ドクター・スタッフコラム

頬骨を削るリスクとは?頬骨縮小術の合併症・ダウンタイムを形成外科の視点で解説

田川医師

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田川医師

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頬骨縮小術のリスクとダウンタイムを解説するイメージ

頬骨を削る・小さくする手術では、腫れ、内出血、感覚低下、感染、出血、左右差、頬のたるみ、骨癒合不全、顔面神経障害などのリスクがあります。一方で、頬骨の突出部位と軟部組織の状態を正確に評価し、適切な骨切り・移動・固定を行うことで、リスクを抑えながら顔の横幅や頬骨の張りを改善できます。

重要なのは、「頬骨をたくさん削れば小顔になる」と考えないことです。頬骨体部と頬骨弓では適した術式が異なるため、形成外科的な解剖の知識と骨切り手術の経験を持つ医師による診断が重要です。

頬骨を削る手術とは?頬骨縮小術の医学的な考え方

「頬骨を削る」という言葉は一般的な表現ですが、実際の輪郭形成では、単純に骨の表面を削る方法だけではありません。

頬骨縮小術とは、突出している頬骨体部や頬骨弓を削る、骨切りする、内側へ移動させるなどして、中顔面の横幅や突出感を改善する輪郭形成手術です。

頬骨は大きく分けると、次の2つの部分から構成されます。

  • 頬骨体部:頬の前側にある骨で、正面・斜め・横から見たときの頬骨の出っ張りに関係する部分
  • 頬骨弓:正面から見た顔の横幅に影響する部分

前方への突出が主な原因であれば頬骨体部を形成し、横方向への張り出しが強ければ頬骨弓を骨切りして内側へ移動させる方法が検討されます。

恵聖会クリニックでは、前方に突出した頬骨には口腔内から、側面に張った頬骨には口腔内と耳前部からアプローチし、骨格に合わせた頬骨形成を行っています。

頬骨体部と頬骨弓の位置を確認するイメージ

「頬骨削り」と「頬骨骨切り」は同じではない

頬骨削りと頬骨骨切りは目的が異なります。

頬骨体部の表面を削る方法は、前方向への突出を滑らかにすることには適しています。しかし、正面から見た顔の横幅をしっかり狭くしたい場合、頬骨弓そのものを内側へ移動させる必要があります。

そのため、

  • 前方向の突出が強い
  • 横方向の張り出しが強い
  • 前方・側方の両方が張っている

という違いによって、適切な手術方法は変わります。「削る量」ではなく、どの部分を、どの方向へ、どれくらい変化させるかが頬骨縮小術では重要です。

  • 田川医師

    田川医師

  • 実際のご相談では、「頬骨を削れば顔の横幅も細くなる」と考えている方もいらっしゃいます。しかし、前方の頬骨体部と横方向の頬骨弓では適した手術方法が異なります。当院では骨格を立体的に確認し、骨削りだけでよいのか、骨切りと内方移動が必要なのかを判断します。

頬骨を削るとリスクが生じる理由

頬骨縮小術は、骨だけを扱っている手術ではありません。頬骨周辺には、次のような組織が存在します。

  • 運動神経(顔面神経)
  • 知覚神経(眼窩下神経)
  • 血管
  • 咬筋
  • 表情筋
  • 骨膜
  • 頬の脂肪組織
  • 上顎洞
  • 眼窩周辺組織

そのため、骨切り線、剥離範囲、骨の移動方向、固定方法によって、術後経過や合併症の起こり方が変わります。

神経の近くを操作するため感覚低下や麻痺が起こり得る

頬骨周辺には、頬や上唇周辺の感覚に関係する知覚神経があります。手術による剥離、腫れ、神経への牽引などによって、一時的に次のような症状が現れることがあります。

  • 頬がしびれる
  • 上唇周辺の感覚が鈍くなる
  • 触った感覚が左右で違う

多くは時間の経過とともに改善しますが、神経損傷の程度によっては回復に時間を要するため、骨切りを行う位置と神経の走行を把握した手術が重要です。

骨の移動と固定が不十分だと骨癒合不全につながる

頬骨弓を骨切りする術式では、切った骨を適切な位置へ移動させ、その位置を安定させる必要があります。

骨片が不安定になると、次のような問題につながります。

  • 骨癒合不全
  • 変形治癒
  • 左右差
  • 骨の段差
  • 頬の輪郭の凹凸

特に、骨同士の接触が不足した状態や骨片が動きやすい状態では、骨癒合に悪影響を与えます。過去の報告でも、骨片の安定性や固定は骨癒合不全や頬の下垂を防ぐうえで重要とされています。

