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女性が抜け毛を気にし始める年齢は?

上尾医師

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女性が抜け毛を気にし始める年齢と原因を解説

女性が抜け毛を気にし始める年齢に、明確な基準はありません。20代でも起こりますが、女性型脱毛症が目立ちやすくなる40代以降になると、「分け目が広がった」「髪のボリュームが減った」と感じる方が増えます。

ただし、年齢だけで原因は決まりません。産後、急なダイエット、鉄不足、甲状腺の病気、強いストレスなどによる抜け毛は、若い年代でも起こります。

女性の抜け毛は何歳から増える?

20代は産後・ダイエット・生活変化による抜け毛に注意

20代の抜け毛では、年齢による変化よりも、次のような要因を確認することが重要です。

  • 出産後のホルモン変化
  • 極端な食事制限や急激な体重減少
  • 鉄不足や栄養不足
  • 発熱を伴う病気や手術
  • 強い精神的ストレス
  • ヘアカラー、エクステ、強く結ぶ髪型による負担

原因となる出来事から2〜4ヶ月後に抜け毛が増える「休止期脱毛」もあります。きっかけと抜け毛の時期がずれるため、本人が原因に気づきにくいことが特徴です。

30代は産後脱毛と女性型脱毛症が重なることがある

30代では、出産後の抜け毛に加え、もともとの体質による女性型脱毛症が現れ始めることがあります。

産後脱毛は通常、出産から数ヶ月後に目立ち、4ヶ月前後でピークを迎え、多くは出産後1年以内に改善します。1年以上続く場合や、分け目だけが広がる場合、髪が細くなる場合は、別の脱毛症がないか確認する必要があります。

40代以降は女性型脱毛症が目立ちやすい

女性型脱毛症は40代、50代、60代に多く、閉経前後に目立ちやすくなります。生え際が大きく後退するより、頭頂部を中心に髪が細くなり、分け目が広がるのが典型です。

  • 上尾医師

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  • 実際のご相談では、「40代だから仕方がない」と数年間様子を見てから受診される方が少なくありません。診察では年齢だけで判断せず、分け目の広がり、毛の細さ、抜け毛が増えた時期、出産や体重変化、服薬歴まで確認し、原因を整理します。

女性の抜け毛とは?医学的な定義

抜け毛と薄毛は同じではない

「抜け毛」は、髪が抜ける現象を指します。一方、「薄毛」は、毛髪の本数が減る、髪が細くなる、成長期間が短くなることで、地肌が透けて見える状態です。

健康な方でも1日50〜100本程度の髪は自然に抜けます。排水口や枕に髪があるだけでは病的とは限りません。重要なのは、本数を正確に数えることより、以前と比べて明らかに増えたか、分け目や頭頂部の見え方が変化したかです。

女性型脱毛症とは何か

女性型脱毛症は、頭頂部を中心に毛髪が徐々に細くなり、全体の密度が低下する進行性の脱毛症です。

「FAGA」と呼ばれることもありますが、男性と同じ仕組みだけでは説明できないため、現在は「女性型脱毛症(FPHL)」という名称が用いられます。

「抜け毛が多い=女性型脱毛症」は誤解

女性型脱毛症では、抜け毛の本数よりも、髪の細毛化や分け目の拡大が目立つことがあります。

反対に、休止期脱毛では急に多く抜けても、毛根が大きく傷んでいなければ回復が見込めます。症状の見え方だけで自己判断せず、経過と脱毛の分布を確認することが大切です。

女性の薄毛イメージ

年齢以外で女性の抜け毛が増える原因

女性型脱毛症

女性型脱毛症では、毛髪の成長期が短くなり、太く長く育つ前に抜ける状態が繰り返されます。徐々に進行し、頭頂部や分け目の地肌が目立つようになります。早く治療を始めるほど、残っている毛包を維持しやすくなります。

