ドクター・スタッフコラム
二重整形の埋没法は取れる?切開法との違い・持続期間・選び方を医師が解説
結論|埋没法は「取れる可能性がある」施術、切開法は「戻りにくい」施術
二重整形の埋没法は、医療用の糸でまぶたに二重ラインを作る施術であり、時間の経過やまぶたへの負担によって糸が緩み、二重が薄くなる・取れることがあります。
一方、切開法は皮膚を切開して二重の構造を作るため、埋没法よりもラインが戻りにくく、厚いまぶたや眼瞼下垂の症状が強い方にも適応しやすい施術です。
二重整形の埋没法とは?医学的な定義
埋没法とは、医療用の極細糸をまぶたの内側または皮膚側へ通し、糸で皮膚とまぶたを持ち上げる組織を固定して二重ラインを作る施術です。
目を開ける筋肉である眼瞼挙筋(がんけんきょきん)や、その末端組織である挙筋腱膜(きょきんけんまく)の動きに合わせて皮膚が折れ込み、二重のラインが形成されます。埋没法は、この構造を糸で再現する方法です。
埋没法の主な特徴は以下です。
- 皮膚を切開しない
- 腫れのピーク期間が比較的短い
- 糸を外すことで修正を検討しやすい
- 二重が薄くなる、ラインが消える可能性がある
- まぶたの状態によっては持続しにくい
埋没法は「糸を留めれば永久に二重になる施術」ではありません。糸や組織に負荷がかかることで、固定が緩むことがあります。
田中医師の見解
二重埋没法:MT埋没法3点留め
¥58,000(税込¥63,800)※掲載当時の費用
【リスク・副作用】腫れ・浮腫・内出血・膿ほう・結膜血腫・感染症・血腫 ※術後のフォローは、責任を持って行います。
切開法とは?埋没法との医学的な違い
切開法とは、二重ラインを希望する位置で皮膚を切開し、余分な脂肪や皮膚を調整したうえで、皮膚と眼瞼挙筋腱膜などの組織を固定して二重を形成する施術です。
埋没法が「糸による固定」を中心とするのに対し、切開法は「皮膚・脂肪・組織の調整」を行える点が大きな違いです。
切開法には、主に以下の方法があります。
- 全切開法:希望する二重ラインに沿って広く切開する方法
- 部分切開法:数mmから1cm程度の小さな切開を複数箇所に加える方法
- 眼瞼下垂手術を併用する方法:目を開ける力が弱い場合に、挙筋腱膜などを調整する方法
切開法は、まぶたが厚い方、脂肪が多い方、皮膚のたるみがある方、埋没法が何度も取れている方に適した選択肢です。
全切開法
¥250,000(税込¥275,000) ※掲載当時の費用
【リスク・副作用】腫れ・浮腫・内出血・結膜浮腫・結膜血腫・感染症・血腫 ※術後のフォローは、責任を持って行います。
埋没法が取れる原因|なぜ二重ラインが消えるのか
埋没法が取れる主な原因は、糸の固定が緩むこと、まぶたの組織が変化すること、希望する二重幅とまぶたの条件が合っていないことです。
埋没法が取れやすくなる主な原因
- まぶたが厚く、糸に負担がかかりやすい
- 皮下脂肪や眼窩脂肪が多い
- 幅の広い平行型二重を希望している
- 目をこする習慣がある
- アイプチやアイテープを長期間使用している
- 花粉症やアレルギーで目を頻繁にこする
- コンタクトレンズの着脱時にまぶたを強く引っ張る
- 加齢により皮膚のたるみが進行する
- もともと眼瞼下垂の傾向がある
- 過去に複数回の埋没法を受けている
特に、広い二重幅は皮膚を大きく持ち上げる必要があるため、狭い末広型二重より糸への負担が増えます。無理のある幅を選ぶと、ラインが浅くなったり、早期に取れたりする原因になります。
田中医師の見解
埋没法は何年持つ?持続期間の目安
埋没法の持続期間には個人差があり、数ヶ月でラインが薄くなる方もいれば、10年以上二重が維持される方もいます。明確に「何年で必ず取れる」と断定できる施術ではありません。
持続期間を左右する要素は以下です。
- まぶたの厚み
- 脂肪量
- 皮膚のたるみ
- 二重幅
- 糸の固定方法
- 日常的にまぶたへ加わる摩擦
- 年齢によるまぶたの変化
埋没法の糸が残っていても、二重ラインが薄くなることがあります。これは、糸が完全に切れたとは限らず、皮膚のたるみや脂肪量の変化によってラインが目立たなくなるためです。
埋没法が取れたときに起こる症状
埋没法が取れた場合、典型的には二重幅が狭くなる、片目だけラインが消える、左右差が目立つといった変化が起こります。
埋没法が取れた可能性があるサイン
