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切らない鼻整形はどこまで変えられる?鼻筋・鼻先・小鼻の施術方法と適応を医師が解説

菅野医師

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切らない鼻整形で変えられる鼻筋・鼻先・小鼻の形と施術方法

「鼻筋をもう少し高くしたい」「鼻先をすっきり見せたい」「小鼻の広がりを改善したい」と考えていても、メスを使う手術には抵抗があるという方は少なくありません。

鼻整形には、ヒアルロン酸注入やボトックス注射、医療用の糸を用いた施術など、皮膚を大きく切開せずに鼻の印象を変える方法があります。

結論からいうと、切らない鼻整形は鼻筋の高さやラインを整える、鼻先の向きをわずかに調整する、表情による小鼻の広がりを抑えるといった変化を目指せます。一方、鼻そのものを小さくする、鼻先の軟骨を細くする、小鼻の幅を大きく縮めるといった構造的な変化には限界があります。

また、「切らない=安全」「ダウンタイムがない」というわけではありません。特に鼻へのヒアルロン酸注入は、血管塞栓による皮膚壊死や視力障害など、まれでも重大な合併症に注意が必要です。

この記事では、切らない鼻整形の種類と効果、鼻筋・鼻先・小鼻それぞれの適応、切開を伴う鼻整形との違い、ダウンタイムやリスクについて解説します。

切らない鼻整形とは?どこまで鼻の形を変えられる?

切らない鼻整形の定義

切らない鼻整形とは、一般的にメスで皮膚を切開する手術を行わず、注入剤や医療用の糸などを使用して鼻の見た目を調整する美容医療の総称です。

代表的な方法には、次のようなものがあります。

  • 鼻のヒアルロン酸注入:鼻筋などにボリュームを加え、高さやラインを整える
  • 鼻のボトックス注射:鼻周囲の筋肉の働きを弱め、表情に伴う鼻の動きを調整する
  • 糸による鼻形成:医療用の糸を挿入し、鼻筋や鼻先の形を補助的に整える

いずれも切開を伴う鼻整形と比較すると、身体への負担が少なく、回復期間も短くなる場合があります。

一方、注射や糸の挿入などを伴うため、完全に傷をつけない施術ではありません。また、希望する変化が大きい場合には、切らない方法だけでは十分な結果が得られないことがあります。

鼻筋・鼻先・小鼻で変えられる範囲は異なる

鼻は、骨・軟骨・筋肉・脂肪・皮膚などから構成されています。鼻筋の高さ、鼻先の丸み、小鼻の幅は、それぞれ形を決めている組織が異なるため、同じ施術ですべてを改善できるわけではありません。

気になる部位 切らない鼻整形で目指せる変化 難しい変化
鼻筋 高さを補う、段差を目立ちにくくする、ラインを整える 鼻骨を細くする、大きな曲がりを矯正する
鼻先 一部の症例で突出感や向きを補助的に調整する 軟骨を大きく変形させる、団子鼻を根本的に細くする
小鼻 表情による鼻翼の広がりを抑える 小鼻の組織を減らす、鼻の穴を恒久的に小さくする
鼻全体 部分的な立体感やバランスを調整する 鼻全体を小さくする、骨格を大きく変える

特に理解しておきたいのは、高さを足す治療と、組織を減らす治療は根本的に異なるという点です。

ヒアルロン酸はボリュームを加える施術であり、鼻の骨や軟骨を削ったり、余分な組織を取り除いたりすることはできません。

  • 菅野医師

    菅野医師

  • 鼻整形を検討する際は、「高くしたい」「細くしたい」という希望を、そのまま施術方法に結び付けないことが大切です。鼻筋が低く見える原因が高さの不足なのか、鼻先や小鼻とのバランスなのかによって、必要な治療は変わります。正面・横・斜めから形を確認し、ボリュームを足すだけで希望する印象に近づけるか、診察で判断する必要があります。

