ドクター・スタッフコラム

二重切開と埋没、戻るリスクは?それぞれの持続性と保証を比較

菅野医師

執筆ドクター

菅野医師

プロフィールを見る
二重切開法と埋没法の戻るリスクや持続性を比較するイメージ

二重整形の戻るリスクは、埋没法のほうが高く、全切開法のほうが低いと考えられます。埋没法は糸による固定のため、時間の経過でラインが薄くなることがあります。全切開法は組織の癒着によって二重を形成するため長期的に安定しますが、「絶対に戻らない」「一生同じ幅が続く」とは断定できません。
保証は施術の寿命を約束する制度ではありません。無料再手術の条件まで確認し、まぶたに合う方法を選ぶことが重要です。

二重切開と埋没法の「戻る」とは何か

二重整形でいう「戻る」の定義

二重整形でいう「戻る」とは、施術後に形成された二重ラインが弱くなり、次の変化が生じることです。

  • 二重ラインが薄くなる
  • 二重幅が狭くなる
  • 一部または全体のラインが消える
  • 片目だけ戻り、左右差が目立つ
  • むくむと一重や奥二重に近づく
  • 希望した位置とは別のラインが出る

埋没法では糸の緩みや固定力の低下が主な原因です。切開法では癒着の弱さに加え、加齢による皮膚のたるみや目の開きの変化によって、二重が浅く見えることがあります。

埋没法とは何か

埋没法とは、医療用の糸を上まぶたの内部に通し、皮膚側の組織と瞼板を連動させて二重ラインを作る手術です。皮膚を切開しないため、全切開法より腫れや傷跡を抑えやすく、修正を検討しやすい方法です。
恵聖会クリニックのMT埋没法は、2点または3点で皮下組織と瞼板を固定します。術後2~3日は泣いた後のような腫れが残り、2~3週間程度で違和感が落ち着く経過を目安としています。

埋没法の2点留めと3点留めのイメージ

二重切開法とは何か

二重切開法とは、希望する二重ラインに沿って上まぶたを切開し、皮膚、眼輪筋、瞼板前組織、挙筋腱膜などを適切に処理して、組織の癒着で二重を形成する手術です。
全切開法では、必要に応じて眼窩脂肪、瞼板前脂肪、ROOFと呼ばれる隔膜前脂肪、余剰皮膚などを調整できます。埋没法だけではラインが安定しにくい厚いまぶたや、たるみを伴うまぶたにも対応しやすい方法です。

「切開すれば絶対に戻らない」は誤解

全切開法は、埋没法より戻るリスクが低く、半永久的な効果が期待できます。ただし、固定や癒着が十分でない場合や、加齢で皮膚が二重ラインにかぶさった場合は、幅が狭くなったように見えます。

  • 菅野医師

    菅野医師

  • 実際のご相談では、「埋没法は数年で必ず取れ、切開法なら一生同じ幅になる」と思われている方が少なくありません。二重の見え方は固定方法だけでなく、まぶたの厚み、たるみ、目を開く力、希望幅で変わります。当院では将来の変化も含めて施術方法を判断します。

埋没法が戻る原因とメカニズム

糸が緩み固定力が低下する

埋没法は、糸によって皮膚を内側へ折り込む仕組みです。糸の掛かりや結び目が緩むと、目を開けたときに皮膚が十分に折れ込まず、ラインが薄くなります。
2025年に発表された1,000例の後ろ向き研究では、4年間の再手術率は連続的に固定する方法で13.4%、2点で固定する方法で26.2%でした。再手術理由の81.87%は糸の緩みです。ただし、特定の術式と対象集団の結果であり、すべての埋没法に一律で当てはまる数値ではありません。

まぶたが厚い・脂肪が多い

皮膚、眼輪筋、脂肪が厚いほど、二重ラインを折り込むために強い固定力が必要です。腫れぼったいまぶたに埋没法だけを行うと、組織の厚みに固定が負け、ラインが浅くなるリスクが高まります。
この場合は固定点を増やすだけでなく、二重脱脂法、マイクロ切開法(ミニ切開法・部分切開法)、全切開法を検討する必要があります。

二重幅が広すぎる

二重幅を広く設定すると、まつ毛側の皮膚を高い位置まで折り込む必要があります。自然な折れ込み位置から離れるほど固定部への負担が増え、食い込みが弱くなりやすくなります。
蒙古ひだが強い方が、目頭側まで広い平行型を埋没法だけで作ろうとすると、目頭側のラインが薄くなることがあります。

目をこする習慣や強い刺激

目を強くこする、アイメイクを落とす際に引っ張る、アイテープを繰り返し剥がすといった刺激は、固定部へ負担をかけます。ただし、日常のまばたきだけで簡単に糸が取れるわけではありません。戻るリスクは、術式、まぶたの厚み、二重幅、固定位置など複数の要因で決まります。

