ドクター・スタッフコラム
ミラドライでワキガは再発する?汗腺の仕組み・ニオイが戻る原因を医師が解説
ミラドライで破壊された汗腺は基本的に再生しないため、ワキガのニオイを長期的に軽減する効果が期待できます。しかし、施術後にニオイが再び気になることはあり、「完全に再発しない」「一度の施術で必ずニオイがなくなる」とは言い切れません。
その理由は、ミラドライによってすべての汗腺を破壊できるわけではないためです。施術後に残った汗腺が働き続けることで、時間の経過とともに汗やニオイが気になる場合があります。
ミラドライは、マイクロ波の熱エネルギーを利用して汗腺に作用する治療です。皮膚を切開せず、ワキガのニオイや脇汗を軽減できることから、手術に抵抗がある方にも選ばれています。
一方で、ニオイが戻ったように感じる原因は、必ずしも汗腺の再生ではありません。施術直後の一時的な変化、残存する汗腺の働き、皮膚の細菌環境など、複数の要因が関係します。
この記事では、ミラドライでワキガが再発する仕組み、医学論文からわかる長期的な効果、ニオイが戻った場合の対処法、再照射や手術との違いについて詳しく解説します。
ミラドライでワキガは再発する?まず知っておきたい結論
ミラドライで破壊した汗腺は基本的に再生しない
ミラドライは、マイクロ波によって汗腺を熱変性・破壊する治療です。ワキガの主な原因となるアポクリン汗腺と、発汗に関わるエクリン汗腺に作用し、汗の量やニオイを軽減します。
適切に破壊された汗腺は基本的に再生しないため、ミラドライの効果は長期間持続すると考えられています。これは、一定期間だけ汗腺の働きを抑えるボトックス注射などとの大きな違いです。
しかし、ミラドライは脇に存在するすべての汗腺を完全に除去する治療ではありません。熱エネルギーが十分に作用しなかった汗腺や、治療範囲外に残った汗腺は、その後も汗を分泌します。
そのため、ニオイの軽減効果が長く続いていても、ワキガ特有のニオイが完全になくなるとは限りません。
「ワキガの再発」と「ニオイの残存」は異なる
ミラドライ施術後にニオイが気になった場合、次の3つを区別する必要があります。
- ニオイの残存:施術で破壊されなかった汗腺が働き続け、ニオイが残っている状態
- ニオイの再増加:一度軽減したニオイが、時間の経過とともに再び強く感じられる状態
- ワキガ以外のニオイ:皮膚の細菌、汗、衣類などの影響によって発生するニオイ
一般的に「ミラドライを受けたのにワキガが再発した」と表現される状態には、これらが混在しています。
特に重要なのは、ニオイが戻ったことと、破壊した汗腺が再生したことは同じ意味ではないという点です。再治療を検討する際には、まずニオイの原因を確認する必要があります。
ミラドライの効果は何年続く?医学論文からわかる長期的な効果
ミラドライの長期的な効果については、複数の医学研究が報告されています。
2026年に医学誌『Aesthetic Plastic Surgery』に掲載された研究では、重度の原発性腋窩多汗症患者103人を対象に、ミラドライによる1回または2回の治療後の経過を調査しています。
施術から3年後の調査に回答した45人のうち39人(86.6%)は、発汗症状の重症度を示すHDSSが1または2となり、日常生活への支障が比較的少ない状態でした。
※ HDSS:Hyperhidrosis Disease Severity Scale:多汗症疾患重症度評価尺度)
発汗症状の程度と日常生活への影響を1〜4の4段階で評価する指標であり、数値が高いほど、発汗による日常生活への影響が大きいことを意味する。
一方、効果が十分でなかった方や、経過中に発汗症状が再び強くなった方も確認されています。
この研究は、ミラドライの発汗抑制効果が3年後も維持される患者様がいることを示しています。
