ドクター・スタッフブログ
菅野医師ブログ
だんご鼻スッキリ。鼻尖形成術
こんにちは恵聖会の菅野です。
今年も早いもので1年が過ぎようとしています。
今年は寒くなるのが遅かったので寒がりの自分としてはありがたい限りでした。
今回は『 鼻尖形成術(鼻尖縮小術)』のお話です。
だんご鼻(bulbous tip)とは鼻先が太く丸い状態のことを言いますが、日本人の鼻は、鼻尖部の皮下組織が頑丈で緻密なことが多く、軟部組織が厚くなって団子のように見えがちです。
鼻尖形成術(鼻尖縮小術)は、このだんご鼻を解消するために適した手術になります。
左右の鼻孔の内側から切開をおき、鼻先の皮下組織と軟骨を一部除去し、左右に広がった鼻翼軟骨を中央に引き寄せて糸で縛ることで、鼻先を細くさせます。
この時に鼻翼軟骨を一部切除して鼻尖部に留置することで、より効果を増大させることができます。
また耳介軟骨を鼻先に移植することで、頂点を作ってよりツンとした鼻先にすることも可能です。
一方で、隆鼻術(プロテーゼ)をする場合、プロテーゼは鼻先に厚みを出すと突き破る可能性が高いため、鼻先に高さは出せません。
鼻尖縮小術を同時にすることで、鼻先にかけて伸び上がるような形を作る際にも役立ちます。
以下はモニターさんの症例提示です。
症例①
一人目は自然に鼻筋の高さを出したいとの要望でしたが、鼻先が丸いので、隆鼻術と鼻尖形成術(鼻尖縮小術)となりました。
鼻筋から鼻先に自然につながるように高さが出ているのがわかると思います。
症例②
二人目は鼻の高さをしっかり出したい、鼻先の丸みが気になるという方でした。
すこしアップノーズぎみなので鼻中隔延長術(耳介軟骨移植)を同時に行いました。
この方自身は元々そこまで だんご鼻ではないので鼻先の変化は少なめですが、ほかの手術と併用するうえで自然な鼻筋のラインとなりました。
まとめ
今回は鼻尖形成についてお話ししました。
鼻の手術はトータルのバランスが重要であり、希望に沿うために様々な術式を併用することがあります。
ご興味のある方は一度カウンセリングにお越しください。