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脇切開による豊胸の傷跡リスクとは?ケロイド予防と正しい知識

菅野医師

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脇切開による豊胸の傷跡リスクとケロイド予防

豊胸手術を検討する際、多くの女性が最も懸念するのが「傷跡」です。特に、胸本体に傷を残したくないという思いから選ばれることが多いのが、脇からアプローチする「脇切開(腋窩切開)」による豊胸術です。脇切開豊胸の傷跡がどのような経過をたどるのか、綺麗に治すための手術技術や、術後のケロイド・肥厚性瘢痕を防ぐためのアフターケアについて詳しく解説します。

脇切開(腋窩切開)豊胸とは?傷跡の特徴と選ばれる理由

脇

バストアップを目指すにあたり、傷跡の目立たなさは仕上がりの美しさと同じくらい重要な要素です。まずは脇切開豊胸がなぜこれほど多くの人に選ばれているのか、その基本的な特徴を紐解きます。

脇切開のメリット|胸本体に傷がつかない

脇切開(腋窩切開)の最大のメリットは、バスト本体に一切傷がつかない点です。豊胸手術を行ったことを周囲に気づかれたくないという方にとって、胸元やアンダーバストにメスを入れない術式は非常に魅力的です。海や温泉、仰向けになるシーンでも胸自体に傷がないため、自然な見た目を維持しやすいという特徴があります。

傷跡の長さと切開位置(脇のシワに沿う切開)

脇切開における切開幅は、使用するシリコンバッグのサイズや術式にもよりますが、一般的に約3〜5cm程度です。この切開は、脇の奥にある自然な皮膚のシワに沿って行われます。シワのラインに完全に重ねるように切開を施すため、時間の経過とともにシワと同化し、目立ちにくくなっていきます。

シリコンバッグ

胸下切開や乳輪切開との傷跡の違い・比較

他のアプローチ方法と比較してみましょう。胸の下を切開する「胸下切開」は、医師が手術野を直接視認しやすく正確なバッグ挿入が可能ですが、仰向けになった際などに傷が露出するデメリットがあります。乳輪の縁を切開する「乳輪切開」は、乳輪の色素境界に傷を紛れ込ませるため目立ちにくいものの、挿入できるバッグに制限があり、乳腺組織を傷つけるリスクから現在日本では導入するクリニックが限られています。これらと比較して脇切開は、バストの構造を健康に保ちながら、最も隠しやすい位置に傷を配置できるバランスの取れた術式といえます。

切開方法 傷跡の位置と特徴
脇切開(腋窩切開) 脇の自然なシワに沿って切開するため、胸本体に傷跡が残らない
胸下切開 胸の下を切開する方法。手術野を直接確認しやすい一方、仰向けになった際などに傷跡が見えることがある
乳輪切開 乳輪の色素境界に沿って切開する方法。バッグの挿入に制限がある場合があり、乳腺組織への影響にも配慮が必要

脇切開の傷跡はどうなる?治癒の経過とバレるリスク

手術を終えた後、脇の傷跡はどのようなプロセスを経て目立たなくなっていくのでしょうか。回復段階ごとの変化と、日常生活で周囲に気づかれるリスクについて具体的に解説します。

術後の回復プロセス(炎症期・増殖期・成熟期)

皮膚の傷が治るプロセスは、大きく「炎症期」「増殖期」「成熟期」の3つの段階に分かれます。手術直後から数日間続く炎症期は、傷口が赤く腫れ、熱感や痛みを伴う生体防御反応の時期です。その後、術後数日から数ヶ月続く増殖期に入ると、コラーゲン線維が活発に作られ、一時的に傷が赤く硬くなり、盛り上がりを見せます。この時期が最も傷跡が目立ちやすいタイミングです。最後に、術後数ヶ月から1年以上かけて訪れる成熟期では、コラーゲンが再構築されて余分な血管が減少し、傷跡は徐々に白っぽく平らになり、周囲の正常な皮膚に馴染んでいきます。

傷跡が白く目立たなくなるまでの期間(6ヶ月〜1年)

豊胸手術の傷跡が周囲に気づかれないほど白く平らな線状になるまでには、通常6ヶ月から1年程度の期間が必要です。特に、術後3〜4ヶ月頃までは赤みや色素沈着がピークに達することがあり、この時期に焦って触ったり擦ったりすると、かえって赤みが長引く原因になります。1年ほど経過すると、多くのケースで細い白いシワのようになり、意識して見なければわからない状態へと落ち着きます。

腕を上げたときやノースリーブ着用時はバレる?

