ドクター・スタッフコラム
埋没で幅広すぎ…と感じたら。ダウンタイム中の過ごし方と修正の判断
埋没法の施術後、鏡を見て「二重幅が広すぎる」「整形したことがすぐにバレてしまうのではないか」と強い不安を感じていませんか。思い描いていた自然な目元と異なり、別人のようになってしまったと感じると、外に出るのも億劫になってしまうものです。
しかし、術後すぐに不自然なほど幅が広く見えてしまうのには、明確な理由があります。焦ってすぐに再手術を考える前に、まずは現在の状態がどのようなプロセスにあるのかを正しく理解し、適切な対処法をとることが大切です。
「二重幅が広すぎ…」埋没法後の不安はダウンタイムが原因かも
施術直後から数日間のうちに「失敗した」と感じるケースの多くは、実は失敗ではなく、ダウンタイム中のむくみや腫れによる一時的な現象です。まずはまぶたの仕組みと、施術後に起こる変化について見ていきましょう。
なぜ施術直後は二重幅が広く見えるのか?
埋没法の施術直後は、まぶたの皮膚やその下にある組織が刺激を受けています。さらに、施術時に使用する局所麻酔の液がまぶたに注入されているため、その水分によっても一時的にまぶたが膨らみます。この炎症による腫れと麻酔液の影響で二重幅が想定より広く見えます。
一般的なダウンタイムの経過と腫れが引くまでの期間
埋没法の腫れのピークは、施術当日よりも、翌日から術後2〜3日目にかけて現れることが多いのが特徴です。この期間は二重幅が広く、左右差も目立ちやすいため不安になりやすいですが、1〜2週間程度が経過すると大きな腫れや内出血は徐々に引いていきます。その後、まぶたの組織がしっかりとなじみ、最終的な仕上がりに近づき、二重ラインが自然になじむまでには、1〜3ヶ月程度かかる場合があります。
腫れを早く引かせるダウンタイム中の過ごし方
ダウンタイムを少しでも短くし、腫れを早く落ち着かせるためには、術後のアフターケアが重要です。施術後2〜3日間は、保冷剤を清潔なぬれタオルなどで包み、まぶたに優しくあてて冷却してください。直接氷などを当てると、冷やしすぎて皮膚を痛める原因になるため注意しましょう。
また、寝るときは枕を少し高くして頭の位置を上げておくことで、目元に水分や血液がたまってむくむのを防ぐことができます。入浴は湯船につからず軽いシャワーで済ませ、飲酒や激しい運動は避けて血流を安定させることが、回復を早めるポイントです。
【要注意】ダウンタイム中にやってはいけないこと
ダウンタイム中に特に避けたいのは、まぶたへの摩擦と刺激です。気になって指で何度も触ったり、こすったりすると、埋没した糸が緩む原因になるだけでなく、傷口から雑菌が入って感染症を引き起こす恐れがあります。
また、目の疲れを感じる場合は、スマートフォンやパソコンの長時間使用を避け、適度に目を休ませましょう。塩分の多い食事は体内に水分をため込み、むくみを悪化させて二重幅をさらに広く見せてしまうため、回復期は控えるのが賢明です。
それでも幅が広すぎる…埋没法で失敗する5つの原因
術後1ヶ月程度が経過しても、なお「不自然に幅が広すぎる」と感じる場合、一時的な腫れだけではなく、いくつかの施術上の原因が考えられます。
原因1:医師の技術力・シミュレーション不足
