ドクター・スタッフコラム
脂肪冷却の料金相場は?1回あたりの費用・必要回数・総額の目安を医師が解説
脂肪冷却の料金は、1エリアあたり約3万〜9万円程度がひとつの目安です。ただし、脂肪冷却は「腹部1回で○円」と単純に決まるわけではありません。同じ腹部でも、脂肪のつき方や希望する範囲によって2エリア、4エリアなど複数のアプリケーターを使用することがあり、その分だけ総額も変わります。実際に複数の医療機関の公開料金を見ると、使用する機器やアプリケーターによって1エリア約3万〜9万円程度まで幅があります。
また、1回で変化を感じられるケースもありますが、希望するボディラインや脂肪量によっては複数回の施術を検討します。そのため脂肪冷却の費用を比較するときは、「1回の料金」ではなく、何エリアを何回施術する必要があるのかまで確認することが重要です。
この記事では、脂肪冷却の料金相場、必要回数、総額の考え方に加えて、効果やダウンタイム、脂肪吸引など他の痩身治療との違いまで医師の視点から解説します。
脂肪冷却の料金相場はいくら?
脂肪冷却ダイエット(クールテック)太もも 2エリア
¥112,000(税込¥123,200)※掲載当時の費用
【リスク・副作用】赤み・内出血・色素沈着・鈍痛 ※術後のフォローは、責任を持って行います。
脂肪冷却の費用を考えるとき、最初に理解しておきたいのが「1部位」と「1エリア」の違いです。
脂肪冷却は1エリア約3万〜9万円程度が目安
医療機関で行われている脂肪冷却は、1エリアあたり約3万〜9万円程度が料金の目安です。ただし、これはあくまで公開料金から見た一般的な目安であり、機器の種類、アプリケーターの大きさ、施術時間、対象部位などによって異なります。
特に注意したいのは、「1エリア=お腹全体」ではないことです。
脂肪冷却では、脂肪を冷却するアプリケーターを装着した範囲を1エリアとして料金を設定しているケースがあります。そのため、腹部全体を整えたい場合には複数エリアが必要になることがあります。
おおよその費用イメージは次の通りです。
| 施術プランの例 | 料金相場から考えた総額の目安 |
|---|---|
| 1エリア×1回 | 約3万〜9万円 |
| 2エリア×1回 | 約6万〜18万円 |
| 2エリア×2回 | 約12万〜36万円 |
| 4エリア×1回 | 約12万〜36万円 |
| 4エリア×2回 | 約24万〜72万円 |
実際には複数エリアのセット価格やモニター料金などが設定されている場合もあるため、単純に「1エリア料金×エリア数」にならないこともあります。
「1部位○円」だけでは総額を比較しにくい
脂肪冷却の料金を比較する際は、「二の腕○円」「腹部○円」といった表示だけを見るのではなく、次の点を確認すると総額を把握しやすくなります。
- 料金は1部位単位か、1エリア単位か
- 左右で2エリアとして計算されるか
- 腹部全体に何エリア必要なのか
- 大きなアプリケーターでは料金が変わるか
- 1回で施術するエリア数
- 何回程度の施術が想定されているか
- 診察料などが別途必要か
- 表示価格が税込か
特に腹部、腰、太ももなど広い範囲では、必要なエリア数によって数万円から数十万円単位で総額が変わることがあります。
恵聖会クリニックの料金はこちら必要なエリア数は脂肪量や体型、希望する仕上がりによって異なります。
料金だけを先に決めるのではなく、診察で治療範囲を確認したうえで施術プランを考えることが大切です。
脂肪冷却とは?切らずに皮下脂肪を減らす治療
脂肪冷却とは、皮下脂肪を一定の低温で冷却し、脂肪細胞にダメージを与えることで、局所的な脂肪減少を目指す医療痩身です。
脂肪細胞が冷却に弱い性質を利用する
脂肪冷却では、専用のアプリケーターで皮下脂肪を冷却します。
冷却によって脂肪細胞にアポトーシスと呼ばれる細胞死が起こり、その後、炎症反応などを経ながら徐々に処理されていきます。その結果、施術した範囲の皮下脂肪が減少していく仕組みです。
医学研究でも、脂肪冷却によって局所的な皮下脂肪の厚みや周径が減少することが報告されています。
脂肪冷却は体重を大幅に落とす治療ではない
脂肪冷却は「痩せる治療」と表現されることがありますが、主な目的は体重減少ではなく、部分的なボディラインの改善です。
そのため、
- 下腹だけ脂肪が残る
- 腰まわりをすっきりさせたい
- 太ももの一部分が気になる
- 運動や食事管理をしても落ちにくい部分がある
といった、局所的な皮下脂肪が気になる方に向いています。
内臓脂肪を減らしたり、大幅な減量をしたりする治療ではありません。
脂肪冷却は何回必要?総額を左右するポイント