- 二重ラインが急に浅くなった
- 朝だけ二重になり、日中は一重に戻る
- 片目だけ二重幅が狭くなった
- ラインが複数に分かれて不安定になった
- 予定していた二重ラインと違う位置に折れ込む
- 目を開けると二重が消える
- 糸の結び目付近に痛みや異物感がある
一方、術後すぐの腫れによって一時的に二重幅が広く見えたり、ラインが不安定になったりすることは珍しくありません。術後早期の見た目だけで取れたと判断せず、医師の診察で状態を確認することが必要です。
埋没法と切開法のダウンタイムの違い
埋没法と切開法では、腫れの程度や落ち着くまでの期間が異なります。
埋没法は大きな切開を伴わないため、切開法よりダウンタイムが短い傾向です。腫れのピークは術後2日から3日程度で、目立つ腫れは約1週間で落ち着くことが一般的です。自然な二重幅に近づくまでには、約1ヶ月から3ヶ月を要します。
切開法は皮膚を切開するため、腫れや内出血が長く続きます。抜糸は通常、術後約1週間に行います。大きな腫れは約2週間から1ヶ月で落ち着きますが、傷跡の赤みや硬さがなじむまでには3ヶ月から6ヶ月程度かかります。
田中医師の見解
二重整形後のアフターケアと注意点
二重整形後は、腫れや内出血を悪化させないために、施術方法に応じたアフターケアが必要です。
埋没法後に注意すること
- 術後数日は目元を強くこすらない
- 当日は長時間の入浴、飲酒、激しい運動を控える
- 就寝時は頭を少し高くする
- 腫れが強い間は清潔な保冷剤をタオルで包み、短時間冷やす
- コンタクトレンズの再開時期は医師の指示に従う
- アイメイクは医師から許可された時期に再開する
- 強い痛み、赤み、目やに、視力の異常があれば早めに相談する
切開法後に注意すること
- 抜糸まで傷口を清潔に保つ
- 傷跡を強く押したり、こすったりしない
- 腫れを増やす飲酒、サウナ、激しい運動を控える
- 紫外線対策を徹底する
- 指示された軟膏や内服薬を適切に使用する
- 傷跡の赤み、盛り上がり、強い痛みが続く場合は相談する
埋没法と切開法の比較表
| 項目 | 埋没法 | 部分切開法 | 全切開法 |
|---|---|---|---|
| 施術方法 | 糸で二重ラインを固定する | 小さな切開で脂肪や組織を調整する | 二重ラインに沿って切開し組織を調整する |
| 二重の持続性 | 取れる可能性がある | 埋没法より戻りにくい | 最も戻りにくい |
| 適したまぶた | 薄めから標準的なまぶた | 軽度から中等度の厚みがあるまぶた | 厚いまぶた、たるみ、脂肪量が多いまぶた |
| 脂肪除去 | 原則として行わない | 状態により可能 | 状態により可能 |
| ダウンタイム | 約1週間が目安 | 約1週間から2週間が目安 | 約2週間から1ヶ月が目安 |
| 完成までの目安 | 約1ヶ月から3ヶ月 | 約3ヶ月から6ヶ月 | 約3ヶ月から6ヶ月 |
| 抜糸 | 不要 | 必要なことがある | 必要 |
| 修正のしやすさ | 糸を外せば修正を検討しやすい | 修正には制限がある | 修正には高度な判断が必要 |
| 主なリスク | 二重ラインが取れること、糸の露出、左右差 | 傷跡、左右差、腫れ | 傷跡、左右差、二重幅の修正困難 |
埋没法のメリット・デメリット
埋没法のメリット
- 皮膚を切開しない
- 施術時間が比較的短い
- 腫れや内出血が切開法より少ない傾向
- 抜糸が不要
- 糸を外すことで修正を検討しやすい
- 初めて二重整形を受ける方も選択しやすい
埋没法のデメリット
- 二重ラインが薄くなる、取れる可能性がある
- 厚いまぶたや幅広二重では持続しにくい
- 糸の結び目が目立つことがある
- 糸が露出すると異物感や炎症の原因になる
- 繰り返すほど、まぶたに糸が残る可能性がある
- 複数回取れている場合、切開法が適することがある
切開法のメリット・デメリット
切開法のメリット
- 埋没法より二重ラインが戻りにくい
- まぶたの脂肪や余分な皮膚を調整できる
- 厚いまぶたにも対応しやすい
- 埋没法が何度も取れた方にも適している
- 眼瞼下垂の治療と組み合わせられることがある
切開法のデメリット
- 埋没法よりダウンタイムが長い
- 抜糸が必要
- 傷跡が落ち着くまで時間がかかる
- 二重幅を狭くする修正は難しくなる
- 希望と異なる幅になった場合も、早期の再手術は行えない