手術直後の数ヶ月間は赤みや硬さがあるため、ノースリーブを着て吊り革を持ったり、腕を大きく上げたりする動作では、傷跡が不自然に赤く見えてバレるリスクがあります。しかし、成熟期を過ぎて白い線に変化すれば、脇の自然なシワに見えるため、至近距離で見つめられない限り気づかれることはほとんどありません。ダウンタイム期間中は、ノースリーブの着用を避けるか、薄手のカーディガンを羽織る、あるいは傷跡保護用のベージュのテープを貼るなどの工夫でカバーできます。

脇の傷跡が目立つ原因とリスク|ケロイドと肥厚性瘢痕の違い

傷跡が綺麗に消えていく一方で、稀に傷跡が赤く盛り上がったまま残ってしまうケースがあります。これには「肥厚性瘢痕」と「ケロイド」という明確な病態の違いが存在します。

赤く盛り上がる「肥厚性瘢痕」と「ケロイド」の違い

「肥厚性瘢痕」と「ケロイド」

肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)とは、傷口にかかる摩擦や張力などが原因でコラーゲンが過剰に産生され、元の傷の範囲内において赤くミミズ腫れのように盛り上がる状態を指します。時間の経過とともに、あるいは適切な圧迫ケアによって徐々に平らになっていく特徴があります。一方、ケロイドは体質的な要因が強く、最初の傷の範囲を超えて周囲の正常な皮膚にまで赤みや激しい痒み、痛みを伴う盛り上がりが拡大していく進行性の病変です。ケロイドの場合は自然軽快が難しく、専門的な治療が必要となります。

ケロイド体質になりやすい人の特徴とセルフチェック

自身がケロイド体質であるかどうかは、過去の傷の治り方でセルフチェックが可能です。例えば、「過去の小さな怪我や手術の跡がいつまでも赤く盛り上がっている」「BCG注射の跡やピアスホールが大きく硬く腫れている」「ニキビ跡がしこりのように盛り上がって残っている」といった経験がある場合、ケロイド体質、あるいは肥厚性瘢痕を生じやすい体質である可能性が高いです。また、ご家族に同様の体質の方がいる場合も注意が必要です。心当たりがある場合は相談時に医師に伝えるようにしましょう。

傷口にかかる張力(テンション)や摩擦による影響

傷跡が肥厚性瘢痕化する最大の外的要因は、傷口にかかる「張力(テンション)」と「摩擦」です。脇は腕の曲げ伸ばしや日常動作により、常に皮膚が引っ張られる場所です。傷口が引っ張られると、皮膚はこれに対抗して傷を塞ごうとし、コラーゲンを過剰に生成します。また、下着や衣服によるこすれ(摩擦)も慢性的な炎症を引き起こし、傷跡を悪化させる重大な要因となります。

クリニック側で行われる傷跡を最小限にする工夫・手術技術

傷跡を美しく仕上げるためには、患者様自身のアフターケアだけでなく、手術を行う医師の技術が重要な役割を果たします。

形成外科的な多層縫合(中縫い・真皮縫合)の重要性

傷跡を細く目立たなくするためには、皮膚の表面だけでなく、内部の深い層から緻密に縫い合わせる「多層縫合(真皮縫合)」が不可欠です。形成外科的な手法に基づき、皮膚の下にある真皮層や皮下組織を溶ける糸でしっかりと強固に結びつける(中縫い)ことで、傷口が開こうとする張力を内部で吸収します。表面の皮膚にはほとんど引っ張られる力がかからない状態にした上で、極細の糸で表面を丁寧に合わせるため、抜糸後の傷跡が横に広がることなく、一本の極細い線となって治癒していきます。

  • Before写真
  • After写真

豊胸術(シリコンバッグ)
¥560,000(税込¥616,000) ※掲載当時の費用
【リスク・副作用】腫れ・内出血・血腫・リンパ貯留 ※術後のフォローは、責任を持って行います。

術後のケロイド・色素沈着を防ぐ正しいアフターケア

手術が完璧に行われても、術後のセルフケアを怠ると傷跡が目立ってしまう原因になります。美しく平らな傷跡を目指すために、日々実践できる正しいアフターケアをご説明します。

徹底した紫外線対策と保湿ケアで黒ずみ・色素沈着を防ぐ

術後3〜6ヶ月の増殖期にある傷跡は、バリア機能が低下しており非常に敏感です。この時期に紫外線を浴びると、メラニン色素が過剰に生成され、傷跡が茶色く染まったような「炎症後色素沈着」を引き起こしてしまいます。日焼け止めを塗る、あるいは衣服やUVカットテープで遮光することを徹底してください。また、傷口が乾燥すると皮膚の再生力が衰え、外部刺激に過敏になります。傷口が完全に塞がった後は、低刺激の保湿剤などで毎日優しく保湿し、肌の柔軟性を保ちましょう。