鼻の整形で切らない種類は?代表的な3つの施術方法

鼻筋・鼻先・小鼻の位置と鼻の形を構成する部位

1. ヒアルロン酸注入|鼻筋の高さやラインを整える

ヒアルロン酸は、もともと人体にも存在する保水性の高い成分です。美容医療では、ゲル状の製剤を注入してボリュームを補います。

鼻への注入では、主に鼻根部(目と目の間に近い鼻の付け根)や鼻背(鼻筋)などの輪郭を調整する目的で検討されます。

ヒアルロン酸で期待できる変化
  • 低い鼻筋に高さを加える
  • 鼻筋の凹凸を目立ちにくくする
  • 軽度のわし鼻を目立ちにくくする
  • 横顔の鼻筋のラインを整える
  • 鼻全体の立体感を補う

例えば、鼻筋の一部に小さな段差がある場合、その周囲にボリュームを補うことで、ラインが滑らかに見えることがあります。これは段差を削っているのではなく、周囲の高さを補って目立ちにくくしている状態です。

Before・After写真

鼻ヒアルロン酸注入 ジュビダームビスタ ボリューマXC 0.3cc
¥30,000(税込¥33,000) ※掲載当時の費用
【リスク・副作用】内出血・アレルギー反応 ※術後のフォローは、責任を持って行います。

ヒアルロン酸で難しいこと

ヒアルロン酸は組織を減らす施術ではないため、鼻を物理的に小さくすることはできません。

また、注入量が多すぎると、鼻筋が太く見えたり、鼻根部が不自然に高くなったりする可能性があります。鼻先への注入は特に血流障害のリスクに注意が必要であり、適応を慎重に判断する必要があります。

効果の持続期間は製剤や注入部位、個人差によって異なりますが、一般的には6〜12ヶ月程度が目安です。製剤がそれ以上残存する場合もあり、定期的な追加注入が必須という意味ではありません。

鼻のヒアルロン酸注入について詳しく見る

2. ボトックス注射|小鼻の動きや鼻先の下がりを調整する

ボトックス注射は、ボツリヌストキシン製剤を用いて筋肉の働きを一時的に弱める治療です。

鼻周囲では、表情によって小鼻が広がる動きや、笑ったときに鼻先が下がる動きなどに関与する筋肉が治療対象となる場合があります。

ボトックスで期待できる変化
  • 笑ったときに広がる小鼻の動きを抑える
  • 鼻翼の過剰な動きを軽減する
  • 筋肉の働きによって下がる鼻先の動きを調整する

例えば、無表情では小鼻の広がりが目立たないのに、笑ったときだけ鼻が横に大きく広がる方は、筋肉の動きが関与している可能性があります。このような場合、ボトックス注射が選択肢になることがあります。

ボトックスで難しいこと

ボトックス注射は骨や軟骨、皮膚そのものの大きさを変える治療ではありません。

もともとの小鼻の幅が広い場合や、鼻翼の組織が厚い場合には、十分な変化が得られないことがあります。

効果は一時的で、一般的には3〜4ヶ月程度が目安ですが、作用の程度や持続期間には個人差があります。鼻周囲への使用については、製剤の承認された適応との違いも確認が必要です。

