ドクター・スタッフコラム
小顔整形では何ができる?種類・効果・リスクを原因別に解説
小顔整形でできることは、顔の脂肪を減らす、咬筋を小さくする、たるみを引き締める、骨格を整える、顎先などのバランスを調整することです。
重要なのは「小顔になりたいから〇〇をする」と施術を先に決めるのではなく、顔が大きく見える原因が脂肪・筋肉・骨・たるみ・顔全体の比率のどこにあるかを診断して治療を選ぶことです。
小顔整形とは?医学的には輪郭を構成する組織に対して治療を行う美容医療
小顔整形とは、顔の横幅やフェイスライン、頬・顎下のボリューム、顎先の形、皮膚のたるみなどを整え、顔を小さく、すっきり見せる美容医療の総称です。
「小顔整形」という1種類の手術があるわけではありません。顔の輪郭は主に以下の要素で構成されています。
- 骨:頬骨、下顎骨、下顎角、オトガイ
- 筋肉:主にエラ部分の咬筋
- 脂肪:頬、フェイスライン、顎下、深部脂肪
- 皮膚・皮下組織:加齢などによるたるみ
- 顔全体の比率:顎先の長さや位置、頬とのバランス
そのため、同じ「エラが張っている」という悩みでも、原因が咬筋ならエラボトックス、脂肪なら脂肪吸引、骨格ならエラ骨切りが適応になります。
また、顎のヒアルロン酸注入は顔そのものの体積を減らす施術ではありません。しかし、顎先の形を整えることでフェイスラインがシャープになり、視覚的に小顔に見せることができます。
顔が大きく見える原因は主に5つ
1. 頬や顎下の脂肪が多い
皮下脂肪が多いと頬が丸く見え、フェイスラインと首の境界がぼやけます。体重が標準でも、顔に脂肪がつきやすい方では二重顎や下膨れが目立ちます。
このタイプでは、顔の脂肪吸引や脂肪溶解注射などが候補です。
2. 咬筋が発達してエラが張っている
咬筋とは、奥歯を噛みしめたときにエラ部分で盛り上がる筋肉です。食いしばりなどで咬筋が発達すると、顔の下1/3が横に広く見えます。
筋肉が原因なら、咬筋へボツリヌストキシン製剤を注入するエラボトックスが適しています。
3. 頬骨・エラ・顎の骨格が張っている
頬骨が外側へ張っている、下顎角が大きい、下顎骨の横幅が広い場合は、脂肪や筋肉を減らしても骨格そのものの幅は変わりません。
骨格が主因なら、頬骨骨切り、エラ骨切り、オトガイ形成、Vライン形成、輪郭3点などの輪郭形成が候補です。恵聖会クリニックでも頬・エラ・オトガイを含む輪郭形成に対応しています。
輪郭形成について詳しく見る4. 皮膚や皮下組織がたるんでいる
加齢などにより皮膚や皮下組織が下がると、フェイスラインに厚みが出て顔が四角く見えることがあります。
軽度から中等度では医療ハイフ(HIFU)、高周波(RF)、糸リフトなど、たるみが強い場合はフェイスリフトが候補です。HIFUは非侵襲的なたるみ治療として有効性が報告され、主な副反応は一時的な赤み、腫れ、痛みなどです。
5. 顎先が短く、顔が丸く見えている
顎先が短い、後退している場合は、実際の顔幅以上に丸顔や下膨れに見えることがあります。
この場合、ヒアルロン酸注入やオトガイ形成で顎先を整えると縦横のバランスが変わり、輪郭をすっきり見せられます。
小顔整形には何がある?種類と効果
エラボトックス|筋肉によるエラ張りを改善
エラボトックスは、咬筋へボツリヌストキシン製剤を注入し、筋肉の働きを弱めてボリュームを減らす治療です。
向いている人
- 噛みしめるとエラ部分が硬く盛り上がる
- 咬筋が発達して顔の下半分が広く見える
- 切らずにエラ張りを改善したい
効果は永久ではなく、時間とともに筋肉の働きが戻ります。注射後には噛みにくさ、筋肉痛、表情の左右差などが起こることがあります。
エラボトックスについて詳しく見る顔の脂肪吸引|頬・フェイスライン・顎下の脂肪を直接減らす
顔の脂肪吸引は、細い吸引管を使って皮下脂肪を直接取り除く手術です。脂肪細胞そのものを減らすため、頬や顎下のボリュームを明確に減らしたい方に適しています。
向いている人
- 頬の脂肪が多い
- 二重顎が目立つ
- フェイスラインが脂肪でぼやけている
- 体重を落としても顔だけ痩せにくい
ただし、顔は「たくさん吸引するほど小顔になる」部位ではありません。吸引すべきではない部分の脂肪を取ると頬こけにつながり、脂肪を取りすぎると凹凸やたるみの原因になります。