休止期脱毛

休止期脱毛とは、多数の毛髪が一斉に成長を止め、休止期へ移行することで、頭部全体の抜け毛が増える状態です。主なきっかけには次のものがあります。

  • 発熱を伴う病気
  • 手術
  • 強い精神的ストレス
  • 急激な減量
  • 出産
  • 薬剤
  • 鉄不足
  • 甲状腺機能の異常

原因となる出来事から2〜4ヶ月後に抜け毛が目立ち始め、多くは原因の解消後6〜9ヶ月で改善します。

産後脱毛

産後脱毛は、妊娠中に抜けにくくなっていた毛髪が、出産後のホルモン変化によって一斉に抜ける生理的な現象です。

多くは自然に回復しますが、出産後1年以上続く場合や、分け目の薄さが進む場合は、女性型脱毛症や鉄不足が重なっていないか確認する必要があります。

鉄不足・栄養不足

月経量が多い方、偏った食事を続けている方、急激に減量した方は、鉄やたんぱく質などが不足しやすくなります。

鉄欠乏性貧血では、抜け毛のほかに次の症状を伴うことがあります。

  • 疲れやすい
  • 息切れがする
  • 動悸がする
  • 顔色が悪い
  • めまいがする

食事だけで改善しない場合は、血液検査を含む医療機関での確認が必要です。

甲状腺疾患・薬剤・円形脱毛症

甲状腺機能の異常、服用中の薬剤、自己免疫が関係する円形脱毛症でも抜け毛は起こります。円形脱毛症は、境界の比較的はっきりした円形または楕円形の脱毛斑が急に現れることが典型です。

次の症状がある場合は、早めの診察が必要です。

  • 急速に髪が抜ける
  • 円形に抜けている
  • 眉毛やまつ毛も抜ける
  • 頭皮に赤みや痛みがある
  • 爪に小さなくぼみがある

女性型脱毛症を診断する際には、円形脱毛症、甲状腺疾患、貧血、薬剤性脱毛などを区別する必要があります。

牽引性脱毛症

牽引性脱毛症は、髪を強く結ぶ、同じ分け目を続ける、エクステを長期間装着するなど、毛根に繰り返し力が加わることで起こる脱毛症です。

初期であれば髪型を変えて負担を減らすことで改善を目指せます。しかし、長期間にわたって毛根へ負担がかかると、毛包が傷み、髪が生えにくくなる可能性があります。

  • 上尾医師

    上尾医師

  • 女性の抜け毛は、一つの原因だけで起こるとは限りません。実際には、女性型脱毛症に産後の休止期脱毛や鉄不足が重なっているケースも見られます。当院では「年齢のせい」と決めつけず、発症時期と生活背景を分けて確認します。

女性の抜け毛で早めに相談すべき症状

次の変化がある場合は、年齢にかかわらず診察を受ける目安です。

  • 分け目が以前より広がった
  • 頭頂部の地肌が透ける
  • 髪が細く、短くなった
  • 抜け毛の増加が3ヶ月以上続く
  • 円形または帯状に抜けている
  • 頭皮に赤み、痛み、強いかゆみがある
  • 眉毛やまつ毛も抜ける
  • 急な体重減少や月経異常がある
  • 強い疲労感や動悸がある
  • 出産後1年以上たっても毛量が戻らない

脱毛症の中には、時間とともに進行するものがあります。女性型脱毛症では、早期に治療を始めるほど現状維持や改善を目指しやすくなります。

  • 上尾医師

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  • 診察では、抜け毛の本数だけではなく、薄くなった範囲、毛髪の太さのばらつき、頭皮の状態を重視します。毎日抜け毛を数えるより、同じ分け目・照明・角度で月1回撮影すると、進行や改善を客観的に確認しやすくなります。

女性に多い脱毛症の比較

項目 女性型脱毛症 休止期脱毛 円形脱毛症 牽引性脱毛症
起こりやすい時期 40代以降に増加。若年でも発症 年齢を問わない 年齢を問わない 髪型の負担が続く時期
主な見え方 分け目・頭頂部が徐々に薄くなる 頭部全体から急に多く抜ける 円形・楕円形に抜ける 生え際や結び目周辺が薄くなる
主な原因 遺伝的素因、加齢、ホルモン環境など 出産、病気、ストレス、減量、薬剤など 自己免疫反応 慢性的な牽引
経過 徐々に進行 原因解消後に改善しやすい 再発することがある 早期なら改善しやすい
主な対応 継続的な治療 原因の確認と是正 皮膚科での診断・治療 髪型変更、負担軽減