ボトックス注入について詳しく見る

3. 糸による鼻形成|鼻筋や鼻先の形を補助的に整える

糸による鼻形成は、医療用の糸を鼻に挿入し、その支持力を利用して形を整える施術です。糸の種類や形状、挿入方法によって、期待できる効果は異なります。

糸による鼻形成で期待できる変化
  • 鼻筋の立体感を補う
  • 鼻先の突出感を補助的に調整する
  • 鼻先の向きに軽度の変化を与える

ただし、鼻の皮膚の厚さや軟骨の形、組織の硬さによって、得られる変化は大きく異なります。

また、糸によって鼻の骨格や軟骨が恒久的に作り替えられるわけではありません。感染、糸の露出、左右差、皮膚の凹凸、糸の移動などの合併症も考慮する必要があります。

糸の種類によっては体内で分解・吸収されるものもありますが、吸収されることと、トラブルなく経過することは同じではありません。

切らない鼻整形の施術比較表

施術 主な目的 持続期間の目安 主な注意点
ヒアルロン酸注入 鼻筋の高さ・凹凸の調整 6〜12ヶ月程度 血管塞栓、皮膚壊死、視力障害
ボトックス注射 小鼻や鼻先の筋肉の動きを調整 3〜4ヶ月程度 表情の違和感、左右差、効果の限界
糸による鼻形成 鼻筋・鼻先の補助的な形成 糸の種類・術式による 感染、露出、移動、左右差

※期間は一般的な目安であり、効果や持続期間を保証するものではありません。また、すべての施術を当院で実施していることを示す表ではありません。

鼻筋・鼻先・小鼻の悩み別に適した施術を解説

鼻筋を高くしたい場合

鼻筋が低く見える原因には、鼻骨や軟骨の形状、鼻根部の高さ、顔全体の骨格バランスなどがあります。

軽度の高さ不足であれば、ヒアルロン酸注入によって印象を変えられる場合があります。一方、鼻骨そのものの幅や曲がりを変えたい場合には、注入治療では対応できません。

鼻筋の高さだけでなく、細さや長期的に安定した形を希望する場合には、プロテーゼ挿入や鼻骨の手術などを含めた検討が必要になります。

Before・After写真

隆鼻術(プロテーゼ)
¥180,000(税込¥198,000) ※掲載当時の費用
【リスク・副作用】腫れ・浮腫・内出血・感染症・血腫 ※術後のフォローは、責任を持って行います。

鼻筋を高くする施術について詳しく見る

団子鼻・丸い鼻先を細くしたい場合

団子鼻は、鼻先を形作る鼻翼軟骨の広がり、皮下組織の厚み、皮膚の厚さなどが複合的に関係しています。

ヒアルロン酸や糸で鼻先の突出感を補うと、見る角度によって丸みが目立ちにくくなる場合があります。しかし、鼻先の幅そのものを縮めるわけではありません。

鼻翼軟骨の形を整えたり、必要に応じて組織を調整したりするには、鼻尖形成(鼻尖縮小)などの外科手術が選択肢になります。

  • Before写真
  • After写真

鼻尖形成(鼻尖縮小)
¥250,000(税込¥275,000) ※掲載当時の費用
【リスク・副作用】腫れ・浮腫・内出血・感染症・血腫 ※術後のフォローは、責任を持って行います。

鼻尖形成について詳しく見る

小鼻を小さくしたい場合

小鼻の広がりには、大きく分けて2つのタイプがあります。

  • 静的な広がり:無表情でも小鼻の横幅が広い
  • 動的な広がり:笑うなどの表情によって小鼻が大きく広がる

動的な広がりには、筋肉の働きを調整するボトックス注射が有効な場合があります。

一方、静的な広がりが主な原因であれば、ボトックスだけで小鼻を小さくすることは困難です。小鼻の横幅や鼻の穴の形を物理的に変えたい場合には、小鼻縮小 (鼻翼縮小)などを検討します。

  • Before写真
  • After写真

小鼻縮小(鼻翼縮小)
中間法 ¥180,000(税込¥198,000) ※掲載当時の費用
【リスク・副作用】腫れ・浮腫・内出血・感染症・血腫 ※術後のフォローは、責任を持って行います。