頬骨を小さくすると軟部組織の支えも変化する

頬骨は、単に顔の横幅を作っている骨ではありません。頬の皮膚、脂肪、筋肉などの軟部組織を支える土台でもあります。

骨を大きく内側へ移動させると、その上に乗っていた組織との位置関係も変化します。そのため、次のような条件では、頬の下垂をより慎重に評価する必要があります。

  • 骨の移動量が大きい
  • 頬の皮下脂肪が多い
  • 皮膚の弾力が低下している
  • もともと頬のたるみがある
  • 田川医師

    田川医師

  • 頬骨縮小を希望される方から「骨を削ったら必ずたるみますか?」という相談を受けることがあります。たるみのリスクは骨の移動量だけでは決まりません。年齢、皮膚の弾力、脂肪量、現在のたるみ、骨格を総合的に確認し、必要以上に骨を小さくしないことが重要です。

頬骨縮小術で起こり得る主な合併症・リスク

頬骨縮小術では、手術直後に起こりやすい症状と、数週間から数ヶ月が経過してから明らかになる問題があります。

頬骨縮小術後に起こり得る腫れや内出血などを確認するイメージ

腫れ・むくみ

頬骨縮小術後は、頬だけでなく目元や顔全体に腫れ・むくみが出ます。特に手術直後は腫れが強く、徐々に落ち着いていきます。恵聖会クリニックでは、術後2〜4週間程度は腫れや痛みが続くことを説明しています。

完成した輪郭は、初期の腫れが引いただけでは判断できません。骨周囲のむくみや組織の硬さが落ち着くまでには時間が必要です。

内出血

骨や周囲組織を操作するため、頬や目の周囲に内出血が現れます。紫色や黄色の変色が生じますが、通常は時間の経過とともに薄くなります。

出血・血腫

頬骨周囲には血管が存在するため、術後に出血や血腫が起こるリスクがあります。急激に片側だけ腫れる、強い痛みが増える、出血が止まりにくいといった症状は、早めの診察が必要です。

感覚低下・しびれ

頬、上唇、鼻の横などに一時的な知覚低下が生じることがあります。神経そのものが切断されていなくても、術後の腫れや牽引によって一時的に感覚が鈍くなることがあります。

顔面神経障害

顔面神経は表情筋を動かす神経です。頬骨弓周辺の操作では神経の位置を十分に理解する必要があります。顔面神経への影響によって、一時的に表情を動かしにくくなることがあります。

永久的な神経障害は一般的な経過ではありませんが、ゼロではないため、頬骨縮小術では解剖学的な知識と慎重な操作が欠かせません。

感染

口腔内から切開する術式では、口の中の細菌による感染対策が重要です。そのため術後は、次のような管理が必要です。

  • 歯磨き
  • うがい
  • 処方された抗生剤の服用
  • 傷口を清潔に保つ

発熱、痛みの増悪、腫れの悪化、膿のような排液がある場合は感染を疑い、早めに診察を受ける必要があります。

骨癒合不全・変形治癒

骨切りした部分が十分に癒合しない状態を「骨癒合不全」、ずれた位置で癒合することを「変形治癒」といいます。骨片の位置や安定性は、仕上がりだけではなく長期的な安全性にも関係します。

左右差

人間の顔にはもともと左右差があります。さらに骨切り位置や骨の移動量が左右で異なると、術後に左右差が強調されます。そのため、術前に現在の左右差を正確に把握したうえで手術計画を立てる必要があります。

頬のたるみ・ほうれい線の変化

骨格を小さくすると、骨の上にあった皮膚や脂肪の支持構造も変化します。特に皮膚の弾力が低下している方や、骨の移動量が大きい方では、頬のたるみやほうれい線の変化を考慮した治療計画が必要です。