「脂肪冷却は何回受ければいいですか?」という疑問は、料金を考えるうえでも重要です。
1回で終了するケースもあれば複数回必要なこともある
脂肪冷却は、必ず何回受けなければならないと決まっている治療ではありません。
比較的小さな範囲で、求める変化が大きくない場合には1回で経過を見ることもあります。一方、脂肪量が多い場合や、さらにラインを整えたい場合には2回以上の施術を検討することがあります。
ただし、必要回数は使用する機器や治療範囲、希望する変化によって異なるため、一律には決められません。
効果判定を急ぎすぎないことも大切
脂肪冷却は施術直後に脂肪がなくなる治療ではありません。
冷却された脂肪細胞が徐々に処理されるため、ボディラインの変化が現れるまでには時間が必要です。研究では、治療後2〜3ヶ月程度かけて脂肪組織の変化が進むことが報告されています。
そのため、施術直後に「効果がない」と判断して次々に追加するのではなく、適切な期間を置いて経過を見ることも重要です。
脂肪冷却後のダウンタイム・症状・リスク
脂肪冷却は切開を伴わないため、脂肪吸引と比較するとダウンタイムを抑えやすい治療です。ただし、何も起こらないわけではありません。
施術後に起こりやすい症状
施術後には、冷却や吸引の影響によって次のような症状が起こることがあります。
- 赤み
- 腫れ
- 内出血
- 鈍痛や圧痛
- ヒリヒリ感
- しびれ
- 感覚の鈍さ
- 一時的な皮膚の違和感
多くは一時的ですが、症状の程度や続く期間には個人差があります。FDAも脂肪冷却後の一時的な赤み、腫れ、内出血、痛み、感覚変化などを挙げています。
まれに起こる合併症について
脂肪冷却では、頻度は高くありませんが、凍傷や神経症状などが起こる場合があります。
また、まれに施術部位の脂肪が減少せず、かえって増大する「逆説的脂肪過形成(PAH)」が報告されています。施術から数ヶ月後に現れることがあり、改善には外科的な治療が必要になる場合もあります。
当院では、こうしたリスクも含め、施術前に十分な説明を行っています。
脂肪冷却後の過ごし方
脂肪冷却は日常生活への影響が比較的小さい治療ですが、施術部位に痛みや違和感がある間は強く刺激しないようにします。
また、脂肪冷却を受けても生活習慣による体重増加を防げるわけではありません。体重そのものを管理するためには、食事や運動などを継続することも重要です。
脂肪冷却と脂肪吸引・脂肪溶解注射などの違い
脂肪を減らす治療には複数の選択肢があります。「安い治療が良い」「切らない治療が良い」と料金や施術方法だけで決めるのではなく、求める変化に合わせて選ぶことが重要です。
| 治療 | 主な方法 | 変化の大きさ | ダウンタイム | 費用の考え方 | 向いている方 |
|---|---|---|---|---|---|
| 脂肪冷却 | 脂肪を冷却して減少させる | 緩やか | 比較的少ない | エリア数と回数で決まる | 切らずに部分痩せしたい |
| 脂肪溶解注射 | 薬剤を脂肪層へ注入 | 緩やか | 腫れ・痛みなど | 使用量と回数で変わる | 狭い範囲を調整したい |
| HIFUによる痩身 | 超音波エネルギーを利用 | 緩やか | 比較的少ない | サイト数・範囲で変わる | 切らずに部分的な脂肪を減らしたい |
| 脂肪吸引 | カニューレで脂肪を直接除去 | 大きな変化を出しやすい | 腫れ・むくみ・内出血・拘縮など | 部位と麻酔などで変わる | より大きなボディライン変化を求める |
特に脂肪吸引と脂肪冷却では、期待できる変化とダウンタイムが大きく異なります。
脂肪冷却は切開を伴わない一方、広い範囲を何度も治療すると総額が大きくなる場合があります。一方、脂肪吸引は1回あたりの費用と身体への負担は大きくなりやすいものの、脂肪を直接取り除けるため、より大きな変化を希望する場合には適しています。
「脂肪冷却の方が必ず安い」とは限らない点が重要です。
脂肪冷却のメリット・デメリット
脂肪冷却のメリット
脂肪冷却の主なメリットは次の通りです。
- 切開を伴わない
- 局所的な皮下脂肪を狙える
- 脂肪吸引よりダウンタイムを抑えやすい
- 日常生活への影響を抑えながら治療しやすい
- 脂肪細胞そのものを減らすことを目的とした治療である
- 腹部や腰、太ももなど部分的な脂肪に対応できる
「体重を何kgも落としたい」のではなく、「下腹だけ」「腰まわりだけ」といった部分痩せを希望する方に適した選択肢です。
脂肪冷却のデメリット
一方、次のようなデメリットがあります。
- 変化が現れるまで時間がかかる
- 1回で希望する仕上がりになるとは限らない