また、2021年に発表された長期追跡研究では、平均38ヶ月の経過観察において、回答者18人の67%がニオイの軽減を報告しました。
これらの研究から、ミラドライによる発汗やニオイの改善は数年単位で持続することが確認されています。
一方で、発汗量とワキガのニオイは異なる評価項目です。発汗に関する長期研究の結果を、そのままワキガの再発率と解釈することはできません。
現時点では、すべての患者様について生涯にわたりワキガが再発しないと証明できるだけの研究データはありません。
ミラドライとは?ワキガを改善する仕組み
ミラドライはマイクロ波で汗腺に作用する治療
ミラドライは、マイクロ波を利用して脇の汗腺を熱破壊する医療機器です。皮膚表面を冷却・保護しながら、汗腺が分布する皮膚の深い部分に熱エネルギーを作用させます。
皮膚を切開する必要がないため、手術による傷跡を避けたい方にとって選択肢の一つになります。
ミラドライの製造元は、米国FDAにおいて脇汗・脇のニオイの軽減などを目的とした使用についてクリアランスを取得していると公表しています。
なお、日本国内では重度の原発性腋窩多汗症に対する治療機器として承認されており、ワキガのニオイ改善に関する国内の承認範囲とは区別して理解する必要があります。
ミラドライについて詳しく見るワキガの原因となるアポクリン汗腺
脇には主に2種類の汗腺が存在します。
| 汗腺の種類 | 主な役割・特徴 | ワキガとの関係 |
|---|---|---|
| アポクリン汗腺 | 毛包に開口し、脂質やタンパク質などを含む分泌物を出す | ワキガ特有のニオイに大きく関係する |
| エクリン汗腺 | 体温調節のために水分を多く含む汗を出す | 主に汗の量に関係し、皮膚環境を通じてニオイにも影響する |
ワキガは、アポクリン汗腺から分泌された成分が、皮膚に存在する細菌によって分解されることで特徴的なニオイが生じる状態です。
そのため、汗をかくこと自体がワキガの直接的な原因ではありません。
エクリン汗腺から出る汗は主に水分ですが、汗によって脇が湿ると、皮膚の細菌が活動しやすい環境になることもあります。
ミラドライは両方の汗腺に作用するため、ワキガと多汗症の両方に悩んでいる方にも適した治療になり得ます。
汗腺を100%破壊できない理由
ミラドライで汗腺を完全に除去できない理由には、汗腺の分布や解剖学的な個人差が関係します。
汗腺は皮膚の内部に均一に存在しているわけではありません。汗腺の深さや密度、分布する範囲には個人差があります。
さらに、施術では皮膚や周囲の組織への熱損傷を防ぐ必要があります。
熱エネルギーを強くすれば、必ず安全かつ十分に汗腺を破壊できるというものではありません。皮膚の厚さ、皮下脂肪の状態、神経などの位置を考慮し、安全性に配慮しながら照射することが重要です。
その結果、一部の汗腺が残る場合があります。
ミラドライ後にワキガのニオイが戻る5つの原因
1. 破壊されずに残った汗腺が働いている
ニオイが残る原因として考えられるのが、施術後も機能しているアポクリン汗腺の存在です。
ミラドライで汗腺の一部が破壊されても、残った汗腺からは分泌物が出続けます。施術前よりニオイが軽減していても、運動時や緊張したときなどにニオイが気になる場合があります。
この状態は、厳密には汗腺が再生したことによる再発ではなく、残存する汗腺の働きによるものです。
2. 施術直後の炎症や腫れが落ち着いた
ミラドライの施術直後は、熱エネルギーによる炎症や腫れなどが生じます。
こうした変化がある期間は、脇の発汗状態やニオイの感じ方が一時的に変わる場合があります。
その後、腫れが落ち着き、残存する汗腺の働きが表面化することで、施術直後より汗やニオイを感じる可能性があります。
これは必ずしも治療効果が失われたことを意味しません。施術直後の状態だけで最終的な効果を判断せず、炎症が落ち着いた段階で経過を確認する必要があります。
3. 汗腺の分布や照射範囲に個人差がある