開口制限

術後の腫れや組織の硬さによって、一時的に口を開けにくくなることがあります。また、頬骨弓の位置によっては下顎骨の動きとの位置関係が変わるため、骨片の位置を適切に設定することが重要です。

  • 田川医師

    田川医師

  • 術後の腫れが強い時期に鏡を見ると、「左右差がある」「頬がこけた」と不安になる方がいらっしゃいます。手術直後は腫れ方にも左右差が出るため、この時点で完成形を判断することはできません。経過を確認しながら、異常な腫れや感染などがないかを見極めることが重要です。

頬骨縮小術のダウンタイムはどれくらい?

頬骨縮小術は骨を扱う外科手術のため、注入治療や美容皮膚科治療と比較するとダウンタイムは長くなります。

手術当日〜1週間

この時期は腫れが強く出やすい時期です。主に、次のような症状がみられます。

  • 顔の腫れ
  • 目元の腫れ
  • 内出血
  • 痛み
  • 口の開けにくさ
  • 頬や口周辺のしびれ
  • 食事のしにくさ

恵聖会クリニックでは、腫れや内出血を抑えるためフェイスバンドによる固定を行い、必要に応じてドレーンを使用します。術後2日目に状態の確認とドレーンの抜去を行い、7日目、14日目に傷の状態などを確認する流れを基本としています。

2週間〜1ヶ月

大きな腫れは徐々に落ち着きますが、次のような症状は残ることがあります。

  • むくみ
  • つっぱり
  • しびれ
  • 笑ったときの違和感
  • 口の開けにくさ

この時期は「腫れが引いた=完成」ではありません。

1ヶ月〜3ヶ月

むくみや組織の硬さが徐々に改善し、輪郭が自然になります。骨切りを行った場合は骨癒合の経過を確認する必要があるため、見た目だけで自己判断せず、医師による経過確認が重要です。

恵聖会クリニックでは1ヶ月、3ヶ月にも状態を確認しています。

頬骨縮小術後に必要なアフターケア

ダウンタイム中の管理は、感染や腫れなどのトラブルを防ぐために重要です。主なポイントは次のとおりです。

  • 医師から指示された期間はフェイスバンドを使用する
  • 口腔内の傷を清潔に保つ
  • 食後は歯磨きとうがいを行う
  • 処方された抗生剤を指示どおり服用する
  • 抜糸までは飲酒を控える
  • 強い運動や患部への圧迫を避ける
  • 刺激の強い食事を控える
  • 医師が指定した日に経過を確認する

手術後1週間は、シャワー時以外はフェイスバンドで固定し、さらに1ヶ月間は就寝時の固定が必要です。

急激な腫れ、出血、発熱、強くなる痛み、膿、呼吸のしにくさ、目の見え方の異常などがある場合は、予定された診察日を待たず医療機関へ連絡してください。

頬骨削り・頬骨骨切り・脂肪治療の違い

顔が大きく見える原因がすべて頬骨とは限りません。骨格、脂肪、筋肉、皮膚のたるみを見分けることが重要です。

項目 頬骨体部の骨削り 頬骨弓を含む骨切り・頬骨縮小術 脂肪吸引・脂肪溶解治療
主な原因 前方へ突出した頬骨 横へ張り出した頬骨 頬・フェイスラインの脂肪
骨格への作用 骨表面を形成する 骨を切り内側へ移動する 骨格は変えない
顔の横幅 変化は限定的 改善しやすい 骨格由来の横幅は変わらない
効果 半永久的 半永久的 脂肪量を減らす
ダウンタイム 骨削りの範囲による 比較的長い 骨切りより短い
主なリスク 凹凸、左右差、削りすぎ、神経障害 腫れ、神経障害、骨癒合不全、たるみ、左右差 腫れ、内出血、凹凸、左右差
向いている方 前方突出が主体 横幅・頬骨弓の張りが主体 脂肪によるボリュームが主体
頬骨骨切り(頬骨形成術)について詳しく見る 脂肪吸引について詳しく見る 脂肪溶解注射について詳しく見る