女性型脱毛症と休止期脱毛は、同時に起こることがあります。

女性の抜け毛治療と必要なアフターケア

原因疾患がある場合は治療を優先する

貧血、甲状腺疾患、栄養不足、薬剤などが疑われる場合は、原因の確認と治療を優先します。

育毛剤やサプリメントを自己判断で使用しても、原因が異なれば十分な改善は期待できません。薬剤による脱毛が疑われる場合も、処方した医師へ相談せずに薬を中止しないでください。

女性型脱毛症にはミノキシジル外用薬が推奨される

日本皮膚科学会の診療ガイドラインでは、女性型脱毛症に対するミノキシジル外用が推奨されています。

効果判定には継続が必要で、使用開始後2〜8週間は、一時的に抜け毛が増えることがあります。これを初期脱毛と呼びます。

主な副作用は次のとおりです。

  • 頭皮のかゆみ
  • 赤み
  • 乾燥
  • 接触皮膚炎
  • 顔の産毛が濃くなる

妊娠中や授乳中はミノキシジルの使用を避けます。持病や服用中の薬がある方も、医師へ伝える必要があります。

注入治療は適応を見極める

恵聖会クリニックでは、女性の薄毛に対して内服薬・外用薬に加え、ヘアフィラー、エクソソーム、PRP、ACRSなどを取り扱っています。

治療法は、次の要素を確認してご提案します。

  • 抜け毛の原因
  • 脱毛の進行度
  • 頭皮の状態
  • 年齢や既往歴
  • 妊娠・授乳の有無
  • 希望する治療方法
  • 治療にかけられる期間や費用

すべての方に同じ治療が適しているわけではありません。効果にも個人差があるため、診察で適応を見極めることが重要です。

治療後のダウンタイムとアフターケア

外用薬には大きなダウンタイムはありませんが、かゆみ、赤み、乾燥が出ることがあります。注入治療では、次の症状が生じる可能性があります。

  • 針穴
  • 赤み
  • 腫れ
  • 点状出血
  • 内出血
  • 圧痛

施術後は次の点を守ります。

  • 当日は頭皮を強くこすらない
  • 指示された時間までは洗髪を控える
  • 激しい運動や飲酒を避ける
  • 長時間の入浴やサウナを控える
  • 赤みや痛みが強い場合は早めに相談する
  • 定期的に写真を撮り、変化を確認する
  • 自己判断で薬を増減・中止しない
  • 上尾医師

    上尾医師

  • 治療開始後の一時的な抜け毛を「悪化した」と考え、数週間で中止してしまう方がいます。薄毛治療は短期間で結論を出すものではありません。当院では予想される経過と副作用を事前に説明し、状態を確認しながら継続方法を調整します。

早めに抜け毛を相談するメリット・デメリット

メリット

  • 女性型脱毛症の進行を早い段階で抑えやすい
  • 貧血や甲状腺疾患などの原因に気づける
  • 不要な育毛剤やサプリメントを避けやすい
  • 写真で変化を追い、治療効果を判断できる
  • 将来の毛量を維持する選択肢が増える

デメリット

  • 効果判定まで数ヶ月以上かかる
  • 維持のため治療継続が必要なことがある
  • 外用薬や注入治療で副作用が起こる可能性がある
  • 費用が継続的にかかる
  • 原因によっては皮膚科や内科での検査・治療が必要になる

薄毛治療の目的は、短期間で髪を急増させることではありません。原因を整理し、進行を抑えながら、毛髪の太さと密度の改善を目指します。

上尾医師

恵聖会クリニックが女性の薄毛治療で選ばれる理由とポリシー

原因と希望に合わせて治療を組み合わせる

女性の抜け毛は、年齢、出産、栄養状態、体質、頭皮環境などが複雑に関係します。

当院では一つの治療へ誘導せず、内服薬・外用薬・注入治療などから、患者様お一人おひとりに合う方法をご提案します。

2000年開院、2026年で27年目の診療実績

恵聖会クリニックは2000年に開院し、2026年で27年目を迎えました。開院から間もなく30年を迎える歴史の中で、幅広い美容医療を提供しています。

多くの診療実績が蓄積された経験に基づき、薄毛治療についてもより適切な治療のご提案ができます。

適正価格を守り、アップセルや強引な勧誘をしない

当院は「高度な美容医療を適正価格でご提供する」ことを大切にしています。

ホームページに記載のない高額な施術へ誘導せず、必要性、費用、期待できる変化、リスクを説明し、納得したうえで治療を選んでいただきます。無理な治療や強引な勧誘は行いません。