田中医師の見解
埋没法と切開法はどちらがおすすめ?選び方の基準
二重整形は、「埋没法が手軽だから」「切開法なら絶対に取れないから」という理由だけで選ぶべきではありません。まぶたの状態と希望する仕上がりが合っているかを確認することが重要です。
埋没法が向いている方
- 初めて二重整形を受ける方
- まぶたが比較的薄い方
- 自然な末広型二重を希望する方
- ダウンタイムを短くしたい方
- 将来的なデザイン変更の可能性を残したい方
- 切開に抵抗がある方
切開法が向いている方
- 埋没法を複数回受けても取れている方
- まぶたが厚い方
- 皮膚のたるみがある方
- 脂肪が多く、まぶたが重く見える方
- 幅広い平行型二重を希望する方
- 半永久的な二重ラインを希望する方
- 眼瞼下垂の傾向がある方
恵聖会クリニックの二重整形で重視していること
当院では、二重幅だけで施術方法を決めるのではなく、目を開ける力、まぶたの厚み、脂肪量、左右差、蒙古ひだ、眉毛の位置まで確認します。
二重整形で大切なのは、希望する写真に近づけることだけではありません。目を開けたときに不自然な食い込みがないか、閉じたときの傷跡やラインが目立ちにくいか、将来的にまぶたが変化しても不自然になりにくいかを考慮する必要があります。
恵聖会クリニックが二重整形で大切にする施術方針
- 目元全体のバランスを確認する
- 希望幅がまぶたの構造に適しているかを判断する
- 埋没法と切開法のメリット・リスクを明確に説明する
- 無理な幅広二重を安易に提案しない
- 左右差を考慮してデザインする
- 施術後の経過確認と相談体制を整える
- 他院で受けた二重整形の修正相談にも対応する
田中医師の見解
恵聖会クリニックが埋没法で選ばれる理由とポリシー
当院では、二重整形の埋没法を「手軽に受けられる施術」としてだけでなく、患者様一人ひとりのまぶたの状態やご希望に合わせて慎重に設計する美容医療として大切にしています。
埋没法は切開を伴わない一方で、まぶたの厚み、二重幅、目を開ける力、日常生活での摩擦などによって持続期間が変わる施術です。
そのため当院では、希望する二重ラインだけで判断せず、取れにくさ・自然さ・将来的な変化まで考慮して施術方法をご提案しています。
開院以来の豊富な症例実績
当院は2000年の開院以来、長年にわたり二重整形を行ってきました。2026年時点で開院27年を迎え、埋没法をはじめとする二重整形において、幅広いまぶたの状態やご希望に対応してきた経験があります。
埋没法の症例数は、開院以来143,016件に及びます(2025年12月時点、当院調べ)。多くの症例を重ねてきた経験をもとに、患者様ごとに適した二重幅や固定方法を検討しています。
患者様一人ひとりに合った施術をご提案
二重整形では、「人気の幅」や「写真で見た二重」が必ずしもその方に合うとは限りません。まぶたの厚み、脂肪量、蒙古ひだ、左右差、目の開き方によって、自然に見える二重幅や適した施術方法は異なります。
当院では、埋没法だけでなく、必要に応じて切開法や眼瞼下垂の可能性も含めて診察し、その方のお悩みに合った方法をご提案しています。
不要なアップセルや強引な勧誘を行わない方針
当院では、「高度な美容医療を適正価格でご提供すること」を大切にしています。相談時に、ホームページに記載のない高額な施術を一方的にすすめたり、不要な上位施術を強く勧めたりすることはありません。
施術内容、費用、リスク、ダウンタイムを事前にご説明し、患者様に納得いただいたうえで施術に進んでいただくことを重視しています。
ご紹介で来院される方も多いクリニック
当院では、ご家族やご友人からの紹介で二重整形の相談に来院される方も多くいらっしゃいます。これは、施術結果だけでなく、相談、費用説明、術後の経過確認まで含めた対応を大切にしてきた積み重ねによるものと考えています。
施術後のアフターフォローを重視
二重整形は、施術を受けたら終わりではありません。術後は腫れや左右差、二重幅の変化などが気になり、不安を感じる方も少なくありません。
当院では、術後の経過確認や不安な症状への相談対応を含め、アフターフォローを大切にしています。強い痛み、赤み、腫れ、違和感などがある場合も、状態に応じて適切に対応できる体制を整えています。
二重整形の埋没法・切開法に関するよくある質問
Q1. 埋没法は必ず取れますか?