頬骨が原因ではない方に骨切りを行っても、希望する小顔効果は得られません。逆に骨格が原因なのに脂肪だけを減らすと、頬骨がさらに目立つこともあります。

  • 田川医師

    田川医師

  • 「顔を小さくしたい」というご希望でも、原因が頬骨とは限りません。脂肪量、エラの筋肉、下顎骨、オトガイ、皮膚のたるみまで確認すると、頬骨を削らない方がよいケースもあります。当院では変化量を優先するのではなく、原因に合った施術を選択することを重視しています。

頬骨縮小術のメリット・デメリット

メリット

頬骨縮小術には次のメリットがあります。

  • 骨格そのものを変化させられる
  • 正面から見た顔の横幅を小さくできる
  • 斜めから見た頬骨の突出感を改善できる
  • 頬骨によって強く見える印象を和らげられる
  • 骨格が原因の頬こけ感を改善できることがある
  • 骨が元の形まで再び大きくなることは基本的にない
  • 効果は半永久的

特に、ダイエットや脂肪治療では変えられない骨格そのものを改善できることが大きな特徴です。

デメリット

一方で、次のデメリットがあります。

  • 腫れや内出血が大きい
  • ダウンタイムが長い
  • 骨切りを伴うため身体への負担が大きい
  • 元の骨格に完全に戻すことは困難
  • 感覚低下や神経障害のリスクがある
  • 頬のたるみが生じる可能性がある
  • 骨癒合不全や左右差が起こり得る
  • 修正手術は初回手術より難しくなる

そのため、「できるだけ細くしたい」という希望だけで骨の切除量や移動量を決めるべきではありません。

頬骨縮小術で形成外科的な視点が重要な理由

医師が頬骨の出っ張りの相談を受けるイメージ

頬骨は、眼窩、上顎骨、側頭部などと連続する立体的な骨です。数mm単位で骨を移動させる手術では、正面だけでなく、次のような点まで立体的に評価する必要があります。

  • 顔の横幅
  • 頬骨の前方突出
  • 左右差
  • 眼窩との位置関係
  • 頬の軟部組織
  • エラ・オトガイとのバランス

形成外科では、形態だけではなく、皮膚、皮下組織、筋肉、神経、血管、骨などの解剖を踏まえて治療を考えます。

ただし、「形成外科だから絶対に合併症が起こらない」という意味ではありません。重要なのは、形成外科的な解剖学の理解に加えて、実際の顔面骨の骨切り手術の経験がある医師を選ぶことです。

頬骨を削りすぎるとどうなる?

頬骨縮小術では「最大限削ること」が正解ではありません。過度な骨削りや内方移動を行うと、次のような問題につながります。

  • 頬が平坦になる
  • 頬がこけて見える
  • 老けた印象になる
  • 左右差が強くなる
  • 頬のたるみが目立つ
  • 不自然な輪郭になる

過矯正による頬骨周囲の陥凹について、追加の脂肪注入による修正が必要になった症例も医学文献で報告されています。

骨格手術では、変化量だけではなく正面・斜め・横から見た顔全体のバランスが重要です。

恵聖会クリニックが頬骨骨切りで重視していること

恵聖会クリニックでは、「頬骨をどれだけ小さくするか」だけではなく、安全性と顔全体のバランスを重視して輪郭形成を行っています。

3D-CTによる立体的な手術シミュレーション

頬骨は三次元的な構造をしているため、平面的な写真だけでは正確な骨格評価が困難です。当院では3D-CTを使用し、実際の頭蓋骨を立体画像として確認しながら手術計画を立てています。

頬骨体部、頬骨弓、左右差などを確認し、どこを削り、どこを移動させる必要があるのかを検討します。

3D-CTを用いて頬骨の手術計画を立てるイメージ

超音波骨切削器を使用できる手術環境

恵聖会クリニックでは、超音波骨切削器(超音波カッター)ソノペットもしくはピエゾを使用できる環境を整えています。従来型の回転式器具とは異なり、超音波振動を利用して骨を切削する機器です。