  • 菅野医師

    菅野医師

  • 埋没法が早く薄くなった方を診察すると、固定点の数だけでなく、希望幅がまぶたに対して広すぎる、脂肪や皮膚が厚い、目の開きが弱いといった要因が重なっていることがあります。再施術でも同じ方法を繰り返さず、戻った理由を整理して術式を選び直すことが重要です。

二重切開法でも戻る原因

組織の固定や癒着が弱い

全切開法は、切開しただけで二重になる手術ではありません。目を開ける動きが皮膚へ伝わるように、適切な位置と深さで組織を固定する必要があります。固定が浅い、癒着する面積が不足している、組織処理がまぶたの状態に合っていない場合は、ラインが浅くなる原因になります。

まぶたの厚みに対する処理が合っていない

皮膚、眼輪筋、瞼板前脂肪、眼窩脂肪、ROOFの厚みがある場合、必要な組織を適切に調整しなければ重い印象が残ります。一方、脂肪や筋肉を取りすぎると、くぼみ目、強い食い込み、目の閉じにくさにつながるため、除去量は多ければよいわけではありません。

加齢によるたるみや眼瞼下垂

癒着が保たれていても、加齢で上まぶたの皮膚が下がると二重幅は狭く見えます。目を開く力が低下すると、二重が戻ったように感じることもあります。この場合は二重の再固定ではなく、上眼瞼たるみ取り、眉下切開法、眼瞼下垂手術などが適することがあります。

腫れが引いて予定の幅に近づく

全切開法の直後は、腫れで二重幅が広く見えます。強い腫れは1~2週間程度、見た目が落ち着くまで1~3ヶ月、傷の硬さや食い込みを含む完成まで3~6ヶ月程度が目安です。術後早期に幅が狭くなったことを「戻った」と判断するのは適切ではありません。

  • 菅野医師

    菅野医師

  • 切開法の術後1~2週間は、腫れによって幅や左右差が強く見える時期です。この段階では仕上がりを判断できません。当院では抜糸後も腫れ、傷の硬さ、目の開き方を確認し、組織が落ち着いてから修正の必要性を判断します。早すぎる再手術は避けるべきです。

二重切開と埋没法のダウンタイム・リスク

埋没法のダウンタイムとリスク

埋没法では、腫れ、むくみ、内出血、一時的な左右差、食い込み、結膜浮腫、感染、血腫、糸の違和感、二重ラインの薄れなどが起こります。
大きな腫れは数日~1週間程度で落ち着き、二重幅や食い込みは数週間~1ヶ月程度でなじみます。恵聖会クリニックのMT埋没法では、洗顔とアイメイクは原則として翌日から可能です。

全切開法のダウンタイムとリスク

全切開法では、腫れ、むくみ、内出血、傷の赤み・硬さ、一時的な左右差、感染、血腫、くぼみ目、目の閉じにくさ、幅のずれなどが起こります。
恵聖会クリニックでは手術後4日目に抜糸し、洗顔とアイメイクは抜糸翌日から、コンタクトレンズは抜糸まで控える流れです。

早めの診察が必要な症状

次の症状は通常のダウンタイムと自己判断せず、施術を受けた医療機関へ連絡してください。

  • 片側だけ急激に腫れが強くなる
  • 痛みが時間とともに悪化する
  • 出血が止まらない
  • 赤み、熱感、膿が増える
  • 視界が急に変化する
  • 糸が露出している
  • 目が閉じにくく、強い乾燥がある

処方薬を指示通り使用し、飲酒、激しい運動、長時間の入浴など、血流を強く促す行動は医師が指定する期間避けてください。

二重埋没法と全切開法のダウンタイムで診察が必要になるイメージ

埋没法・マイクロ切開法・全切開法の持続性比較

項目 埋没法 マイクロ切開法・部分切開法 全切開法
二重を作る仕組み 糸で固定 小さく切開し、脂肪を処理して癒着を形成する 切開して広い範囲で組織を処理・固定
戻るリスク 最も高い 埋没法より低い 最も低い
持続性 個人差が大きい 長期維持を期待できる 半永久的な維持を期待できる
ダウンタイム 比較的短い 中程度 長い
抜糸 原則不要 必要 必要
デザイン変更 比較的行いやすい 埋没法より難しい 元の状態へ完全に戻すことは難しい
厚いまぶた 限界がある 脂肪処理を併用しやすい 総合的に調整しやすい
たるみへの対応 基本的に不向き 強いたるみには不向き 余剰皮膚を調整できる
向いている方 初めての方、短いダウンタイムを重視する方 腫れぼったいが全切開までは希望しない方 戻るリスクを抑えたい方、厚みやたるみが強い方
埋没法について詳しく見る マイクロ切開法について詳しく見る 全切開法について詳しく見る