恵聖会クリニックでも、顔の脂肪吸引では吸引量そのものではなく、最終的なフェイスラインのバランスを重視しています。
脂肪吸引について詳しく見る脂肪溶解注射|切らずに部分的な脂肪へアプローチ
脂肪溶解注射は、頬や顎下などへ薬剤を注入し、局所的なボリュームダウンを目指す治療です。
脂肪吸引より変化は穏やかですが、切開を避けたい方や少量の脂肪を調整したい方に適しています。大きな変化を1回で得る治療ではなく、状態によって複数回の施術を検討します。
脂肪溶解注射について詳しく見るメーラーファット・バッカルファット除去|脂肪の位置を見極める
顔には皮下脂肪以外にも複数の脂肪区画があります。頬上部のメーラーファットや頬深部のバッカルファットが輪郭を大きく見せている場合には、適応を見極めて除去を検討します。
ただし、頬の脂肪は若々しい立体感を保つ役割もあります。適応がない方が除去すると頬こけや老けた印象につながるため、「頬の脂肪は取るほど小顔になる」という考えは誤りです。
メーラーファット・バッカルファット除去について詳しく見る医療ハイフ・高周波・糸リフト|たるみによるもたつきを改善
皮膚や皮下組織のゆるみが主因なら、脂肪を減らすより引き締めやリフトアップが適しています。
- 医療ハイフ(HIFU):高密度焦点式超音波で深部へ熱を加える
- 高周波(RF)治療:熱エネルギーで皮膚や皮下組織を引き締める
- 糸リフト:医療用の糸で下がった組織を持ち上げる
- フェイスリフト:余剰皮膚や深部組織を外科的に引き上げる
恵聖会クリニックでは、医療ハイフ、XERF、ソフウェーブなど複数のたるみ治療を扱っています。
医療ハイフ・高周波治療について詳しく見る 糸リフトについて詳しく見る骨切り・輪郭形成|骨格そのものの横幅や形を変える
骨格が主因の場合、骨そのものを変えられる治療が輪郭形成です。
代表的な施術には以下があります。
- 頬骨骨切り
- エラ骨切り(下顎角形成)
- オトガイ形成
- Vライン形成
- 輪郭3点
小顔整形のダウンタイムとリスク
小顔整形のダウンタイムは施術によって大きく異なります。注入治療は比較的短く、脂肪吸引や骨切りでは腫れや内出血が長く続きます。
エラボトックスのリスク
主な症状は以下です。
- 注射部位の赤み・腫れ
- 内出血
- 一時的な噛みにくさ
- 表情の左右差
適切な位置・量を判断することが重要です。
脂肪吸引のダウンタイム・リスク
顔の脂肪吸引では以下が起こり得ます。
- 腫れ・むくみ
- 内出血
- 痛み
- しびれ、感覚の鈍さ
- 硬さ、拘縮
- 左右差、凹凸
- 血腫
- 感染
- 神経症状
顎下脂肪吸引に関する文献でも、神経障害や輪郭の不整などが合併症として報告されています。
術後は医師の指示に従って圧迫などを行います。急激に腫れが増える、強い痛みが続く、熱感や膿が出るなどの症状がある場合は、予定日を待たず医療機関へ連絡してください。
ハイフ・高周波治療のリスク
主な症状は赤み、腫れ、熱感、圧痛、一時的なしびれです。
HIFUはダウンタイムが比較的短い治療ですが、まれに神経刺激症状、脂肪萎縮、熱傷などが報告されています。適切な照射部位と出力を設定することが重要です。
骨切りのダウンタイム・リスク
骨切りでは、注入治療や脂肪吸引より長いダウンタイムが必要です。
主な症状・合併症は以下です。
- 強い腫れ、むくみ
- 疼痛
- 出血、血腫
- 感染
- 口唇や顎周囲の感覚低下
- 左右差
- 輪郭の不整
- たるみ
- 神経損傷
- 骨折
下顎角形成の報告でも、血腫、強い腫れ、感染、たるみなどが確認されています。
恵聖会クリニックでは、エラ骨切り後に圧迫用バンテージを使用し、開口訓練などを行います。術直後は腫れや感覚の鈍さにより、話しにくさや食事のしづらさを感じることがあります。
小顔整形の種類を比較|効果・持続・ダウンタイムの違い
| 項目 | エラボトックス | 脂肪吸引・脂肪除去 | ハイフ・RF・糸リフト | 骨切り・輪郭形成 |
|---|---|---|---|---|
| 主な原因 | 咬筋の発達 | 頬・顎下などの脂肪 | 皮膚・皮下組織のたるみ | 頬骨・エラ・顎の骨格 |
| 主な効果 | 下顔面をすっきり見せる | 脂肪量を減らす | フェイスラインを引き締める | 骨格の幅・形を変える |
| 変化の大きさ | 中程度 | 中〜大 | 小〜中 | 大 |