アポクリン汗腺の分布には個人差があり、ニオイの原因となる汗腺が存在する範囲も一定ではありません。
ミラドライでは、診察によって確認した範囲を中心に施術します。
そのため、治療範囲の外側や、熱エネルギーが十分に作用しなかった深さに汗腺が残っている可能性があります。
ニオイが特定の場所から発生していると感じる場合には、残存する汗腺の分布を含めて原因を検討します。
4. ホルモンや発汗量の変化によってニオイが目立つ
アポクリン汗腺の働きには、思春期以降のホルモン環境などが関係します。
また、発汗量は気温、運動、精神的な緊張、体調などによって変化します。
ミラドライ後に汗腺が残っている場合、発汗量が増えたり、皮膚の状態が変わったりすることで、ニオイが以前より強く感じられる可能性があります。
ただし、ホルモンの変化によって破壊された汗腺が再生するという意味ではありません。
5. ワキガ以外のニオイが発生している
脇のニオイは、すべてがアポクリン汗腺によるワキガとは限りません。
例えば、次のような要因が関係します。
- 汗と皮膚の細菌による一般的な汗臭さ
- 衣類に残った皮脂や細菌によるニオイ
- 皮膚炎や感染症に伴うニオイの変化
- 発汗量の増加に伴う蒸れ
- 制汗剤やスキンケア製品による皮膚環境の変化
特に、衣類に残ったニオイを施術後のワキガの再発と感じることも考えられます。
皮膚に炎症や赤み、分泌物などがある場合には、ワキガ以外の皮膚疾患も確認する必要があります。
ミラドライの効果が戻ったと感じるのはいつ?経過の目安
ミラドライ後の汗やニオイの変化には個人差があります。
特に施術直後から数ヶ月は、治療部位の炎症や腫れが落ち着いていく期間です。短期間の変化だけで再発を判断することは適切ではありません。
| 施術後の時期 | 主な経過と確認するポイント |
|---|---|
| 当日〜数日 | 腫れ、熱感、痛みが生じやすい時期。汗やニオイの変化も感じられる |
| 1週間〜1ヶ月 | 腫れや痛みが徐々に軽減。しこりや違和感が残る場合もある |
| 1〜3ヶ月 | 炎症が落ち着き、汗やニオイの軽減状態を確認しやすくなる |
| 3〜6ヶ月 | 残存する汗腺の働きや、ニオイの改善程度について評価する目安になる |
| 6ヶ月以降 | 効果の持続状況を確認。ニオイが再び気になる場合は原因を調べる |
これらは一般的な経過の目安であり、全員が同じ時期に変化するわけではありません。
特に、数ヶ月経過しても腫れや痛みが強い場合は、通常の経過として放置せず、医師の診察を受けることが大切です。
ミラドライの施術後、何ヶ月で効果が安定する?
ミラドライの効果は施術直後から感じられることがありますが、最終的な改善程度は腫れや炎症が落ち着いてから評価することが重要です。
一般的には1〜3ヶ月程度で経過を確認し、必要に応じてさらに時間を置いて評価します。
この間に多少の汗やニオイを感じたとしても、それだけで治療失敗とは判断できません。
ミラドライのダウンタイム・副作用・リスク
施術後に起こりやすい症状
ミラドライは皮膚を大きく切開しない治療ですが、ダウンタイムがないわけではありません。
主に次の症状が見られます。
- 腫れ・むくみ:施術部位や周囲に発生し、数日から数週間続く場合がある
- 痛み・圧痛:脇を動かしたり触れたりしたときに痛みを感じる
- 赤み・内出血:照射や麻酔の影響によって生じる
- しこり・硬さ:治療部位の組織反応によって生じ、数ヶ月残る場合がある
- しびれ・感覚の変化:脇や上腕の感覚が一時的に鈍くなる
製造元の機器マニュアルでも、こうした症状が副作用として記載されています。
多くは時間の経過とともに改善しますが、症状が長引く場合には診察が必要です。
まれに起こる重い副作用
頻度は高くありませんが、ミラドライには熱傷、水疱、感染、膿瘍、神経障害などのリスクもあります。