埋没法は針と糸だけで二重を作る繊細な施術であり、担当医師の技術力に大きく左右されます。特に、まぶたを持ち上げる組織側に糸を通す「挙筋法」において、糸を強く結びすぎると、まぶたを開ける動きに影響し、眼瞼下垂のように目が開きにくい状態を招くことがあります。目が十分に開かなくなることで、結果として二重幅だけが広く、眠そうな不自然な目元に見えることがあります。また、事前のシミュレーションが不十分で、希望と異なる位置に糸を留められてしまうケースも存在します。
原因2:希望した二重幅が自分のまぶたに合っていなかった
自分の顔立ちや骨格、まぶたの厚みを無視して、SNSなどで見かけた「幅の広い平行型二重」などを無理に設定してしまった場合に起こる失敗です。まぶたの厚みに対して二重幅を広く設定しすぎると、まつ毛の生え際から二重ラインまでの部分が厚ぼったく、ぷっくりと見える、いわゆる「ハム目」の状態になりやすく、整形感が強く出てしまうことがあります。
原因3:そもそも埋没法がまぶたに適していなかった
埋没法はメスを使わない手軽な施術ですが、デザインの自由度には限界があります。まぶたの脂肪が非常に多い人や、皮膚が極端に分厚くたるんでいる人の場合、糸だけで皮膚を支えきれず、二重ラインが不安定になったり、引きつれて幅が不自然に広がったりします。このようなまぶたのタイプの方は、埋没法ではなく、余分な脂肪や皮膚を取り除くことができる切開法のほうが本来適しているケースが多いのです。
原因4:診察でのイメージ共有が不十分だった
診察の際、医師と患者様の間で仕上がりのディテールに関する認識にズレが生じていると、希望との違いにつながります。例えば、単に「幅広にしたい」「自然な感じにしたい」という曖昧な言葉だけで進めてしまうと、出来上がったときに「想像よりも幅が広すぎる」という結果になりかねません。シミュレーション用の器具(ブジー)を用い、鏡を見ながら細かく調整し、イメージを共有するプロセスが欠かせません。
原因5:メイクをしたまま二重幅を決めてしまった
普段からアイテープやアイプチを使用している方や、濃いアイラインを引いた状態で診察を受け、そのメイクに合わせた状態でシミュレーションを行ってしまうと、希望とのズレが生じる可能性があります。メイクをしているときは、まぶたが引っ張られていたり、厚みの見え方が変わっていたりするため、メイクを落としたすっぴんの状態になった際、想定していたよりも広い二重幅に見え、強い違和感が生じることがあります。
二重幅の修正はいつ判断する?失敗を見極めるポイント
仕上がりに納得がいかないとき、焦ってすぐに別の医療機関で再施術を受けたり、自分で糸を外そうとしたりするのは大変危険です。正しい判断時期と見極めの基準を知っておきましょう。
最低でも1ヶ月は様子を見て判断を
埋没法の仕上がりを見極めるには、原則として術後1ヶ月程度、状態によっては3ヶ月ほど経過を見る必要があります。まぶたの組織が落ち着き、むくみが改善するまでには時間がかかるためです。術後2週間ほどで「幅が広すぎるから今すぐ抜糸してほしい」と相談しても、強い痛みや感染などの異常がなければ、腫れの経過を見るよう案内されることがあります。まずは安静に過ごし、ラインがなじむのを待ちましょう。
「失敗」と判断される二重幅が広すぎる状態とは?