- 広い範囲では複数エリア分の費用が必要
- 複数回行うと総額が高くなる場合がある
- 脂肪吸引ほど大きな変化には向かない
- 内臓脂肪や大幅な体重減少には適さない
- 赤み、内出血、痛み、感覚変化などが起こることがある
- 稀に逆説的脂肪過形成などの合併症が起こる可能性がある
料金だけでなく、「その費用をかけて希望する変化が得られそうか」を考えることが重要です。
恵聖会クリニックが脂肪冷却で選ばれる理由とポリシー
脂肪冷却では、安さだけでなく、適切な治療範囲を判断できることや、脂肪冷却以外の選択肢も含めて提案できることが重要です。
2000年の開院から27年、痩身治療の経験を治療選択に活かしています
恵聖会クリニックは2000年に開院し、2026年で27年目を迎えました。
長年にわたり美容医療に携わり、部分痩せを希望する方だけでなく、大きなボディラインの変化を希望する方までさまざまな悩みを診てきました。その経験を、脂肪冷却が適しているのか、それとも別の治療を検討した方がよいのかという判断にも活かしています。
脂肪の量と希望する変化に合わせて治療をご提案します
同じ「お腹の脂肪が気になる」という悩みでも、脂肪の厚み、ついている位置、皮膚の状態、体型、希望する変化は異なります。
当院では診察で状態を確認し、脂肪冷却のエリア数だけを機械的に決めるのではなく、一人ひとりに合った方法をご提案します。
脂肪冷却のほか、HIFUを利用したリポセルや脂肪吸引など複数の選択肢があるため、切らないことを優先するのか、変化の大きさを優先するのかによって治療を使い分けます。
なお、当院の脂肪吸引は2025年12月31日時点で4,760件の症例実績があります。これは脂肪冷却の症例数ではありませんが、さまざまな脂肪のつき方やボディラインを診てきた経験を、痩身治療全体の選択に活かしています。
ダウンタイムまで含めて、治療の一部と考えています
恵聖会クリニックでは、脂肪が減ったかどうかだけでなく、施術後の期間を安心して過ごしていただくことまで含めて治療だと考えています。
脂肪冷却では、赤み、内出血、鈍痛、しびれなどが起こることがあるため、施術前に予想される経過をご説明します。施術後に不安な症状があればご相談いただき、通常の経過と考えられる場合は今後の見通しをご説明します。
一方、通常とは異なる痛みや皮膚変化などが疑われる場合には、速やかに医師が状態を確認します。2000年の開院以来27年にわたり培ってきた経験を活かし、施術前から施術後の経過まで一貫してサポートしています。
必要性のない高額施術へのアップセルは行いません
脂肪冷却はエリア数を増やすほど料金も高くなります。だからこそ当院では、ホームページに記載のない高額な施術料金を突然提示するようなアップセルは行いません。
「高度な美容医療を適正価格でご提供する」という方針のもと、必要な治療範囲を診察したうえでご提案します。
効果だけでなく費用や限界も説明し、無理・強引な勧誘はしません
脂肪冷却には、切らずに部分痩せを目指せるメリットがある一方、脂肪吸引ほど大きな変化には向かないという限界もあります。
当院では、期待できる効果だけをお伝えするのではなく、必要回数、費用、ダウンタイム、リスクについても説明し、患者様ご自身が理解・納得したうえで選択していただくことを大切にしています。希望されていない治療を無理・強引に勧めることはありません。
施術後も相談できるアフターフォローを大切にしています
美容医療は、施術を受けたら終わりではありません。
脂肪冷却では変化が徐々に現れるため、「どの程度変わったのか」「もう一度行った方がよいのか」と迷うこともあります。当院では施術後の気になる変化や今後の治療についても相談に対応し、必要に応じて医師が状態を確認します。
追加施術を前提にするのではなく、経過を見たうえで必要性を判断します。
ご家族やご友人からの紹介で来院される方も多くいらっしゃいます
恵聖会クリニックでは、毎月、ご家族やご友人などからの紹介をきっかけに来院される患者様が多くいらっしゃいます。
効果だけを追うのではなく、必要な治療と必要でない治療を見極め、費用やリスクも含めて誠実に説明することを積み重ねてきた結果の一つだと考えています。
大阪公立大学 大学院医学研究科 形成外科学教室と連携しています
恵聖会クリニックは、大阪公立大学 大学院医学研究科 形成外科学教室と連携し、保険診療における形成外科治療領域の技術的向上を目指しています。
美容医療においても、見た目の変化だけではなく、解剖学や医学的な安全性を踏まえて治療を考える姿勢を大切にしています。
脂肪冷却の料金についてよくある質問
Q1. 脂肪冷却の費用はいくらですか?