二重整形の保証はどこまで対応するのか

保証は「一生戻らない保証」ではない

保証は、規定された条件で再手術などに対応する制度です。次の内容を確認してください。

  • 保証期間
  • ラインが薄くなった場合も対象か
  • 左右差を判断する基準
  • デザイン変更も対象か
  • 麻酔代や薬代の有無
  • 再手術の回数制限
  • 外傷や自己処置による変化の扱い

本人の希望だけで、すべての再手術が無料になるわけではありません。医師が診察し、保証対象かを判断します。

恵聖会クリニックの保証と料金

恵聖会クリニックのMT埋没法には、保証なし、1年保証、3年保証の料金設定があります。保証期間内にラインが取れた場合や、医師が診察して左右差を認めた場合などは、保証範囲内で無料の再手術を行います。全切開法やマイクロ切開法も、医師が明らかな左右差や改善不足を認めた場合などに再手術の対象となります。

施術 保証 両目料金
MT埋没法2点留め なし 48,000円(税込52,800円)
MT埋没法2点留め 1年 68,000円(税込74,800円)
MT埋没法2点留め 3年 98,000円(税込107,800円)
MT埋没法3点留め なし 58,000円(税込63,800円)
MT埋没法3点留め 1年 78,000円(税込85,800円)
MT埋没法3点留め 3年 108,000円(税込118,800円)
マイクロ切開法 施術別規定 180,000円(税込198,000円)
全切開法 施術別規定 250,000円(税込275,000円)

※掲載時点。保証内容は施術時点の規定が適用されます。

恵聖会クリニックの料金はこちら
  • 菅野医師

    菅野医師

  • 保証期間が長ければ、施術そのものが必ず長持ちするという意味ではありません。保証は万一に備える制度であり、持続性はまぶたと術式の相性で決まります。当院では保証年数だけで選ばず、希望幅を無理なく維持できるか、切開法を検討すべき状態かまで説明します。

埋没法と全切開法のメリット・デメリット

埋没法のメリット・デメリット

メリット
  • ダウンタイムが比較的短い
  • 傷跡を抑えやすい
  • 変更や修正を検討しやすい
  • 初めての二重整形で選びやすい
デメリット
  • ラインが薄くなる可能性がある
  • 厚いまぶたや強いたるみには限界がある
  • 広すぎる二重幅は安定しにくい
  • 再施術を繰り返すと糸が複数残ることがある

全切開法のメリット・デメリット

メリット
  • 埋没法より長期的に安定する
  • 脂肪、筋肉、皮膚を調整できる
  • 厚いまぶたやたるみに対応しやすい
  • 埋没法が複数回戻った方にも対応できる
デメリット
  • 腫れや内出血が長引きやすい
  • 元の状態へ完全に戻すことが難しい
  • 幅を狭くする修正は難易度が高い
  • 完成まで3~6ヶ月程度必要

戻るリスクで選ぶならどちらがよいか

埋没法が向いている方

  • 初めて二重整形を受ける
  • まぶたが比較的薄い
  • 自然な末広型や狭めの二重を希望する
  • ダウンタイムを短くしたい
  • 将来デザインを変える可能性がある

全切開法が向いている方

  • 埋没法が複数回戻っている
  • まぶたが厚い、脂肪が多い
  • 皮膚のたるみがある
  • 広めの二重を長期的に維持したい
  • 再手術の回数を減らしたい

戻るリスクだけで全切開法を選ぶ必要はありません。薄いまぶたで自然な幅を希望する方は、埋没法でも長期維持を期待できます。反対に、厚いまぶたへ埋没法を繰り返すと再手術が増えるため、まぶたの解剖と希望デザインの相性で選ぶことが重要です。

恵聖会クリニックが二重整形で選ばれる理由とポリシー

二重埋没法143,016件の症例実績

恵聖会クリニックの二重埋没法は、143,016件の症例実績があります。初めて受ける方から、埋没法が戻った方、左右差やデザインの修正を希望する方まで幅広く診察してきました。症例数は2025年12月31日時点です。

  • Before写真
  • After写真

二重埋没法:MT埋没法3点留め
¥58,000(税込¥63,800) ※掲載当時の費用
【リスク・副作用】腫れ・浮腫・内出血・膿ほう・結膜浮腫・感染症・血腫 ※術後のフォローは、責任を持って行います。

2000年開院、2026年で開院27年目

当院は2000年に開院し、2026年で開院27年目を迎えます。長年の経過を見てきた経験を生かし、手術直後の見た目だけでなく、将来的なまぶたの変化まで考慮して施術を提案します。