1ヶ月以上が経過しても、以下のような兆候が見られる場合は、修正が必要な可能性があります。
- まぶたの食い込みが非常に深く、まつ毛の生え際の上側が常にぷっくりと浮き出ている(ハム目状態)
- 目が以前より開きにくくなり、常に眠たそうに見える
- 左右の二重幅に明らかな非対称がある
これらの状態は、糸の位置調整や抜糸などを検討するサインです。
まずは施術を受けたクリニックに相談しよう
様子を見ても状態が改善しない場合は、まず施術を受けたクリニックに連絡を入れましょう。カルテや術前のシミュレーション写真、実際に使用した糸の掛け方(瞼板法か挙筋法か)などの詳細なデータが残っているため、状況を把握しやすいからです。施術直後から現在に至るまでの経過を伝えることで、状態に応じた診察を受けることができます。
保証制度の有無と内容を確認
美容クリニックによっては、埋没法に保証制度を設けています。ただし、保証の対象となる状態や対応内容はクリニックごとに異なります。ラインが取れた場合や、医師が診察して修正が必要と判断した左右差などが対象になることがありますが、二重幅の変更や抜糸が必ず保証に含まれるとは限りません。保証期間だけでなく、どのような状態が対象になるのか、再施術や抜糸に追加費用がかかるのかなど、契約書や保証内容を事前によく確認しておくことが大切です。
広すぎた二重幅の修正方法|抜糸・再手術・切開法
どうしても二重幅が広く、不自然な状態を改善したいと判断した場合、修正を行うための具体的な手術アプローチは主に3つあります。
修正方法1:抜糸して再度埋没法を受ける
現在留められている糸のうち、修正に必要な糸を取り除き(抜糸)、まぶたの状態を整えたうえで、適切な幅に設定し直して再度埋没法を行う方法です。抜糸によって、まぶたの引きつれや幅広の不自然さの改善が期待できます。まぶたの状態によっては抜糸と再度の埋没法を同日に行う場合もあれば、腫れが引くまで数週間〜1ヶ月程度待ち、組織が落ち着いた段階で再施術を行う場合もあります。
修正方法2:切開法で希望の二重幅に修正する
まぶたの皮膚が厚い方や、これまでに何度も埋没法を繰り返しているものの、すぐにラインが緩んで幅が変わってしまったという方では、切開法が選択肢となることがあります。切開法では、余分な皮膚や脂肪を必要に応じて取り除き、長期的に安定した二重ラインの形成を目指します。埋没法に比べてダウンタイムは長くなりますが、余剰皮膚を切除したり、余分な脂肪を除去したりすることが可能です。
修正方法3:抜糸のみで元のまぶたに戻す
「二重整形をしたこと自体を一度リセットしたい」という場合は、糸を抜く抜糸手術のみを行うことがあります。施術を受けてから数ヶ月以内であれば、比較的糸を見つけやすく、元のまぶたに近い状態へ戻る可能性があります。ただし、施術から数年が経過している場合、糸が瘢痕組織に包まれて見つけにくくなり、抜糸が難しいケースもあります。希望する場合は早めに医師へ相談することが大切です。
皮膚に二重のラインがしっかりと癖づいている場合、抜糸をしてもラインが完全には消えない可能性があります。
知っておきたい修正手術のリスク
埋没法は「やり直しができる気軽な手術」と思われがちですが、何度も繰り返すことにはリスクが伴います。手術を重ねるたびに、まぶたの内部には傷跡(瘢痕組織)が蓄積され、組織が硬くなったり癒着を起こしたりすることがあります。これにより、次回以降の仕上がりが不自然になる可能性が高まり、まぶたの状態によっては埋没法での再施術が適さなくなる場合もあります。安全に行える回数を一律に決めることはできないため、残っている糸や組織の状態を診察して判断することが大切です。
埋没法で後悔しないために。失敗を防ぐクリニック・医師選びのコツ
これから施術を受ける方や、修正手術を検討している方が、二度と「幅が広すぎる」と後悔しないために、信頼できるクリニックや医師を見極めるための重要なポイントを整理しました。価格の安さだけで選ぶのではなく、以下の条件を満たしているかを基準にしてください。
診察が丁寧でシミュレーションを念入りにしてくれるか
医師の診察では、専用の器具(ブジー)を使い、患者様の目の開き具合や骨格に合わせて、細かくシミュレーションを重ねてくれるかを確認しましょう。こちらの希望をそのまま受け入れるだけでなく、顔全体のバランスやまぶたの状態を見て、無理のない幅や実現可能な仕上がりを説明してくれるかどうかが大切です。