小鼻縮小術について詳しく見る

わし鼻や曲がった鼻を改善したい場合

わし鼻は、鼻筋の途中に骨や軟骨による突出がある状態です。

軽度の段差であればヒアルロン酸によって目立ちにくくできる場合がありますが、突出部分を削ることはできません。

また、鼻が曲がって見える原因が鼻骨や鼻中隔の変形である場合、ヒアルロン酸では根本的な矯正はできません。

鼻詰まりなどの呼吸機能の問題を伴う場合には、見た目だけでなく鼻の内部構造についても適切な診断が必要です。

  • Before写真
  • After写真

鷲鼻修正(鼻骨骨切り)
¥580,000(税込¥638,000)
鼻尖形成
¥250,000(税込¥275,000) ※掲載当時の費用
【リスク・副作用】腫れ・浮腫・内出血・感染症・血腫 ※術後のフォローは、責任を持って行います。

鷲鼻・曲がった鼻の施術について詳しく見る
  • 菅野医師

    菅野医師

  • 「小鼻を小さくしたい」という希望でも、実際には小鼻の横幅ではなく、鼻先の丸みや鼻筋とのバランスが気になっているケースも想定されます。特に笑ったときだけ広がる小鼻と、無表情でも幅が広い小鼻では治療方針が異なります。診察では静止した状態だけでなく、表情による変化も確認し、筋肉への治療で改善できる範囲と、手術が必要な範囲を区別することが重要です。

切らない鼻整形と切る鼻整形は何が違う?

最大の違いは鼻の構造を変えられるかどうか

切らない鼻整形と切開を伴う鼻整形の最大の違いは、骨や軟骨、皮膚などの構造そのものを変更できるかどうかです。

切らない鼻整形は、基本的に今ある形を利用しながら、高さや輪郭、筋肉の動きを調整します。一方、切開を伴う鼻整形では、必要に応じて軟骨や骨の形を整えたり、余分な組織を取り除いたりできます。

比較項目 切らない鼻整形 切開を伴う鼻整形
主な方法 注入、糸による形成 鼻尖形成、小鼻縮小、鼻中隔延長など
鼻筋の高さ ボリュームを補う プロテーゼや軟骨などで形成
鼻先の細さ 構造的な縮小は困難 軟骨の調整などで改善を目指せる
小鼻の横幅 動的な広がりへの対応が中心 余分な組織を調整できる
ダウンタイム 比較的短い傾向 腫れや内出血が長引きやすい
効果の持続 一時的な方法が中心 長期的な変化を目指せる
主なリスク 血管塞栓、感染、左右差など 出血、感染、瘢痕、変形など

どちらにもメリットとデメリットがあり、切らない施術が必ず優れているわけではありません。

鼻の施術について詳しく見る

鼻尖形成・小鼻縮小が向いているケース

鼻尖形成は、鼻先の軟骨や軟部組織を調整して、形を整える手術です。団子鼻の改善や、鼻先の幅・突出感を調整したい場合などに検討されます。

小鼻縮小術は、鼻翼や鼻孔底などの組織を必要に応じて切除・縫合し、小鼻の広がりや鼻の穴の形を調整する手術です。

こうした手術では、組織の量や構造を直接変えられる一方、傷跡や左右差、過剰な切除による変形などのリスクもあります。

鼻骨の幅を変える場合は骨切りが必要になることも

鼻骨の横幅が広い場合や、骨格に由来する曲がりを改善したい場合には、鼻骨骨切りが適応となることがあります。

鼻骨の手術では、骨を切って位置や幅を調整します。

骨の切削や骨切りの際には、超音波骨切削器(超音波カッター)ピエゾなどの機器が使用される場合もあります。

ピエゾは超音波振動を利用して骨に作用する機器ですが、使用すれば腫れや出血が必ずなくなるわけではありません。骨格の状態、術式、必要な操作範囲を踏まえて治療方法を選択します。

  • 菅野医師

    菅野医師

  • 鼻整形では、切るか切らないかだけで治療を決めるべきではありません。例えば、鼻先の丸みを改善したい方にボリュームを足す施術を行うと、かえって鼻が大きく見える可能性があります。一方、鼻筋のわずかな高さ不足であれば、大がかりな手術が必要とは限りません。希望する変化を実現するために、どの組織をどう変える必要があるかを考えることが治療選択の基本です。