特に注意したいのは、腕や指に広がる強いしびれ、筋力低下、通常より強い痛みなどです。
施術後に次のような症状があれば、速やかに医療機関へ連絡してください。
- 痛みや腫れが急激に強くなる
- 水疱や皮膚のただれが生じる
- 発熱や膿など感染を疑う症状がある
- 腕や手指に強いしびれ、動かしにくさが出る
ダウンタイムを軽減するためのアフターケア
施術後は、医師から説明された方法で脇を冷却し、患部への刺激を避けます。
特に施術当日は、脇を強くこすることや、過度に温める行動を控えることが大切です。
激しい運動や長時間の入浴、サウナなどは、施術後の状態に応じて医師から許可が出るまで避けてください。
また、制汗剤やデオドラント製品の使用再開時期についても、皮膚の状態を確認しながら判断します。
しこりが気になる場合でも、自己判断で強くマッサージすることは避けましょう。
ミラドライでワキガが再発した場合の対処法
まずは本当にワキガが再発しているか確認する
施術後にニオイが再び気になった場合、すぐに再照射を受ける必要があるとは限りません。
最初に確認したいのは、ニオイの原因と施術前後の変化です。
具体的には、次のポイントを整理すると診察時に役立ちます。
- 施術から何ヶ月経過しているか
- 施術前と比べてニオイはどの程度減っているか
- 運動時や緊張時など、特定の場面でのみ気になるか
- ニオイとともに汗の量も増えているか
- 脇の皮膚に炎症や異常がないか
客観的なニオイの評価が必要な場合は、医師による診察に加え、必要に応じて臭気の確認などを行います。
追加のミラドライ照射を検討する
残存する汗腺によって汗やニオイが気になる場合、追加照射が選択肢になることがあります。
1回目で十分な効果が得られなかった場合でも、2回目の施術によって改善が期待できる可能性があります。
実際に、ミラドライの長期研究でも、効果が不十分だった患者に対して追加治療が行われています。
しかし、すべての方に2回目の施術が必要というわけではありません。
再照射では、初回施術による組織の変化や、皮膚の厚さ、残っている症状などを確認する必要があります。
熱傷や神経障害などのリスクも考慮し、追加治療の適応を慎重に判断します。
再照射以外の治療方法を検討する
ニオイの原因や程度によっては、ミラドライ以外の治療が適する場合もあります。
例えば、汗の量が主な悩みであれば、外用薬やボトックス注射などが選択肢になります。
一方、ワキガ特有のニオイが強く、汗腺への直接的な治療が必要と判断される場合には、剪除法などの手術も検討します。
大切なのは、すでにミラドライを受けているからといって、次の治療も必ずミラドライにする必要はないということです。
ミラドライと他のワキガ治療の違いを比較
ワキガ治療には、ミラドライ以外にも複数の方法があります。
治療ごとに、汗腺への作用、効果の持続性、ダウンタイムなどが異なります。
| 治療方法 | 主な仕組み | 効果の持続性 | 特徴・注意点 |
|---|---|---|---|
| ミラドライ | マイクロ波で汗腺を熱破壊 | 長期的な効果が期待できる | 大きな切開は不要。残存汗腺によりニオイが残る可能性がある |
| 剪除法(皮弁法) | 皮膚を切開してアポクリン汗腺を直接除去 | 長期的な効果が期待できる | ワキガへの直接的な治療。傷跡や術後の固定が必要 |
| 吸引法・掻爬法 | 器具で汗腺を吸引・掻き取る | 長期的な効果が期待できる | 除去できる汗腺の量に差がある |
| ボトックス注射 | 神経からの刺激を抑えて発汗を減らす | 一時的。一般に数ヶ月 | 多汗症に適する。汗腺を破壊する治療ではない |
| 外用薬・制汗剤 | 汗の分泌を抑える、または汗を減らす | 使用している間 | 軽度の症状や日常的な汗対策に適する |
ミラドライと剪除法はどちらが効果的?
