ドクター・スタッフブログ
楠瀬医師ブログ
【一問一答】麻酔科医に聞く!局所麻酔ってなあに?
こんにちは、楠瀬です👓
4月から何度かヒゲ脱毛を繰り返しており、だいぶ毛根やっつけられるようになってきたように思います👊
写真はこの間4回目の照射をしてもらった時です。
髭がなくなると清潔感が出て良いですね。
さて、今回は局所麻酔のお話です。
Q1. 局所麻酔はどのくらい効果が持続しますか?
A. 使う薬にもよりますが、当院で多く使用するような短時間型の局所麻酔薬では薬を注射して、1分ほどで効果がしっかりと得られるようになり、効果が切れるのが早い人では10分から20分。効果が長持ちする人では1時間程度の効果が持続します。
Q2. どのような副作用が起こり得ますか?
A. 局所麻酔をすることによって痛みを防ぐことが出来ますが、その時にしびれた感じになります。
また、しびれがある部分はとても膨らんでいるように感じられる方が多いです。
重篤な副作用としては、局所麻酔中毒がありますがこれは少量の皮下投与で生じる可能性はとても少ないものとなっています。
局所麻酔中毒になると、ろれつ困難、めまい、ふらつき、視力や聴覚の障害となって表れます。
局所麻酔を行った後にそのような症状が見られた場合はすぐに相談してくださいね。
Q3. 局所麻酔の前も飲食は控えた方が良いですか?
A. 基本的には不要です。局所麻酔は、あくまでも局所!痛みの出てくる場所にのみ効果が発現します。そのため、胃や腸の動きが悪くなることはありません。
ただし、緊張しやすい人は施術前に食べすぎると気持ち悪くなっちゃうかもしれないので、気を付けた方が良いかもしれませんね。
Q4. 局所麻酔が効きにくい人がいるのはなぜですか?
A. 敏感な人、炎症の起こっている人。
この2パターンの方は局所麻酔が効きにくくなると考えています。
炎症の起こっている人は、その場所に既にダメージを受けているため、局所麻酔の量が少ないと効果が出にくくなります。
もう1つは、敏感な方です。敏感な方は、特に局所麻酔のお薬を打つための針の痛みが記憶に残り、些細な刺激でも痛みを感じるようになってしまうため結果として局所麻酔の量が足りない、という形になってしまうのです。
どちらも、局所麻酔の量を増やすことによって痛みを抑えることが出来ます。
痛みを感じたまま施術を受けられるのは非常にストレスなことだと思います。痛い時には、必ず、痛い!😭と伝えていただけると幸いです。
局所麻酔は私たちのような外科手術において、無くてはならないものです。
手術中の痛みはもちろんの事、手術が終わった時に痛みが無いようにするのもとても重要なことなのです。
最初、針が刺さる時だけはちくっとしますが、そちらもできる限り痛みを少なくしていけるように日々精進しています✨
笑気麻酔も併用することによって、さらに痛みを減らすこともできますので、お気軽にスタッフにご相談ください❣
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