切らない鼻整形のメリット・デメリット

メリット

皮膚を大きく切開せずに施術できる

注射や糸を使用するため、一般的な切開手術と比べて傷が小さく、施術時間も短い傾向があります。ただし、針穴や挿入口ができるため、傷がまったくないわけではありません。

ダウンタイムが比較的短い

ヒアルロン酸やボトックス注射では、切開手術と比べて腫れや内出血が軽いケースがあります。日常生活への影響を抑えたい方にとってはメリットになるでしょう。

部分的な調整を検討できる

鼻筋の高さを少し補う、表情による小鼻の動きを抑えるなど、限定的な変化を希望する方に適している場合があります。

デメリット

変えられる範囲が限られる

鼻の骨や軟骨、皮膚などの構造を大きく変えることはできません。特に、鼻を小さくする施術では、切らない方法だけで希望を満たすことが難しい場合があります。

効果が永続的ではない

ヒアルロン酸やボトックスは、時間の経過とともに効果が変化します。希望する状態を維持するために再施術が必要になる場合があり、長期的な費用も考慮する必要があります。

重篤な合併症の可能性がある

切開しないからといって、医療上のリスクが小さいとは限りません。

鼻のヒアルロン酸注入では、まれに血管塞栓による重大な障害が発生する可能性があります。また、糸を使う施術には感染や露出など、注入治療とは異なるリスクがあります。

切らない鼻整形のダウンタイム・副作用・リスク

施術別のダウンタイムの目安

施術 主なダウンタイム症状 経過の目安
ヒアルロン酸注入 腫れ、赤み、圧痛、内出血 数日〜2週間程度
ボトックス注射 注射部位の赤み、腫れ、内出血 数日〜2週間程度
糸による鼻形成 腫れ、痛み、内出血、つっぱり感 1〜2週間程度、長引く場合あり

※上記は一般的な目安です。使用する製剤や施術方法、体質、合併症の有無によって経過は異なります。

ヒアルロン酸注入で注意したい血管塞栓

鼻は血管が複雑に分布しており、目の周囲に血液を供給する血管ともつながりがあります。

注入したヒアルロン酸が血管内に入り込んだり、血流を妨げたりすると、皮膚や眼の組織に十分な血液が届かなくなる可能性があります。

重篤な合併症として、以下が知られています。

  • 皮膚の血流障害・皮膚壊死
  • 強い痛みや皮膚の色調変化
  • 視力低下・失明
  • 脳卒中などの血管障害

米国食品医薬品局(FDA)は、鼻へのフィラー注入を承認された使用部位としておらず、鼻を含む特定部位への注入を推奨していません。これは米国の規制に関する情報であり、日本国内における個別製剤の承認状況とは区別する必要があります。

特に、注入中や施術直後に激しい痛み、皮膚が白くなる・紫色に変わる、視界がぼやけるなどの症状が現れた場合は、通常の腫れとして様子を見てはいけません。

視力の異常がある場合は、直ちに緊急医療機関での対応が必要です。

ボトックスや糸による施術の注意点

ボトックス注射では、注射した筋肉以外に作用が及ぶことで、鼻周囲や上唇の動きに違和感が生じる可能性があります。

糸による鼻形成では、糸の移動、皮膚の凹凸、感染、糸の露出、左右差などに注意が必要です。特に感染や露出が起きた場合には、糸の除去などの処置が必要になることがあります。

施術後の過ごし方とアフターケア

施術後は、医師の指示に従って鼻への強い刺激を避けましょう。

一般的な注意点は以下のとおりです。

  • 施術直後は鼻を強く押したり、揉んだりしない
  • 腫れや内出血がある間は、激しい運動や過度な飲酒を控える
  • 眼鏡による圧迫が問題になる場合は、医師の指示に従う
  • 施術部位を清潔に保つ
  • 強い痛み、皮膚の色の変化、発熱、視力の異常があれば速やかに医療機関へ連絡する

