ドクター・スタッフブログ
菅野医師ブログ
小鼻縮小術
こんにちは、恵聖会の菅野です。
今日は小鼻(鼻翼)縮小術のお話です。
小鼻のハリが気になる、鼻の穴が人よりも大きい気がする、という方はぜひご覧ください。
小鼻縮小術はその名の通り小鼻を一部切除して鼻の横幅や鼻の穴の大きさを小さくする手術です。
切開する量によって術式は3つに分けられます。
①内側法:小鼻の内側だけを切る
②中間法:内側から下を通って少し外側まで切る
③外側法:内側から下を通って外側までしっかり切る
①の内側法は、ほとんど傷が外から見えないかわりに変化が少なく、適応は限られてきます。
③の外側法は、切除量も多く、大きな変化が期待できますが、傷が外側を回り込んでいくので傷跡が気になるというデメリットがあります。
②の中間法の場合は、外から見える傷を最小限にしつつ、はっきりと効果を出すことができるので、当院では一番良く行われている術式になります。
また、小鼻の形態は主に2通りに分類されます。
小鼻自体が大きく外に張り出したタイプと小鼻の立ち上がり自体が太いタイプです。
タイプにより切除のデザインに工夫が必要なため、これには経験が必要になってきます。
さらに注意するべき点としては小鼻は小さくしすぎると鼻呼吸に支障をきたすため、どこまでも小さくできるわけではありません。
また、小鼻自体が肉厚な場合、小鼻全体の太さを変えられるわけではないので、無理に小さくするとコンセントの差込口のような鼻になってしまいます。
実際の症例写真です。
中間法で手術した方です。自然な感じで小鼻のハリを取るようにしています。
下から見上げた写真です。
どういった術式が適しているかは診察してみないとわからない部分もありますので、気になる方は一度カウンセリングにお越しください。