| 持続 | 一時的 | 脂肪細胞の減少は長期的 | 再施術を検討 | 骨格の変化は長期的 |
| ダウンタイム | 短い | 腫れ・内出血・拘縮あり | 比較的短い | 長い |
| 主なリスク | 噛みにくさ、左右差 | 凹凸、血腫、感染など | 赤み、熱傷、神経刺激など | 出血、感染、感覚障害など |
| 向いている人 | 筋肉でエラが張る人 | 脂肪で輪郭が丸い人 | たるみでもたつく人 | 骨格の張りが強い人 |
最も重要なのは、変化の大きさだけで施術を選ばないことです。骨格が原因ではない方に骨切りをする必要はなく、脂肪が少ない方へ脂肪吸引をしても理想的な小顔にはつながりません。
小顔整形のメリット・デメリット
小顔整形のメリット
- 原因に合った治療なら効率よく輪郭を改善できる
- ダイエットでは変えられない骨格や咬筋にも治療できる
- 頬・顎下・エラ・顎先など部分ごとに調整できる
- 希望する変化量に合わせて治療方法を選べる
- 正面だけでなく横顔や顔全体の比率も整えられる
小顔整形のデメリット
- すべての施術に副作用やリスクがある
- 原因を誤ると十分な効果が得られない
- 脂肪を取りすぎると頬こけやたるみにつながる
- ボトックスや照射治療は再施術が必要になる
- 骨切りは変化が大きい反面、身体への負担も大きい
- 小ささだけを追求すると顔全体のバランスを崩すことがある
小顔整形はどれを選ぶ?原因別の目安
- 噛みしめるとエラが硬く盛り上がる
→ エラボトックス - 頬や顎下の脂肪が多い
→ 脂肪吸引・脂肪溶解注射 - 頬の深い位置にボリュームがある
→ メーラーファット・バッカルファット除去の適応を判断 - 輪郭が四角い、頬骨の横幅が広い
→ エラ骨切り・頬骨骨切り - 顎先が短く丸顔に見える
→ ヒアルロン酸注入・オトガイ形成 - 年齢とともにフェイスラインが下がった
→ HIFU・RF・糸リフト・フェイスリフト
実際には複数の原因が重なっていることが多いため、自己診断だけで施術を決めず、医師の診察で優先順位を決めることが大切です。
小顔整形で後悔しないために確認したい7つのポイント
小顔整形を選ぶ際は、次の点を確認してください。
- 顔が大きく見える原因を具体的に説明してもらえるか
- 複数の治療方法を比較して提案してもらえるか
- 治療でできること・できないことを説明してもらえるか
- ダウンタイムや合併症の説明があるか
- 骨切りでは術前画像を用いて十分な計画を立てているか
- 施術後の診察・アフターフォロー体制があるか
- 不要な施術を追加せず、料金が明確か
小顔整形は、同じ「顔を小さくしたい」という希望でも選ぶ施術が大きく異なります。複数の治療方法に対応し、原因から治療を選択できる医療機関を選ぶことが重要です。
恵聖会クリニックが小顔整形で選ばれる理由
脂肪・筋肉・たるみ・骨格まで幅広く治療できる
恵聖会クリニックでは、エラボトックス、脂肪溶解注射、顔の脂肪吸引、医療ハイフや高周波治療、糸リフト、フェイスリフト、頬骨・エラ・オトガイの骨切りまで幅広く対応しています。
選択肢が多いからこそ、特定の施術ありきではなく、「何が原因で顔が大きく見えているのか」から治療を考えられることが当院の強みです。
脂肪吸引4,760件の症例実績
恵聖会クリニックの脂肪吸引症例数は4,760件です。
※2025年12月31日現在。
顔の脂肪吸引では、脂肪を多く取ることより、取る部分と残す部分を判断することが重要です。豊富な症例経験をもとに、自然なフェイスラインを目指します。
3D-CTを活用した輪郭形成
骨切りでは骨の大きさだけでなく、左右差や神経管との位置関係、正面・横顔のバランスを考慮した手術計画が必要です。
当院では3D-CTを用いて骨格を立体的に確認し、術前シミュレーションを行っています。また、ソノペットなどの超音波骨切削器を使用し、安全性に配慮しながら骨切削を行っています。
2000年開院、2026年で27年目
恵聖会クリニックは2000年に開院し、2026年で27年目を迎えました。間もなく開院30年を迎える歴史のなかで、幅広い美容医療の経験と症例を積み重ねています。
ご紹介による来院が多い
毎月、ご家族やご友人からの紹介で多くの患者様が来院されています。