医療機関の公開料金を見ると、1エリアあたり約3万〜9万円程度がひとつの目安です。ただし、使用する機器やアプリケーター、必要エリア数によって変わります。
恵聖会クリニックの料金はこちらQ2. 脂肪冷却は1回だけでも効果がありますか?
1回の施術で変化が見られる場合もあります。
ただし、脂肪量や治療範囲、希望する仕上がりによっては複数回必要になることがあります。最初から回数だけを決めるのではなく、施術後の経過を確認しながら判断することが大切です。
Q3. 脂肪冷却は何回くらい受ける必要がありますか?
必要回数には個人差があります。1回で経過を見るケースもあれば、同じ部分を2回以上施術することもあります。
複数回受ける場合は、脂肪が変化するまでの時間も考慮し、適切な間隔を空けて判断します。
Q4. 「1エリア」と「1部位」は同じですか?
必ずしも同じではありません。
例えば「腹部」という1部位でも、実際には複数のアプリケーターを使用し、2エリア以上として計算される場合があります。料金を確認するときは、希望する範囲に何エリア必要なのかまで確認してください。
Q5. 脂肪冷却は保険適用になりますか?
美容目的の脂肪冷却は自由診療であり、基本的に健康保険は適用されません。
そのため、料金体系は医療機関や使用する機器によって異なります。
Q6. 脂肪冷却を何回もするなら脂肪吸引の方が安いですか?
治療範囲によってはその可能性があります。
脂肪冷却は1回あたりの身体的負担を抑えやすい一方、広い範囲を複数回治療すると総額が大きくなる場合があります。脂肪吸引は初回の費用やダウンタイムが大きくなりやすいものの、大きな変化を希望する方には適している場合があります。
費用だけでなく、希望する変化とダウンタイムを含めて比較することが大切です。
Q7. 脂肪冷却を受けると体重も減りますか?
脂肪冷却は大幅な体重減少を目的とした治療ではありません。
主な目的は局所的な皮下脂肪を減らし、ボディラインを整えることです。体重そのものを減らしたい場合には、食事や運動を含めた体重管理を考える必要があります。
Q8. 安い脂肪冷却を選んでも問題ありませんか?
料金だけでは治療の良し悪しを判断できません。
使用する機器、治療範囲、1エリアの定義、必要回数、医師による適応判断、施術後のフォローまで確認したうえで比較することが重要です。
「1回○円」が安くても、必要エリア数が多ければ総額が高くなる場合があります。
まとめ|脂肪冷却は「1回の料金」よりエリア数と総額で比較することが大切
脂肪冷却の料金は、1エリアあたり約3万〜9万円程度がひとつの目安です。ただし、実際の総額は施術する部位、必要なエリア数、アプリケーターの種類、施術回数によって変わります。
特に重要なのは、「脂肪冷却1回○円」という数字だけで比較しないことです。
腹部など広い部位では複数エリアが必要になることがあり、さらに2回、3回と施術を重ねれば総額も増えます。そのため、診察では「希望する部分を整えるために何エリア必要なのか」「何回程度を想定するのか」「総額はいくらになりそうか」まで確認しておくことをおすすめします。
脂肪冷却は、切開をせず、ダウンタイムを抑えながら部分的な皮下脂肪を減らしたい方に適した治療です。一方、大幅な減量を目的とする治療ではなく、求める変化によっては脂肪吸引や他の痩身治療の方が適している場合もあります。
脂肪冷却について詳しく見る
監修医情報
- 医師名
- 小西 奈津子
- 略歴
-
2000年 近畿大学医学部卒業
以降、大学病院および某美容クリニックで研鑽を積んだ後、院長に就任。
2021年 恵聖会クリニック入職
- 所属学会
- 日本美容皮膚科学会
日本美容外科学会(JSAS)
- 資格
- ボトックスVST認定医
ジュビダームVST認定医
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