皮膚の再生を促す栄養補給(タンパク質・ビタミンC・亜鉛)

新しい細胞や皮膚の基礎となるタンパク質(肉、魚、卵、大豆製品)、コラーゲンの生成を助け色素沈着を抑制するビタミンC(柑橘類、キウイ、ブロッコリー)、細胞分裂や皮膚の修復・再生に不可欠なミネラルである亜鉛(牡蠣、レバー、牛肉、ナッツ類)を意識して日々の食事に取り入れましょう。

血流悪化を防ぐ術前術後の禁煙と安静の徹底

タバコに含まれるニコチンは、末梢血管を強く収縮させ、皮膚への酸素や栄養の供給を著しく低下させます。喫煙を続けると傷口の治りが大幅に遅れ、感染症を引き起こしたり、傷跡が引きつれて幅広く残ったりするリスクが格段に高まります。手術の前後少なくとも1ヶ月間は、完全な禁煙を徹底してください。また、術後しばらくは肩を大きく回すような激しい運動を控え、局所を安静に保つことが美しい傷跡への近道です。

もし脇の傷跡が目立ってしまった場合の治療法・修正方法

万が一、適切なケアを行っていたにもかかわらず傷跡が赤く盛り上がったり、色素沈着を起こしてしまったりした場合でも、医療の力で改善へと導くアプローチが用意されています。

赤みや質感を改善するレーザー治療

傷跡の赤みがなかなか引かない場合には、毛細血管の異常な増殖を抑える「色素レーザー(Vビームなど)」が有効です。また、傷跡が硬くなっていたり、デコボコとした質感であったりする場合は、皮膚に微細な穴を開けてコラーゲンの再構築を促す「フラクショナルレーザー」を照射することで、周囲の正常な皮膚に近い質感へと徐々に整えていくことが可能です。

フラクショナルレーザーの詳細はこちら

盛り上がりを平らにするステロイド注射・外用薬

肥厚性瘢痕やケロイドによる盛り上がりが強い場合、強力な抗炎症作用を持つステロイドを傷跡に直接注射する治療が効果的です。これにより過剰なコラーゲン生成が抑制され、盛り上がりが平らになり、痒みや痛みも治まります。1〜2ヶ月おきに数回行うのが一般的です。簡易的な方法としては、ステロイドが配合されたテープ剤や軟膏を毎日貼付・塗布する治療も広く行われています。

目立つ傷跡をきれいに縫い直す傷跡修正手術(瘢痕形成術)

傷跡が横に広がってしまったり、引きつれを起こしたりして見栄えが悪い場合、その目立つ瘢痕組織を一度きれいに切除し、形成外科的なアプローチで精密に縫い直す「傷跡修正手術(瘢痕形成術)」が行われます。皮膚の張力の方向を考慮し、ジグザグに切開線を入れることで力を分散させ、引っ張られにくい環境を作り出して細く美しい縫合線を再構築します。

脇切開豊胸の傷跡で後悔しないためのクリニック・医師選び

菅野医師

豊胸手術の傷跡を最小限に抑え、後悔のない理想のバストを手に入れるためには、クリニック選びや医師の選定が非常に重要です。以下の3つのポイントを基準に選択してください。

縫合技術と症例数が豊富な医師を選ぶ

皮膚の切開や微細な縫合において、豊胸手術の経験が豊富な医師は、組織を傷つけない丁寧な縫合の技術に長けています。また、症例写真を数多く提示し、傷跡の経過をきちんと説明できる医師を選ぶと安心です。

相談時に傷跡のリスクや経過を誠実に説明してくれるか

相談の際に、「絶対に傷跡は消えます」「全く目立ちません」といったメリットばかりを強調する医師は避けるべきです。人間の皮膚は一度メスを入れれば、完全に元の無垢な肌に戻ることはありません。「時間の経過とともに白いシワのようになり目立たなくなるが、最初は必ず赤みが出る」「体質によっては肥厚性瘢痕のリスクがある」といったデメリットやリスク、その経過を隠さず誠実に説明してくれる医師こそが、信頼できるパートナーと言えます。

術後のアフターフォローや瘢痕治療体制が整っているか

どれだけ優れた医師が手術を行っても、予測不可能な体質的な要因で傷跡が乱れることはあります。万が一、術後に傷跡が盛り上がってきた場合、迅速にステロイド治療やレーザー照射などの瘢痕治療に移行できる体制が整っているクリニックを選びましょう。保証制度の有無や、定期検診にかかる費用、アフターケアの具体的なサポート範囲を事前に確認しておくことが重要です。