施術によって必要な制限は異なります。特に糸を挿入した場合は、鼻への圧迫や刺激に関する注意が必要になるため、具体的な制限期間を医師に確認しましょう。

切らない鼻整形が向いている人・向いていない人

切らない鼻整形が向いている人

  • 鼻筋の高さを少し補いたい
  • 鼻筋の軽度な段差を目立ちにくくしたい
  • 表情による小鼻の広がりが気になる
  • 大幅な形の変更は希望していない
  • 一時的な変化や再施術の可能性を理解している

適応は鼻の状態だけでなく、既往歴や施術歴、使用する製剤によっても変わります。

切らない鼻整形が向いていない人

  • 鼻全体を小さくしたい
  • 団子鼻を根本的に細くしたい
  • 小鼻の横幅を大きく縮めたい
  • 鼻骨の幅や曲がりを改善したい
  • 半永久的な構造の変化を希望している
  • 鼻の変形とともに呼吸の問題がある

こうした場合には、切らない施術では十分な改善が難しく、外科的な鼻整形や鼻の機能に関する診療が適切な選択肢となることがあります。

鼻整形は仕上がりの希望から逆算して選ぶ

鼻整形を考える際は、施術名から選ぶよりも、「どの部分を」「どの程度」「どのように変えたいか」を明確にすることが重要です。

例えば、同じ「鼻をすっきり見せたい」という希望でも、鼻筋を高くすることで印象が変わる場合と、鼻先や小鼻の組織を調整しなければ改善しない場合があります。

また、正面では細く見えても、横顔では鼻先が不自然に突出して見えるなど、角度によって印象が異なることもあります。

診察では、正面・斜め・横顔のバランスを確認したうえで、無理のない変化を目指すことが大切です。

  • 菅野医師

    菅野医師

  • 鼻整形では、正面の写真だけで仕上がりを判断しないことが重要です。例えば、鼻筋を高くすると正面からはすっきり見えても、横顔では鼻根部が高くなりすぎる場合があります。また、鼻先だけを変えると小鼻の広がりが相対的に目立つこともあります。鼻筋・鼻先・小鼻を別々のパーツとして考えるのではなく、顔全体のバランスを踏まえて治療計画を立てる必要があります。