埋没法は取れる可能性がある施術ですが、必ず取れるわけではありません。まぶたの状態、二重幅、摩擦の有無、固定方法によって持続期間は異なります。
Q2. 埋没法が取れたら糸は残っていますか?
糸が残っていることも、切れていることも、組織内に埋もれていることもあります。二重ラインが消えた原因は糸だけではないため、診察で確認が必要です。
Q3. 埋没法が片目だけ取れた場合、片目だけ再施術できますか?
片目だけの再施術は可能です。ただし、左右差を整えるために両目の調整が必要になることもあります。
Q4. 埋没法を何回も受けると切開法しかできませんか?
埋没法を複数回受けていても、まぶたの状態によっては再度埋没法を選べます。ただし、糸の本数やまぶたへの負担を考慮し、切開法が適することがあります。
Q5. 埋没法と切開法では、どちらが自然ですか?
適した方法を選べば、どちらも自然な仕上がりを目指せます。自然さは施術方法だけでなく、二重幅、目の開き、まぶたの厚み、デザインによって決まります。
Q6. 切開法なら二重は絶対に取れませんか?
切開法は埋没法より戻りにくい施術ですが、加齢や体重変化、皮膚のたるみ、眼瞼下垂の進行によって見え方が変化することはあります。
Q7. 埋没法の後、目をこすると取れますか?
一度こすっただけで必ず取れるわけではありません。ただし、日常的に強くこする習慣は糸やまぶたに負担をかけるため、避けるべきです。
Q8. 埋没法から切開法へ変更できますか?
変更できます。過去の埋没糸が残っている場合は、状態に応じて抜糸や処置を行い、切開法を検討します。
まとめ|埋没法が取れるか不安な方は、まぶたに合う方法を選ぶことが重要
二重整形の埋没法は、糸で二重ラインを作るため、時間の経過とともにラインが薄くなったり、取れたりする可能性があります。特に、厚いまぶた、幅広い二重、目をこする習慣がある方は、埋没法が取れやすくなります。
切開法は、皮膚や脂肪を調整しながら二重の構造を作るため、埋没法より戻りにくい方法です。ただし、ダウンタイムが長く、修正には慎重な判断が必要です。
二重整形で後悔しないためには、以下を明確にすることが重要です。
- 自分のまぶたに埋没法が適しているか
- 希望する二重幅が無理のないデザインか
- 埋没法が取れた原因は何か
- 切開法が本当に必要な状態か
- ダウンタイムと仕上がりの優先順位はどちらか
埋没法について詳しく見る
切開法について詳しく見る
監修医情報
- 医師名
- 田中 宏樹
- 略歴
-
2011年 徳島市立高校 理数科 卒業
2018年 徳島大学医学部 卒業
2018年 大阪警察病院 臨床研修医
2020年 大阪大学 形成外科入局
2020年 新潟大学医歯学総合病院 形成外科・美容外科
2021年 大阪母子医療センター 形成外科
2023年 箕面市立病院 形成外科
2026年 恵聖会クリニック入職
- 所属学会
- 日本形成外科学会
日本美容外科学会(JSAS)
日本美容外科医師会
日本頭蓋顎顔面外科学会
日本創傷外科学会
- 資格
- 日本専門医機構認定 形成外科専門医
乳房増大用エキスパンダー/インプラント実施医師
乳房再建用エキスパンダー/インプラント実施医師
ボトックスビスタ認定医
ジュビダームビスタ認定医
日本化粧品検定2級/1級
日本化粧品検定特級/コスメコンシェルジュ
メイクカラーコンシェルジュ
コスメライター
その他のドクター・スタッフコラム
-
脂肪注入豊胸は何年持つ?持続期間・定着率・長持ちさせる方法を医師が解説
-
小鼻縮小の効果は永久?後戻りする原因・長持ちさせるポイントを医師が解説
-
ヒアルロン酸注入1ccの相場は?日本の美容クリニックの費用目安を医師が解説【2026年版】
-
鼻フルとは?手術内容・費用相場・鼻整形で失敗しない選び方を医師が解説
-
小鼻縮小は切らない方法でできる?ボトックス・糸・鼻翼縮小の違いとリスクを医師が解説
-
だんご鼻整形の相場は日本でいくら?費用・治療法・失敗しない選び方を医師が解説
-
二重にすると目が大きく見える理由とは?仕組み・限界・二重整形で変わる印象を医師が解説
-
ララピールとは?どんな人向け?効果・デメリット・向いている肌を医師目線で解説
-
日本人にもわし鼻はいる?鼻の形の特徴・原因・治療法を医師が解説
-
日本人の一重・二重の割合は?まぶたの種類と二重整形を検討する前に知るべきこと