は止まらないですよね🤔？それと同じです。

次は全身麻酔についてお話しさせていただく予定です。
楽しみにしておいてください😊