医師の症例実績が豊富で、自分と似た症例があるか
クリニックのホームページやSNSで、担当予定の医師の個人実績や症例写真を細かくチェックしましょう。単にきれいな仕上がりの写真を見るだけでなく、「施術前のまぶたの厚みや目の形」が自分と似ている人の症例を探すことが大切です。自分と似たタイプの方が、術後にどのような経過をたどって自然な幅に落ち着いているかを見ることで、仕上がりのリアリティをつかむことができます。
リスクやデメリットも正直に説明してくれるか
施術の良い面(「切らないから腫れない」「翌日からメイク可能」など)だけでなく、デメリットやリスクについても説明があるかを確認しましょう。埋没法が取れる可能性、ダウンタイム中に一時的に幅が広くなること、まぶたのタイプによる限界などを施術前に説明し、質問に答えてくれる医師を選ぶことが大切です。また、高額なプランへの強引な勧誘がないかも判断基準となります。
アフターケアや保証制度が充実しているか
万が一、仕上がりの幅に納得がいかなかった場合や、左右差が出た場合に、どのような対応を受けられるかを確認してください。「術後の診察はあるか」「再手術や抜糸の保証期間はどのくらいか」「その際に追加費用は発生するのか」といった点を診察時に質問し、書面や規約で確認しておくことで、施術後の安心につながります。
恵聖会クリニックが二重埋没法で選ばれる理由とポリシー
二重埋没法143,016件の圧倒的な症例実績
恵聖会クリニックにおける二重埋没法の症例数は143,016件です。※2025年12月31日現在。2000年の開院以来、さまざまなまぶたの厚みや目の開き、ご希望のデザインに向き合い、2026年で開院27年目を迎えました。長年の症例経験を、幅の設定や留め方、埋没法の適応判断に生かしています。
二重埋没法:MT埋没法3点留め
¥58,000(税込¥63,800) ※掲載当時の費用
【リスク・副作用】腫れ・浮腫・内出血・膿ほう・結膜浮腫・感染症・血腫 ※術後のフォローは、責任を持って行います。
一人ひとりのまぶたに合ったデザインと施術を提案
二重幅は、希望するミリ数だけで決められるものではありません。当院では、まぶたの厚みや脂肪量、蒙古襞、皮膚のたるみ、目を開ける力、過去の施術歴まで確認し、ブジーを用いて仕上がりをすり合わせます。広い幅がまぶたに合わない場合や埋没法での修正が適さない場合は、無理に施術を勧めず、経過観察や抜糸、別の方法を含めてご提案します。
適正価格と明瞭な料金を大切に
当院では「高度な美容医療を適正価格でご提供する」ことを大切にしています。ホームページに記載のない高額な施術料金を提示し、上位プランへ誘導するようなアップセルは行いません。施術内容、保証の適用条件、リスク、必要な費用をご説明し、患者様が納得したうえで施術を受けられるよう努めています。無理な勧誘や強引な契約も行いません。
施術後の経過や修正のご相談にも対応
埋没法は、術後の腫れや左右差、食い込み、希望との幅の違いなど、経過の途中で不安を感じることがあります。当院では施術を行って終わりではなく、ダウンタイムや仕上がりに関するご相談にも対応します。状態を診察したうえで、経過観察が適切か、抜糸や再施術を検討するかを判断し、必要な対応をご案内します。
まとめ:埋没後の広い二重幅は焦らず判断を。不安なときは専門医に相談
埋没法の直後に二重幅が広すぎると感じる場合、多くはダウンタイム中の「腫れ」や「むくみ」が関係しています。強い痛みや熱感、視力の異常などがなければ、保冷剤で冷やすなど適切なセルフケアを行い、まずはまぶたの組織が落ち着くのを待ちましょう。
埋没法について詳しく見る
監修医情報
- 医師名
- 上尾 弘美
- 略歴
-
2016年 愛媛大学医学部卒業
卒業後、大学病院、関連市民病院にて小児科医として従事
2023年 某美容外科クリニック勤務を経て、恵聖会クリニック入職
- 所属学会
- ボトックスVST認定医
ジュビダームVST認定医
- 資格
- 小児科専門医
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