恵聖会クリニックが鼻整形で選ばれる理由とポリシー

鼻整形では、施術方法の選択だけでなく、患者様の骨格や皮膚の状態、希望する仕上がりを踏まえた判断が重要です。

恵聖会クリニックでは、切らない鼻整形と外科的な鼻整形の違いを説明し、無理のない治療選択を大切にしています。

2000年開院、27年目の経験を鼻整形の判断に活かす

当院は2000年に開院し、2026年で27年目を迎えました。

これまでの美容外科診療を通じて、患者様ごとの顔立ちやご希望、施術後の経過を踏まえた治療の重要性を大切にしてきました。

鼻整形でも、高さだけを重視するのではなく、鼻筋・鼻先・小鼻の形や顔全体とのバランスを確認し、自然な仕上がりを目指した治療選択につなげています。

施術前の鼻の状態を確認する医師

患者様一人ひとりの鼻の構造に合わせて施術をご提案

同じ「鼻を高くしたい」という希望でも、鼻筋の高さが不足している方と、鼻先の突出感が不足している方では、必要な施術が異なります。

当院では、骨格、軟骨、皮膚の厚さ、顔全体のバランスなどを診察で確認し、患者様の希望に合わせた方法をご提案します。

切らない方法だけでは十分な改善が見込めない場合は、その限界も説明し、必要に応じて外科的な選択肢についてもご案内します。

ダウンタイムまで含めて、治療の一部と考える

当院では、仕上がりだけでなく、施術後の腫れや内出血などのダウンタイムを安心して過ごせるようサポートすることも、治療の大切な一部だと考えています。

施術前には予想されるダウンタイムや経過を説明し、施術後に気になる変化がある場合にもご相談に対応します。

通常の経過と判断できる場合には今後の見通しをお伝えし、感染や血流障害など通常とは異なる経過が疑われる場合には速やかに医師が診察します。

2000年の開院以来、27年にわたり培ってきた経験を活かし、施術前から術後まで一貫したサポートを大切にしています。

必要のない高額施術へのアップセルを行わない

当院は「高度な美容医療を適正価格でご提供する」という方針を大切にしています。

ホームページに記載のない高額な施術料金を突然提示するようなアップセルは行いません。

鼻整形でも、必要性を確認せずに複数の施術を追加するのではなく、患者様が希望する変化と医学的な適応を照らし合わせたうえで治療をご提案します。

無理・強引な勧誘を行わず、納得できる治療選択を大切にする

切らない鼻整形は比較的手軽な施術という印象を持たれやすいものの、施術方法によっては重大な合併症が生じるリスクがあります。

当院では、期待できる効果だけでなく、リスク、ダウンタイム、費用、施術の限界も説明し、患者様ご自身が理解・納得したうえで選択できることを重視しています。

ご希望に合わない施術や、必要性を感じていない施術を無理・強引に勧めることはありません。

施術後も継続して支えるアフターフォロー

美容医療は、施術を受けたら終わりではありません。

鼻整形では、施術直後の状態と、腫れが落ち着いた後の形が異なる場合があります。また、時間の経過とともに気になる変化が生じることもあります。

当院では、施術後の疑問や不安についてもご相談を受け付け、必要に応じて医師が状態を確認します。

長期的な変化や再施術についても、患者様の状態を踏まえて判断していきます。

ご家族やご友人からのご紹介による来院

当院には毎月、ご家族やご友人などからのご紹介で多くの患者様が来院されています。

美容医療は、施術結果だけでなく、診察での説明や施術後の対応も重要です。

「すべての患者様に誠実な美容医療を提供する」という姿勢を大切にし、一人ひとりの患者様と向き合うことが、ご紹介につながっていると考えています。

形成外科領域の知識と医療体制の向上への取り組み

当院は、大阪公立大学 大学院医学研究科 形成外科学教室と連携し、保険診療における形成外科治療領域の技術的向上を目指しています。

鼻整形を含む美容外科では、顔面の解剖学的構造への理解や、適切な術後管理が重要です。

当院では、こうした形成外科領域への取り組みも含め、クリニック全体として医療の質の向上を目指しています。

切らない鼻整形についてよくある質問(FAQ)

Q1. 切らない鼻整形だけで団子鼻は治せますか?

切らない鼻整形だけで団子鼻を根本的に細くすることは困難です。

団子鼻には鼻先の軟骨の広がり、皮下組織の厚さ、皮膚の厚みなどが関係しています。

注入や糸によって鼻先の印象を補助的に調整できる場合はありますが、組織そのものを減らしたり、軟骨の構造を大きく変えたりすることはできません。

Q2. 小鼻を切らずに小さくすることはできますか?

笑ったときなど、筋肉の動きによって広がる小鼻であれば、ボトックス注射が選択肢となる場合があります。

一方、無表情でも小鼻の横幅が広い場合は、筋肉の動きを抑えるだけでは十分な改善が難しいことがあります。小鼻そのものの幅を縮めるには、小鼻縮小術などが必要になる場合があります。

Q3. ヒアルロン酸で鼻先を細くできますか?

ヒアルロン酸で鼻先の組織を細くすることはできません。

鼻先の突出感を補うことで、相対的に細く見える場合はありますが、注入量によっては鼻先が大きく見える可能性もあります。

鼻先は血流障害のリスクにも注意が必要な部位であり、慎重な適応判断が求められます。

Q4. 切らない鼻整形は何ヶ月くらい持続しますか?

