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顔の脂肪吸引はどこまで変わる?小顔効果と限界を医師が解説

こんにちは。
先日、毎年参加している美容外科学会に参加してきた田川です。
2日間の学会では様々な発表があり、今年もとても良い刺激と学びを得ることができました。

美容外科学会に参加してきた田川医師

さて、普段の診療で変わらず多いのが「小顔になりたい」というご相談です。
今回は、その中でも人気の高い顔の脂肪吸引について、「どこまで変われるのか」「どんな人に向いているのか」というテーマでお話ししていきます。

脂肪吸引には得意な部分苦手な部分があります。

・どこに効果が出やすいのか。
・どこには効果が出にくいのか。

・そして、もっと小顔になりたい場合は何を組み合わせれば良いのか。

を中心に書いていきます。

顔の脂肪吸引で変化が出やすい場所

まず、顔の脂肪吸引で最も変化が出やすいのが顎下(フェイスライン)です。
フェイスラインをシャープに見せる、アゴ下のお肉を取って二重顎を改善させる、というのが顔の脂肪吸引の一番得意分野です。

症例写真1
症例写真1
症例写真1
症例写真1

この方も顎下の脂肪吸引のみで、フェイスラインが大きく改善しています。

その他にも、適応は注意が必要ですが、頬の高い位置にあるメーラーファットや、口横にあるジョールファットも、人によっては効果が期待できます。一方で、あまり取らない方が良いケースもあります。
そのあたりは過去ブログで解説していますので、そちらを参考にしていただければなと思います。

メーラーファットやジョールファットについては、こちらの記事で詳しく解説しています。 【症例紹介】顔の脂肪吸引 取っていい脂肪とダメな脂肪 

脂肪吸引では変化が出にくい場所

脂肪吸引ではほとんど変化が出ない場所や、積極的には吸引しない方が良い場所もあります。

一つは、骨がすぐ触れる場所。おでこの脂肪吸引とか聞いたことないですよね。

次は頬骨。頬骨の横への張り出しというのは、脂肪吸引ではほとんど変わりませんし、ちょっと危ない神経がありますので、やってはいけない場所になります。

他には頬下の部分。ここは良く脂肪を取り過ぎるとコケると言われていますが、頬コケは単純な「取り過ぎ」ではなく、どこを取ったかが重要です。頬骨直下の部分を脂肪吸引でたくさん取ってしまうと、頬コケの影が強くなり、老けた印象に見える原因の一つになります。

あとはですね。顎は脂肪がほとんどない場所になりますので、脂肪吸引で変化が出しづらいです。

最後に皮膚のたるみで厚く見えている部分です。
例えば口横のたるみがある年代やお顔つきをされている方というのは、たるみ部分のお肉を取ってくださいと言われた時に、実際に取ってしまうと、たるみが悪化する場合があります。
もちろん年齢を重ねている方でもパンっと張っていてたるみの治療もするけれど脂肪吸引もプラスすると、より相乗効果があるというタイプの方はたくさんいるので、まずはご自身がどのタイプか分からない場合は、一度ご相談いただければと思います。
ただし、皮膚のたるみそのものを脂肪吸引で改善することは難しいです。

得意な場所・苦手な場所の顔イラスト

脂肪吸引の効果を決める2つのポイント

脂肪吸引の効果を決めるのは、
「どれだけ脂肪があるか」
「その脂肪を適切に取れるか」です。

顔の脂肪吸引の結果を左右するのは、以下2つです。

・適応を正しく見極める診断力
・取るべき場所と残すべき場所を見極め手術を行える技術力

この2つが揃うことで、脂肪吸引の効果を最大限に引き出すことができます。

よくある質問

  • 患者様

  • 脂肪吸引だけでも小顔になりますか?