ワキガ特有のニオイを長期的に改善したい場合、ミラドライと剪除法はどちらも選択肢になります。
ミラドライのメリットは、皮膚を切開せずに汗腺へ作用できることです。
一方、剪除法は皮膚を切開して汗腺を直接確認・除去する方法であり、ワキガの原因となるアポクリン汗腺に対して直接的な処置を行えます。
ただし、剪除法でもすべての汗腺を完全に取り除けるわけではなく、傷跡や血腫、皮膚壊死などのリスクがあります。
2024年に公表された比較研究では、ミラドライと吸引掻爬法の両群において、6ヶ月後と12ヶ月後の発汗症状およびニオイの改善が確認されました。なお、39人を対象とした比較的小規模な後ろ向き研究であり、長期的な優劣を断定するものではありません。
治療方法を選ぶ際は、症状の程度だけでなく、傷跡への希望、ダウンタイム、費用などを含めて判断することが大切です。
ミラドライとボトックス注射の違い
ボトックス注射は、汗を出す神経の働きを一時的に抑える治療です。
エクリン汗腺からの発汗量を減らすことが主な目的であり、ワキガの原因となるアポクリン汗腺を直接破壊するわけではありません。
そのため、脇汗の多さが中心の悩みなのか、ワキガ特有のニオイが中心なのかによって、適する治療は変わります。
一時的な汗の抑制を希望する場合はボトックス注射、長期的な汗腺への作用を希望する場合はミラドライなどを検討します。
ミラドライのメリット・デメリット
ミラドライのメリット
ミラドライの主なメリットは次のとおりです。
- 長期的な効果が期待できる:汗腺自体を熱破壊するため、一定期間だけ発汗を抑える治療とは作用が異なる
- 皮膚を切開しない:手術による大きな切開創を避けられる。
- 汗とニオイの両方に作用する:アポクリン汗腺とエクリン汗腺に作用する
- 傷跡が目立ちにくい:切開を伴う手術と比較して、皮膚表面に大きな傷を作らない
- 日常生活への復帰を比較的早く目指せる:切開手術のような広範囲の術後固定を必要としない
汗やニオイを長期的に軽減したいものの、皮膚を切開する手術には抵抗がある方に向いている治療です。
ミラドライのデメリット
一方で、次のようなデメリットもあります。
- すべての汗腺を完全に破壊できるわけではない
- ニオイや発汗が残る場合がある
- 追加照射が必要になる可能性がある
- 腫れ、痛み、しこり、感覚の変化などが生じる
- まれに熱傷や神経障害などの重い副作用がある
- 自由診療の場合は費用負担が大きくなる
特に「ワキガのニオイを完全になくしたい」という希望がある場合には、効果の限界について理解する必要があります。
ミラドライは長期的な改善を目指せる治療ですが、ニオイが完全にゼロになることを保証するものではありません。
ミラドライが向いている人・向いていない人
ミラドライは、脇汗やニオイを長期的に軽減したい方や、大きな切開を避けたい方に適した選択肢です。
一方で、重度のワキガがあり、汗腺の直接除去を重視する方には、手術を含めた比較が必要です。
また、過去の脇の手術歴、皮膚の状態、医療機器の植込みなどによって、施術の可否や安全性の確認が必要になる場合があります。
自分に合った治療方法を知るには、医師の診察でワキガの程度や発汗の状態を確認することが重要です。
恵聖会クリニックがワキガ・多汗症治療で選ばれる理由とポリシー
ワキガや多汗症の治療では、汗やニオイの程度を正しく確認し、症状に合わせた治療方法を選択することが重要です。
恵聖会クリニックでは、治療効果だけでなく、施術後の経過や患者様のご希望も大切にしながら、無理のない治療をご提案しています。
2000年開院、27年にわたる経験とワキガ・多汗症の症例実績
恵聖会クリニックは2000年に開院し、2026年で27年目を迎えました。
ワキガ・多汗症治療の症例実績は7,596件(2025年12月31日時点)
これまでさまざまな症状やお悩みに対応してきた経験を活かし、ニオイの程度や発汗の状態、患者様のご希望を踏まえた治療選択を大切にしています。
一人ひとりの症状に合わせた治療をご提案