恵聖会クリニックが脇切開豊胸と傷跡への配慮で選ばれる理由とポリシー

2000年開院から27年、豊胸治療で培った経験

恵聖会クリニックは2000年に開院し、2026年で27年目を迎えました。

これまでに培ってきた豊胸治療の経験や術後経過に関する知見を活かし、患者様一人ひとりの体型やご希望に合わせた治療をご提案しています。また、仕上がりだけでなく傷跡や術後の回復にも配慮し、安心して治療を受けていただけるよう努めています。

傷跡や体質に合わせた術式の検討

皮膚の状態、ケロイド・肥厚性瘢痕の既往、胸の形、希望する仕上がりを医師が診察で確認します。脇切開がすべての方に最適とは限らず、切開位置や術式の利点・リスクを比較して提案します。

乳房の発達状況、皮膚の厚み、脂肪量、希望するサイズだけでなく、妊娠・授乳の予定も確認します。脂肪注入やシリコンバッグなどにはそれぞれ適応と限界があるため、全員に同じ術式を勧めることはありません。

ダウンタイムまで含めて治療の一部と考えています

当院では傷跡の仕上がりだけでなく、回復期間を安心して過ごせることも治療の一部と考えています。術前に脇の赤み、腫れ、痛み、内出血や瘢痕の成熟に要する期間を説明し、術後の不安にも対応します。通常の経過なら今後の見通しをお伝えし、感染や異常な腫れなどが疑われる場合には速やかに医師が診察します。開院以来27年目までの経験を活かし、術前から術後まで支えます。

当院では仕上がりだけでなく、回復期間を安心して過ごせることも治療の一部と考えています。術前に痛み、腫れ、内出血、胸の張りや完成までの経過を説明し、術後の不安にも対応します。通常の経過であれば今後の見通しをお伝えし、異常が疑われる場合には速やかに医師が診察します。開院以来27年目までに培った経験を活かし、術前から術後まで一貫して支えます。

適正価格を重視し、不要なアップセルを行わない

「高度な美容医療を適正価格でご提供する」という方針のもと、ホームページに記載のない高額な施術料金を突然提示するようなアップセルは行いません。必要性を医師が診察で確認し、費用も含めて適切な選択肢をご案内します。

無理な勧誘をせず、納得できる選択を大切に

期待できる変化だけでなく、傷跡や合併症、ダウンタイム、費用、長期的な管理についても説明します。希望しない施術を強引に勧めず、十分に理解・納得したうえで判断していただくことを大切にしています。

豊胸手術は施術直後だけで評価できるものではありません。傷跡の赤みや盛り上がり、引きつれなどが気になる場合にもご相談を受け、必要に応じて医師が状態を確認し、継続的な対応を検討します。

豊胸は手術が終われば完了というものではありません。時間の経過によるバストの変化や気になる症状についてもご相談を受け、必要に応じて医師が状態を確認し、継続的なケアをご案内します。

ご家族やご友人からのご紹介を大切に

当院には毎月、ご家族やご友人からのご紹介で多くの患者様が来院されています。一人ひとりに誠実な美容医療を提供する姿勢を、日々の診療で積み重ねていきます。

形成外科領域の技術向上に向けた連携

当院は大阪公立大学 大学院医学研究科 形成外科学教室と連携し、保険診療における形成外科治療領域の技術的向上を目指しています。美容医療だけでなく、形成外科領域の知識や技術を大切にしながら診療を行っています。

まとめ|正しい知識と適切なケアで傷跡を目立たせず理想のバストへ

脇切開豊胸は、バスト自体に傷を残さず、脇の自然なシワに傷を同化させることができる優れた術式です。しかし、美しい仕上がりを得るためには、手術技術だけでなく、その後の正しいアフターケア、そして傷の回復プロセスに対する深い理解が不可欠です。

  • 菅野医師

    菅野医師

  • 信頼できる医師の手による精密な手術と、自宅での丁寧な保護・保湿・紫外線対策を組み合わせることで、傷跡を最小限に抑えながら、自信に満ちた理想のバストラインを手に入れることができます。
    焦らず一歩ずつ、納得のいく選択を行っていきましょう。

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監修医情報

菅野 兼史医師
医師名
菅野 兼史
略歴
2006年 大阪市立大学医学部卒業
卒業後、大学病院、大阪市立総合医療センター、一般病院にて腫瘍外科(消化器外科、乳腺・内分泌外科)を中心とした臨床経験を積み重ねる。
2017年4月 恵聖会クリニック入職
所属学会
日本美容外科学会(JSAS)
資格
医学博士
日本外科学会専門医
菅野医師プロフィール

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