一人ひとりに合う施術を提案

皮膚の厚み、脂肪、たるみ、蒙古ひだ、目の開き、希望幅を確認し、埋没法、二重脱脂法、マイクロ切開法、全切開法から適した方法を提案します。ご希望のデザインだけでなく、医学的に無理なく維持できるかを重視します。

アップセルや強引な勧誘を行わない

恵聖会クリニックは、「安心で高度な美容医療の追求」「適正価格」「丁寧なアフターフォロー」を大切にしています。ホームページに記載のない高額な料金を提示せず、不安をあおって不要な施術をすすめることもありません。

ご紹介で来られる方が多い

毎月多くの方が、ご家族やご友人からの紹介でご来院されています。施術と術後対応を大切にしてきた結果だと考えています。

保証制度と徹底したアフターフォロー

埋没法には保証期間を選べるプランを設け、切開法を含む各施術にも保証規定があります。必要に応じて医師が無料で経過を確認し、ラインの変化が糸の緩み、腫れ、加齢によるたるみのどの要因によるものかを診察します。

大阪公立大学 大学院医学研究科 形成外科学教室と連携

恵聖会クリニックは、「大阪公立大学 大学院医学研究科 形成外科学教室」と連携し、保険診療における形成外科治療領域の技術的向上を目指しています。デザイン性だけでなく、まぶたの構造、機能、安全性を重視することが当院の方針です。

まぶたの状態に合わせて埋没法と全切開法を選ぶイメージ

二重切開と埋没法のよくある質問

Q1. 埋没法は何年で戻りますか?

一律の年数はありません。数年で薄くなる方もいれば、10年以上維持される方もいます。まぶたの厚み、二重幅、固定方法で持続性が変わります。

Q2. 埋没法は必ず取れますか?

必ず取れるわけではありません。ただし、糸による固定である以上、切開法より戻るリスクは高い方法です。

Q3. 全切開法は絶対に戻りませんか?

絶対ではありません。長期的に安定しますが、固定不足や加齢によるたるみでラインが浅く見えることがあります。

Q4. 埋没法が取れたら同じ方法でやり直せますか?

再施術は可能です。ただし、複数回戻っている場合は、切開法を含めて術式を見直す必要があります。

Q5. 埋没法は何回まで受けられますか?

一律の上限はありませんが、無制限に繰り返す施術ではありません。残っている糸、瘢痕、皮膚の状態を診察して判断します。

Q6. 二重切開後に幅を狭くできますか?

可能ですが難易度は高くなります。初回手術で、まぶたに合う無理のない幅を選ぶことが重要です。

Q7. 保証期間内なら無料で幅を変更できますか?

通常、単なるデザイン変更は保証対象外です。ライン消失や医師が認める左右差など、規定された条件で判断されます。

Q8. 切開法と埋没法はどちらが自然ですか?

どちらも適切な幅を選べば自然に仕上げられます。自然さは施術名ではなく、二重幅、食い込み、目の開きとのバランスで決まります。

Q9. 埋没法が戻りかけているサインはありますか?

日によってラインが消える、片側だけ幅が狭くなる、一部のラインが途切れるといった変化は、固定力が低下している可能性があります。ただし、むくみなどによって一時的に見え方が変わることもあるため、気になる場合は医師の診察を受けてください。

まとめ

二重整形の戻るリスクは、埋没法、マイクロ切開法、全切開法の順に低くなると考えられます。埋没法はダウンタイムが短く修正しやすい一方、糸の緩みでラインが薄くなる可能性があります。全切開法は長期的に安定しますが、加齢や固定状態によって見え方は変化します。

保証は持続性を約束するものではなく、規定された条件で再手術に対応する制度です。保証年数だけで決めず、まぶたの厚み、脂肪、たるみ、希望幅、目の開きを診察し、無理なく維持できる術式を選ぶことが重要です。

恵聖会クリニックでは、二重埋没法143,016件の症例実績と2000年の開院以来積み重ねてきた経験をもとに、埋没法から全切開法まで比較してご提案します。不要なアップセルや強引な勧誘を行わず、明確な料金、保証制度、術後のアフターフォローを通じて、納得して二重整形を選べる環境を整えています。

埋没法について詳しく見る

全切開法について詳しく見る

マイクロ切開法について詳しく見る

監修医情報

菅野 兼史医師
医師名
菅野 兼史
略歴
2006年 大阪市立大学医学部卒業
卒業後、大学病院、大阪市立総合医療センター、一般病院にて腫瘍外科(消化器外科、乳腺・内分泌外科)を中心とした臨床経験を積み重ねる。
2017年4月 恵聖会クリニック入職
所属学会
日本美容外科学会(JSAS)
資格
医学博士
日本外科学会専門医
菅野医師プロフィール

このページをいいね!
と思ったら・・・

その他のドクター・スタッフコラム

ドクター・スタッフ