当院は「すべての方にご満足いただける施術を提供し続ける」ことを大切にし、診察・施術・施術後の対応を積み重ねています。その結果が、ご紹介という形につながっていると考えています。
アップセルや強引な勧誘をしない
恵聖会クリニックでは、ホームページに記載のない高額な施術を突然提示することはありません。
「高度な美容医療を適正価格でご提供する」という方針のもと、必要性の低い施術を無理に追加せず、施術内容と費用に納得いただいたうえで治療を行います。
施術後まで徹底したアフターフォロー
小顔整形は、施術を受けた時点で終わりではありません。特に脂肪吸引や骨切りでは、腫れや拘縮、感覚の変化など、経過中に不安を感じることがあります。
当院では施術後の診察・アフターフォローを重視し、正常な経過なのか、追加の処置が必要なのかを医師が判断します。
「大阪公立大学 大学院医学研究科 形成外科学教室」と連携
恵聖会クリニックは「大阪公立大学 大学院医学研究科 形成外科学教室」と連携し、保険診療における形成外科治療領域の技術的向上を目指しています。
小顔整形、とくに輪郭形成では顔面解剖への深い理解が必要です。当院では長年の美容外科診療で培った経験に加え、形成外科的な視点も重視しています。
FAQ|小顔整形でよくある質問
Q1. 小顔整形で一番効果が大きいのは何ですか?
骨格が原因なら骨切りが最も大きな変化を出せます。ただし、筋肉が原因ならエラボトックス、脂肪が原因なら脂肪吸引が適しています。効果の大きさではなく原因で選ぶことが正解です。
Q2. 切らずに小顔にできますか?
できます。エラボトックス、脂肪溶解注射、医療ハイフ、高周波治療、ヒアルロン酸注入などがあります。ただし、骨格そのものの横幅を切らない施術で縮めることはできません。
Q3. エラボトックスとエラ骨切りはどう違いますか?
エラボトックスは咬筋、エラ骨切りは下顎骨に対する治療です。筋肉によるエラ張りにはボトックス、骨そのものが張っている場合には骨切りが適しています。
Q4. 顔の脂肪吸引をすれば必ず小顔になりますか?
いいえ。脂肪が原因なら効果を期待できますが、骨格・咬筋・たるみが主因なら脂肪吸引だけでは十分な変化は出ません。
Q5. バッカルファットは取った方が小顔になりますか?
全員に必要な施術ではありません。適応がない方が除去すると、頬こけや老けた印象につながります。脂肪の位置と量を診断したうえで判断します。
Q6. 小顔整形でたるむことはありますか?
あります。脂肪を過剰に減らした場合や骨格を大きく縮小した場合は、余った皮膚や軟部組織がたるんで見えることがあります。術前に皮膚の弾力まで評価する必要があります。
Q7. 小顔整形は何歳から受けられますか?
施術ごとに適応が異なります。年齢だけでは判断せず、骨格の成長、脂肪量、筋肉、皮膚の状態、治療目的を確認して医師が判断します。
Q8. 小顔整形はどのくらいで完成しますか?
施術によって異なります。注入治療は比較的早く変化しますが、脂肪吸引や骨切りでは腫れが引いて組織が落ち着くまで時間が必要です。特に骨切りは数ヶ月単位で輪郭がなじむため、術直後の見た目を完成形とは判断しません。
まとめ|小顔整形は「何をするか」より「何が原因か」で選ぶ
小顔整形には、エラボトックス、脂肪吸引、脂肪溶解注射、脂肪除去、医療ハイフ・高周波治療、糸リフト、ヒアルロン酸注入、骨切りなど多くの種類があります。
原因別に整理すると、次のようになります。
- 脂肪が原因 → 脂肪吸引・脂肪溶解注射
- 筋肉が原因 → エラボトックス
- たるみが原因 → HIFU・RF・糸リフト・フェイスリフト
- 骨格が原因 → 頬骨・エラ・オトガイの輪郭形成
- 顔全体の比率が原因 → 顎先の形成・注入治療
最も重要なのは、希望する施術をそのまま受けることではなく、骨格・筋肉・脂肪・皮膚を総合的に診察し、必要な治療と不要な治療を明確にすることです。
監修医情報
- 医師名
- 田川 大地
- 略歴
-
2009年 長崎大学医学部卒業
卒業後、市民病院で初期研修を修了したのち、水の森美容クリニックに入職、美容外科医となり大阪院を開設。
8年以上院長として従事し、幅広い施術を習得、美容外科診療の実績を積む。
2020年 恵聖会クリニック入職
- 所属学会
- 日本美容外科学会(JSAS)
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