楠瀬医師ブログ

こんにちは、二刀流ドクター(自称)の楠瀬です👓
最近、患者さんの推しをよく伺っています。やはり、K-popアーティストの方を口にされる方が多いですね。
僕の最近の推しアーティストはYOASOBIです⭐

僕が担当した際には、あなたの推しについて聞かせてくださいね☺


さて今回は、前回の静脈麻酔に引き続き「全身麻酔」について一問一答していこうと思います。

Q1. 全身麻酔は点滴を使うの？ガスを使うの？
A. どっちも❣
私共の全身麻酔では両方の麻酔を使います。
点滴のお薬で眠っていただいた後、継続して眠り続けていただくためにガスの麻酔を使っています。
また、点滴のお薬で継続的に痛み止めのお薬を使わせていただいております。

Q2. 全身麻酔はどれくらいで効果が出るの？
A. 十数秒もあれば効果は出ます。
某医療マンガの様に、いーち、にー、などと数を数えたりはしませんが、眠ってもらうためのお薬を使ったあとは恐らく皆さんが思っているよりも早く眠りに落ちます😴
また、手術の終了に合わせて目が覚めてくるようにお薬は適宜調整していきますよ✋

Q3. 全身麻酔は身体にどんな影響(副作用)があるの？
A. 吐き気、全身倦怠感、喉の痛み、が主な影響です😵‍💫💭
全身麻酔のお薬を使って深い深〜い眠りにつくと、身体の機能は全体的にoffモードに入ります。胃腸の動きなんかも悪くなるんですよ。なので、朝ごはんを食べてきてもらうのはNG🙅‍♀️。
筋肉を動かせなくなるくらいの深い眠りに入るので、目が覚めたあとはむしろ身体もしんどかったりします。
また、 自分の力では呼吸が出来なくなっちゃいます😱なので、人工呼吸のための管をお口やお鼻から入れていきます。人工呼吸の管は声を出すための声門をくぐり抜ける必要があるため、目が覚めた後は喉の違和感や痛み、というのは出てきてしまうことが多いですね。

Q4. 全身麻酔の後にすぐにご飯は食べられないの？
A. すぐには食べられません💦お水を3時間後に❣
先程のご質問への答えに近いのですが。
offモードになって、胃腸が動かなくなっていると、食べ物を上手く消化出来ません。水分に関してはだいたい3時間を目安に、固形食を食べようと思うと、5〜6時間は空ける方が良いと言われています。
また、食べることが出来る食事に関しては手術の内容によって異なりますので、担当の先生に確認してもらいながらの方が良いです🙆‍♀️

いかがでしたか？
全身麻酔について少しでも理解を深められたら幸いです。

次回は当院でも使われることの多い「局所麻酔」についてお話します。

お楽しみに！