ワキガの程度や汗の量、治療に求める効果は患者様によって異なります。
当院では、診察で症状を確認し、ミラドライなどの機器による治療、注射、外科的治療を含め、適切な方法を検討します。
汗の量が主な悩みなのか、ワキガ特有のニオイを改善したいのかを区別し、全員に同じ治療を勧めることはありません。
ダウンタイムまで含めて治療の一部と考える
当院では、仕上がりだけでなく、患者様がダウンタイムを安心して過ごせることも治療の大切な一部と考えています。
施術前には、腫れ、痛み、しこり、感覚の変化などの見通しを説明します。施術後もご不安やご相談に対応し、通常の経過であれば今後の回復についてご案内します。
通常とは異なる症状が疑われる場合は、速やかに医師が診察します。2000年の開院以来27年にわたって培ってきた経験を活かし、施術前から術後経過まで一貫したサポートを大切にしています。
不要な高額施術へのアップセルを行わない
恵聖会クリニックでは、「高度な美容医療を適正価格でご提供する」という方針を大切にしています。
ホームページに記載のない高額な施術料金を突然提示したり、必要性が確認できない追加施術へ誘導したりするアップセルは行いません。
ワキガの再治療についても、症状を確認したうえで、追加治療の必要性や費用をご説明します。
無理・強引な勧誘をしない
当院では、治療のメリットだけでなく、効果の限界、リスク、ダウンタイム、費用についても丁寧に説明することを心がけています。
ミラドライの追加照射や外科的治療を希望される場合も、必要性を確認し、患者様が十分に理解・納得されたうえで治療方法を選択できることを大切にしています。
希望されない施術を無理に勧めることはありません。
施術後も継続して支えるアフターフォロー
美容医療は、施術を受けたら終わりではありません。
当院では、施術後の症状や気になる変化についてもご相談を受け付け、必要に応じて医師が状態を確認します。
ワキガ治療では、施術後しばらく経ってから汗やニオイが気になる場合もあるため、その時点の症状に合わせて今後の対応を検討します。
ご家族やご友人からのご紹介を大切に
恵聖会クリニックでは、毎月多くの患者様が、ご家族やご友人などからのご紹介で来院されています。
当院が大切にしているのは、すべての患者様に誠実な美容医療を提供することです。
治療の必要性を丁寧に判断し、施術後まで責任を持って対応する姿勢を積み重ねることが、患者様からの信頼やご紹介につながっていると考えています。
形成外科領域への取り組みと医療体制
恵聖会クリニックは、大阪公立大学 大学院医学研究科 形成外科学教室と連携し、保険診療における形成外科治療領域の技術的向上を目指しています。
ワキガの外科的治療では、皮膚や皮下組織、血管、神経などの解剖学的知識と術後管理が重要です。
当院では、クリニック全体として形成外科領域への取り組みを重視し、患者様に適切な医療を提供できる体制づくりに努めています。
ミラドライの再発に関するよくある質問
Q1. ミラドライを受けてもワキガは再発しますか?
ミラドライで破壊された汗腺は基本的に再生しませんが、残った汗腺によってニオイが再び気になる場合があります。
そのため、一度の施術で必ずワキガが完全になくなるわけではありません。ニオイが戻った場合には、残存汗腺や皮膚の状態などを確認する必要があります。
Q2. ミラドライで破壊された汗腺は何年後かに復活しますか?
適切に破壊された汗腺は基本的に再生しないと考えられています。
数年後に汗やニオイが増えた場合でも、破壊された汗腺が復活したとは限りません。残っていた汗腺の働きや、発汗環境の変化などが関係している可能性があります。
Q3. ミラドライの効果は永久に続きますか?
汗腺を熱破壊する作用は永続的な変化を目的としていますが、すべての患者様で効果が生涯維持されると保証することはできません。
医学研究では3年以上の効果持続が確認されています。一方、ワキガのニオイが何十年も完全に抑えられるかについては、十分な長期データがありません。
Q4. ミラドライは1回でワキガが治りますか?