答えは「はい」です。
ただし、脂肪が原因で顔が大きく見えている方に限ります。

例えば、
・頬の脂肪が多い
・二重顎が気になる
・フェイスラインがぼやけている

このような方は、脂肪吸引だけでも十分な変化を出せる可能性があります。

一方で、

・エラの筋肉が発達している
・骨格の張り出しが強い
・たるみが原因で顔が大きく見えている

という場合は、脂肪吸引だけでは限界があります。
その場合は、エラボトックスや輪郭形成、たるみ治療などを組み合わせることで、さらに大きな変化を目指すことができます。

実際の症例は、こちらの記事でも紹介しています。 顔の脂肪吸引だけでここまで変わる|3つの症例で小顔効果を解説 
  • 患者様

  • 脂肪吸引で頬がこけることはありますか?

頬コケは単純に脂肪を取り過ぎた場合だけでなく、どの部分の脂肪を取ったかによっても起こります。
特に頬骨の下を過度に吸引すると、影ができて老けた印象になることがあります。そのため、取る量だけでなく取る場所を見極めることが重要です。

脂肪吸引だけで物足りない場合は?

顔の大きさは脂肪だけで決まるわけではなく、筋肉・骨格・皮膚のたるみなど、複数の要素が関係しています。
脂肪吸引で十分な変化が出る方もいますが、中には「もっと小顔になりたい」と感じる方もいます。
その場合は、顔が大きく見える原因が脂肪以外にないかを考えることが大切です。

まず覚えておいて欲しいのが、顔の厚みというのは
皮膚

脂肪

筋肉


がある、と考えると良く分かると思います。

顔の厚みについて

まず脂肪吸引で脂肪の厚みを改善しました。では、その次に顔の大きさを決めている要素は何でしょうか。

● 筋肉が原因なら「エラボトックス」

エラの張りであれば、エラボトックスで咬筋を小さくしてあげると、小顔になれます。

● 骨格が原因なら「輪郭形成(骨切り)」

骨格が原因の場合は、エラボトックスのような筋肉を小さくする治療では改善できません。その場合に検討されるのが骨切り手術です。よく輪郭3点とかVラインと呼ばれるように、頬骨、エラ部分、あとはオトガイと言って顎の部分、ここを綺麗にしてあげることで小顔で形の整った輪郭を作ることが出来ます。

● たるみが原因なら「引き締め治療」

最後に、どんなに中の脂肪が少ない、筋肉も小さい、骨も小さい、と言っても最後の皮膚が下がっていると顔が大きく四角く見えます。その時には皮膚の引き締めというのが必要になってきます。
皮膚の引き締めと言っても段階的に色々な治療があります。

ダウンタイムが少ない治療だと、レーザーや糸。糸は賛否がありますが、基本的にちゃんと糸の特徴を理解してご納得していただければ糸は有用だと思います。糸にも種類がたくさんあって、すごくマイルドなものから、結構しっかり上げるものまで様々ですので、それもご来院いただければご説明させていただきます。

あとはフェイスリフト。切って引き上げる。これも色々話すべきことは多いですけども、今回は趣旨とずれるので割愛しますね。

レーザーか糸か切るかで引き締めになる。これはたるみがある人とかは、とてつもない小顔効果を出してくれます。

まとめ|脂肪吸引で変わること・変わらないこと

脂肪吸引は、フェイスラインの改善や二重顎の解消に非常に効果的な施術です。
一方で、

・筋肉の張り
・骨格の張り出し
・皮膚のたるみ

が主な原因の場合は、脂肪吸引だけでは限界があります。
小顔効果を最大限に引き出すためには、まず「顔が大きく見える原因」を正しく診断することが重要です。

最後に

脂肪吸引は適応のある人にとってはとても効果が高い手術の一つになります。
ただ、やみくもに脂肪がある所を全部取ればいいとか、誰でも小顔になるという考えでやってしまうと失敗に繋がりやすいです。
ですので、適応をしっかり見極めて、しっかり技術のあるクリニック選びがとても重要になってきます。

脂肪吸引でどこまで変えられるのか、あるいは脂肪吸引だけでは足りない場合にどんな治療が必要なのか気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。

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