ソノペット/ピエゾは、神経や血管などの軟部組織へのダメージを抑えながら骨を切削しやすく、細かな骨形成が求められる輪郭形成で有用です。

ただし、機器を使用するだけで手術リスクがなくなるわけではありません。重要なのは、解剖を理解した医師が適切な切削範囲と骨切り位置を判断することです。当院では超音波カッターを使用できる輪郭形成の手術環境を整えています。

超音波骨切削器(超音波カッター)ソノペットを使用するイメージ

骨格だけでなく皮膚・脂肪・たるみまで評価する

頬骨を小さくすることで、軟部組織の支え方も変化します。そのため当院では、次のような点を確認したうえで治療方法を検討します。

  • 年齢
  • 皮膚の状態
  • 頬の脂肪量
  • 現在のたるみ
  • 頬骨を移動させる量

骨切りによってたるみが目立つ可能性が高い場合には、必要に応じてリフトアップ治療を含めて検討します。恵聖会クリニックの頬骨骨切りページでも、皮膚の状態や年齢、骨を形成する量によって術後のたるみリスクが異なることを説明しています。

  • 田川医師

    田川医師

  • 輪郭手術で重要なのは「何mm削れるか」だけではありません。大きく変化させても、頬がこけたり、たるみが強くなったりすれば理想的な仕上がりとはいえません。当院では3D-CTと実際の顔貌を確認し、正面・斜め・横から見たバランスを考えて手術計画を立てます。

開院27年目の美容医療の経験

恵聖会クリニックは2000年に開院し、2026年で開院27年目を迎えました。開院から間もなく30年となる長い診療の中で、輪郭形成だけでなく幅広い美容外科手術を行い、症例と経験を積み重ねています。

美容医療では、新しい機器や術式だけではなく、長期的な経過を踏まえて治療を判断できる経験も重要です。

ご紹介による来院が多い

恵聖会クリニックでは、毎月多くの患者様がご家族やご友人からの紹介をきっかけに来院されています。「すべての方にご満足いただける施術を提供し続ける」という姿勢を大切にし、診察から施術後のフォローまで責任を持って対応することが、ご紹介につながっていると考えています。

患者様お一人おひとりに合わせた施術を提案

同じ「頬骨が気になる」という悩みでも、原因は異なります。

  • 頬骨体部が前に出ている
  • 頬骨弓が横に張っている
  • 脂肪が多い
  • 頬がこけて頬骨が目立っている
  • エラやオトガイとのバランスで頬骨が目立っている

当院では診察によって原因を確認し、その方に必要な施術をご提案します。

不必要なアップセルや強引な勧誘を行わない

恵聖会クリニックでは、「高度な美容医療を適正価格でご提供する」という方針を大切にしています。ホームページに記載のない高額な施術料金を突然提示するようなアップセルを目的とした提案は行いません。

また、骨切り手術は元に戻すことが難しい治療です。メリットだけでなく、リスクやダウンタイム、仕上がりの限界まで説明し、患者様自身が納得したうえで手術を受けることを重視しています。

手術後まで責任を持つアフターフォロー

頬骨縮小術は、手術を受けたら終了ではありません。術後は、次のような点を確認する必要があります。

  • 腫れ
  • 内出血
  • 痛み
  • 感覚低下
  • 開口状態
  • 傷の状態
  • 骨癒合
  • 左右差

恵聖会クリニックでは術後2日目、7日目、14日目、1ヶ月、3ヶ月など、経過に応じて状態を確認し、術後の不安や異常にも対応しています。

大阪公立大学 大学院医学研究科 形成外科学教室との連携

恵聖会クリニックは、「大阪公立大学 大学院医学研究科 形成外科学教室」と連携し、保険診療における形成外科治療領域の技術的向上を目指しています。

頬骨骨切りのような顔面骨手術では、骨だけでなく、神経、血管、筋肉、皮膚、軟部組織まで含めた解剖学的な理解が不可欠です。美容的な変化だけを追求するのではなく、形成外科的な考え方を基盤として安全性を重視することが当院の方針です。

頬骨縮小術についてよくある質問

Q1. 頬骨を削ると必ずたるみますか?