1回の施術で十分なニオイの改善を感じる方もいますが、効果には個人差があります。
残存する汗腺が多い場合などには、追加治療が検討されることもあります。施術回数だけでなく、治療後の改善程度を確認することが大切です。
Q5. ミラドライの2回目を受ければ再発しなくなりますか?
2回目の施術によって汗やニオイがさらに軽減する可能性はありますが、再発しないことを保証するものではありません。
追加照射には副作用のリスクもあるため、前回の施術からの経過や皮膚の状態を診察し、必要性を判断します。
Q6. ミラドライ後に脇汗が戻ったら、ワキガも再発していますか?
必ずしもワキガが再発しているとは限りません。
脇汗には主にエクリン汗腺が関係し、ワキガ特有のニオイにはアポクリン汗腺が大きく関係します。
汗の量が増えても、ワキガのニオイが強くなっていない場合があります。
Q7. ミラドライでワキガが悪化することはありますか?
ミラドライは汗腺を熱破壊する治療であり、ワキガを強くすることを目的とした作用はありません。
しかし、施術後の炎症や皮膚環境の変化などによって、一時的にニオイの感じ方が変わる可能性があります。ニオイの急激な変化に加えて赤みや痛みなどがある場合は、感染症などの確認が必要です。
Q8. ミラドライとワキガ手術はどちらが再発しにくいですか?
どちらも汗腺に直接作用する治療ですが、再発率の単純な比較はできません。
剪除法はアポクリン汗腺を直接確認して除去する方法であり、ミラドライはマイクロ波によって汗腺を熱破壊する方法です。
治療成績は症状の程度や手技などによって異なるため、効果だけでなく傷跡やダウンタイムも含めて比較することが重要です。
Q9. ミラドライを受けたあとも制汗剤は必要ですか?
施術後の汗やニオイの改善程度によって異なります。
残存する発汗やニオイに対して継続使用が必要な方もいます。
施術直後は皮膚への刺激を避ける必要があるため、使用再開の時期については医師の指示に従ってください。
Q10. ミラドライを受けて数年後にニオイが戻った場合、再治療できますか?
再治療を検討できる場合があります。
ただし、ニオイが戻った原因が残存する汗腺なのか、ほかの皮膚環境によるものなのかを確認する必要があります。
また、前回の照射による組織の変化も考慮し、追加のミラドライやほかのワキガ治療が適切かを判断します。
まとめ|ミラドライは長期的な効果が期待できるが、ニオイが戻る可能性もある
ミラドライはマイクロ波の熱エネルギーによって汗腺を破壊し、ワキガのニオイや脇汗を長期的に軽減する治療です。
破壊された汗腺は基本的に再生しませんが、すべての汗腺を完全に除去できるわけではないため、ニオイが残ったり、時間の経過とともに再び気になったりする可能性があります。
重要なポイントは以下のとおりです。
- ミラドライの効果は数年単位で持続することが医学研究で確認されている
- ニオイが戻っても、破壊された汗腺が再生したとは限らない
- 残存する汗腺や皮膚の細菌環境がニオイに関係する
- 1回の施術で完全にニオイがなくなるとは限らない
- 追加照射が適するかは医師の診察によって判断する
- 症状によっては剪除法などの外科的治療も選択肢になる
ミラドライを検討する際には、長期的な効果だけでなく、治療の限界や再治療の可能性も理解しておくことが大切です。
ミラドライについて詳しく見る
監修医情報
- 医師名
- 菅野 兼史
- 略歴
-
2006年 大阪市立大学医学部卒業
卒業後、大学病院、大阪市立総合医療センター、一般病院にて腫瘍外科(消化器外科、乳腺・内分泌外科)を中心とした臨床経験を積み重ねる。
2017年4月 恵聖会クリニック入職
- 所属学会
- 日本美容外科学会(JSAS)
- 資格
- 医学博士
日本外科学会専門医
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