田川医師ブログ

こんにちは。最近スタッフに「先生、どんどん丸くなってません笑？」といじられている田川です。

今回はとてもとても多いご相談の二重切開について症例解説をしていきます。

僕が美容外科医になった10年前、二重切開は「平行型にしてください！」という方が9割近くでしたが、最近の傾向は平行型、末広型もしくはMix型の割合が半々くらいになりました。
昔は幅を広くして変わりたいという意味での手術が多かったのですが、今はナチュラル志向と言いますか、元々二重だったというくらいの自然な二重をご希望される方が多いですね。

そして、二重の幅や形は色々なご希望があり、目の形も一人ひとり様々です。
日本人の傾向としては、二重にこだわりがとても強く、整形と言えば「目」を想像される方も多いと思います。
二重に関しては色々なパターンがあり、今回ご紹介する症例も極々一部になりますが参考にして頂ければと思います。

全切開法の症例

それでは一人ずつ見ていきましょう。
まず一人目の方は、男性です。

男性では珍しく、広めの平行型にしたいとご希望でした。この方は、運よくと言いますか、目頭切開なしで平行型を綺麗に作れる目元でした。

本当はもう少し目の開きを強くする眼瞼下垂という手術をした方が、というお話はさせて頂きましたが「この幅だったら十分です」ということだったので全切開法のみとしています。

術後が1ヶ月なので二重幅はもうちょっと狭くなるかなという状態ですね。

二人目の方は、幅を広く、形はMixをご希望です。この方も1ヶ月なのでもう少し幅は狭くなり馴染むかなと思います。

この方はナチュラルな二重で、奥二重に近い幅をご希望されました。

一重から二重になるだけで黒目が大きく見える、目力が強くなるという傾向があります。その為、この方は奥二重で幅は物足りないですが印象がかなり違いますね。

目の開きが良くなったということは黒目からも判断出来ますが、眉毛の位置も変わり、下がっていますね。
今まで眉毛を使ってぐっと目を開けていたのが・・・

眉毛を使わずに目を開くことが出来る様になっています。

一重から二重にすることで目力を強くする、目の開きも強くする、あとはおでこにしわを寄せなくするという効果も二次的ではありますがあります。

ここまでの3名は全切開の症例になります。

眼瞼下垂の症例

これから紹介していく症例は眼瞼下垂の手術で、目の開きを強くする手術になります。
当院では、二重切開と眼瞼下垂の両方の料金を頂くのではなく、眼瞼下垂の料金で目の開きを強くして、二重も作ります。

眼瞼下垂の症例一人目は男性です。

男性は一般的に「奥二重がいい」「あまり広い二重幅は嫌だな」という方が多いので、この方も奥二重でキリっとした目元を作っています。

次の方

幅はあまりこだわらずナチュラルな幅で、黒目を大きくしたいということでしたので、黒目を一番大きく出来る幅にしています。

この方は加齢で目の開きが悪くなっており、眉毛もすごく上がっていました。典型的な加齢による眼瞼下垂ですね。

目の開きを強くするだけで、目元を見て別人かなと思うくらいの仕上がりになっています。

一重の方が二重にする時に、目の開きが十分強い方であればそのままで良いのですが、二重になっても目の開きがあまり強くならない、または、もうちょっと目力を強くしたいという方が眼瞼下垂手術をするとすごく綺麗に作ることが出来ると思います。
特に若い女性の場合、効果的ですね。

眼瞼下垂手術は、人生が変わる目元の手術の一つだと思います。

最後は片目の症例です。

片方はしっかり開いているけれども、もう片側は目の開きが弱いという場合、もちろん片目のみの手術も行っています。

ただ、眼瞼下垂は片方の目の開きを強くすると反対側が少し目の開きが弱くなったり、一発でバチっと決まらないこともある中で、この方はかなり綺麗になったと思います。

日々行っている手術からすると、今回紹介した症例は極々少なくはありますが、手術を検討されている方の参考になれば幸いです。

こういう二重が好きとか、こういう二重は嫌いとか、写真を何枚か持ってきて頂けると、すごく分かりやすいです。
ぜひぜひカウンセリングへ来てみてください。