必ずたるむわけではありません。たるみのリスクは、年齢、皮膚の弾力、脂肪量、骨の移動量、剥離範囲などによって変わります。術前に軟部組織まで評価することが重要です。

Q2. 頬骨を削ると老けて見えますか?

適切な形成量であれば、必ず老けて見えるわけではありません。削りすぎや過度な内方移動によって頬が平坦になったり、こけたりすると老けた印象になる可能性があります。

Q3. 頬骨縮小術で顔面神経麻痺は起こりますか?

顔面神経障害は報告されている合併症ですが、頻度の高い合併症ではありません。一時的な神経症状を含め、神経の走行を理解した慎重な手術操作が重要です。

Q4. 頬骨骨切り後のしびれは治りますか?

一時的なしびれは時間とともに改善することが多い症状です。ただし、神経への影響の程度によって回復期間は異なります。症状が強い、悪化する、長期間変化がない場合は医師による確認が必要です。

Q5. 頬骨縮小術の腫れは何日続きますか?

強い腫れは術後早期に目立ち、2〜4週間程度かけて徐々に改善します。細かなむくみや硬さが完全に落ち着くまでには、さらに時間が必要です。

Q6. 頬骨は削ったあと元に戻りますか?

成人の頬骨が元の大きさまで再び成長することは基本的にありません。そのため頬骨縮小術の効果は半永久的です。一方で、加齢による脂肪や皮膚の変化によって将来的な輪郭の見え方は変化します。

Q7. 頬骨はたくさん削った方が小顔になりますか?

いいえ。削る量が多いほど良いという考え方は適切ではありません。過度な切削や内方移動は、頬こけ、平坦化、たるみ、左右差などにつながります。顔全体のバランスを保てる範囲で変化させることが重要です。

Q8. 頬骨削りと脂肪吸引はどちらが小顔になりますか?

骨格が原因なら頬骨形成、脂肪が原因なら脂肪吸引が適しています。治療対象が異なるため、どちらが優れているという比較ではありません。診察で顔が大きく見える原因を見極めることが先です。

Q9. 頬骨縮小術は形成外科医に相談した方がよいですか?

顔面骨の骨切り手術の経験と、解剖の知識を持つ医師への相談が重要です。医師を選ぶ際は、資格だけではなく、顔面骨手術の経験、術前検査、手術設備、リスク説明、アフターフォロー体制まで確認してください。

まとめ|頬骨を削るリスクを理解し、骨格に合った頬骨縮小術を選ぶことが重要

頬骨縮小術は、骨格そのものを変化させ、頬骨の突出や顔の横幅を改善できる輪郭形成手術です。

一方で、次のようなリスクがあります。

  • 腫れ・内出血
  • 感覚低下・しびれ
  • 感染
  • 出血・血腫
  • 顔面神経障害
  • 左右差
  • 骨癒合不全・変形治癒
  • 開口制限
  • 頬のたるみ
  • 削りすぎによる頬こけ

リスクを抑えるために重要なのは、「どれだけ削るか」ではなく「どの骨を、どの方向へ、どこまで変化させるか」を正確に判断することです。

  • “田川医師"/

    田川医師

  • 当院では、3D-CTを用いた立体的な骨格評価、形成外科的な解剖学に基づく治療計画、超音波骨切削器を使用できる手術環境、術後のアフターフォローを重視しています。また、必要以上の治療やアップセルを行わず、患者様お一人おひとりの骨格・皮膚・脂肪・たるみまで確認したうえで適切な施術をご提案します。
    頬骨縮小術は変化が大きいからこそ、仕上がりだけでなく安全性、形成外科的な知識、骨切りの経験、術後管理まで含めて医療機関を選ぶことが重要です。

監修医情報

田川 大地医師
医師名
田川 大地
略歴
2009年 長崎大学医学部卒業
卒業後、市民病院で初期研修を修了したのち、水の森美容クリニックに入職、美容外科医となり大阪院を開設。
8年以上院長として従事し、幅広い施術を習得、美容外科診療の実績を積む。
2020年 恵聖会クリニック入職
所属学会
日本美容外科学会(JSAS)
田川医師プロフィール

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