ヒアルロン酸注入は6〜12ヶ月程度、ボトックス注射は3〜4ヶ月程度が一般的な目安です。

ただし、製剤や体質、注入部位などによって持続期間は異なります。糸による施術も糸の種類や術式によって変化します。

また、持続期間が過ぎると必ず施術前の状態に戻るとは限りません。

Q5. 切らない鼻整形には失敗や後遺症のリスクがありますか?

あります。

ヒアルロン酸注入では、左右差、しこり、不自然な膨らみのほか、血管塞栓による皮膚壊死や失明などの重篤な合併症が報告されています。

糸による施術では感染や糸の露出、ボトックス注射では表情の違和感などが起こる可能性があります。施術前にリスクと緊急時の対応について確認することが重要です。

Q6. 切らない鼻整形を受けた後に、切る鼻整形はできますか?

切らない鼻整形を受けた後でも、外科的な鼻整形を検討できる場合があります。

ただし、過去に注入した製剤が残っていたり、糸の挿入によって組織に変化が起きていたりすると、手術計画に影響する可能性があります。

過去の施術歴、製剤名、注入時期などを医師に正確に伝えてください。

Q7. 切らない鼻整形は痛いですか?

施術に伴う痛み、圧迫感、施術後の違和感などが生じる場合があります。

痛みの程度は施術内容や体質によって異なります。麻酔を使用できる場合もありますが、麻酔の有無にかかわらず、痛みや合併症のリスクが完全になくなるわけではありません。

Q8. 切らない鼻整形と切る鼻整形はどちらがおすすめですか?

希望する変化の内容によって異なります。

鼻筋のわずかな高さ不足を補いたい場合は切らない施術が候補になりますが、団子鼻や小鼻の幅、鼻骨の形を大きく変えたい場合には外科的な施術が必要になることがあります。

また、ダウンタイムだけでなく、リスク、持続性、長期的な費用も比較することが大切です。

まとめ|切らない鼻整形は変えられる範囲を理解して選ぶことが大切

切らない鼻整形には、ヒアルロン酸注入、ボトックス注射、医療用の糸を用いる施術などがあります。

鼻筋の高さや軽度な凹凸、表情による小鼻の動きなど、部分的な変化を目指せる一方、鼻の骨や軟骨、皮膚の構造を大きく変えることはできません。

特に重要なのは、次の3点です。

  • 鼻筋を高くすることと、鼻を小さくすることは異なる
  • 鼻先や小鼻の構造的な変化には、外科的な施術が必要になる場合がある
  • 切らない施術にも血管塞栓や感染などのリスクがあり、安全性を十分に確認する必要がある
  • “菅野医師"/

    菅野医師

  • 鼻整形では、切る・切らないという方法だけで選ぶのではなく、どの部分をどの程度変えたいのか、その変化を実現するためにどの組織への治療が必要なのかを考えることが大切です。当院では、鼻筋・鼻先・小鼻のバランスや骨格、皮膚の状態を確認し、患者様一人ひとりのご希望に合わせた治療をご提案しています。
    切らない方法でどこまで変えられるのか、外科的な施術が必要なのか迷っている方は、まずは医師の診察で鼻の状態と適応を確認することをおすすめします。

監修医情報

菅野 兼史医師
医師名
菅野 兼史
略歴
2006年 大阪市立大学医学部卒業
卒業後、大学病院、大阪市立総合医療センター、一般病院にて腫瘍外科(消化器外科、乳腺・内分泌外科)を中心とした臨床経験を積み重ねる。
2017年4月 恵聖会クリニック入職
所属学会
日本美容外科学会(JSAS)
資格
医学博士
日本外科学会専門医
菅野医師プロフィール

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