ご紹介で相談される方が多い

長く利用されている患者様や、ご家族・ご友人からの紹介で相談される方が多いことも当院の特徴です。

「すべての方にご満足いただける施術を提供し続ける」という姿勢が、ご紹介という形につながっていると考えています。

治療後まで徹底してフォローする

薄毛治療は、施術や処方を受けた時点で終わりではありません。

初期脱毛、副作用、頭皮の変化、効果の現れ方を確認し、必要に応じて治療内容を調整します。当院は安全性、適正価格、丁寧なアフターフォローを診療方針としています。

大阪公立大学 大学院医学研究科 形成外科学教室と連携

恵聖会クリニックは「大阪公立大学 大学院医学研究科 形成外科学教室」と連携し、保険診療における形成外科治療領域の技術的向上を目指しています。

美容医療においても、医学的根拠と安全性を重視する姿勢を大切にしています。

  • 上尾医師

    上尾医師

  • 当院では、注入治療を希望されても、診察の結果、まず外用薬や原因確認を優先することがあります。高額な治療を重ねることより、今の抜け毛が進行性か一時的かを見極め、必要な治療だけを選ぶことが満足度につながります。

女性の抜け毛に関するよくある質問

Q1. 女性は何歳から抜け毛が増えますか?

決まった年齢はありません。20代でも起こりますが、女性型脱毛症は40代以降に目立ちやすくなります。

Q2. 30代で抜け毛が多いのは早すぎますか?

早すぎません。産後脱毛、休止期脱毛、鉄不足、女性型脱毛症などが考えられます。

Q3. 40代の抜け毛は更年期が原因ですか?

更年期は一因ですが、すべてではありません。女性型脱毛症、貧血、甲状腺疾患、栄養不足などを区別する必要があります。

Q4. 1日何本抜けたら異常ですか?

健康な方でも1日50〜100本程度は抜けます。本数より、急な増加、分け目の拡大、髪の細毛化が重要です。

Q5. シャンプーのたびに髪が抜けるのは薄毛ですか?

洗髪時にまとまって抜けるだけでは、薄毛と断定できません。頭頂部や分け目の見え方、髪の太さの変化も確認してください。

Q6. 産後の抜け毛はいつまで続きますか?

多くは出産後数ヶ月で目立ち始め、出産後1年以内に回復します。1年以上続く場合は、ほかの原因が潜んでいることがあるため、診察を受けることをおすすめします。

Q7. 女性の抜け毛は自然に治りますか?

休止期脱毛や産後脱毛は、原因が解消すると回復を見込めます。女性型脱毛症は進行性のため、自然回復を待たず治療を検討します。

Q8. 市販の育毛剤だけで改善しますか?

原因によります。女性型脱毛症にはミノキシジル外用が推奨されますが、貧血や甲状腺疾患には原因に対する治療が必要です。

Q9. 抜け毛治療は何ヶ月で効果が分かりますか?

治療法によって異なりますが、毛髪には成長周期があるため、数週間では判断できません。少なくとも数ヶ月単位で経過を確認します。

Q10. 女性の抜け毛は何科に相談すればよいですか?

女性型脱毛症の治療は、女性の薄毛治療を扱う医療機関へ相談してください。急に脱毛斑が現れた場合や、頭皮の炎症、全身症状がある場合は、皮膚科や内科での診察が適している可能性があります。

まとめ

女性が抜け毛を気にし始める年齢には個人差があります。

なお、年代により傾向が異なり、20代・30代では産後、ストレス、急な減量、鉄不足による抜け毛が多く、40代以降は女性型脱毛症が目立ちやすくなります。

抜け毛が3ヶ月以上続く、分け目が広がる、髪が細くなる、円形に抜ける場合は、年齢のせいと決めつけず、早めに診察を受けてください。

  • 上尾医師

    上尾医師

  • 恵聖会クリニックでは、原因と進行度を見極め、内服薬・外用薬・注入治療などから必要な方法をご提案し、治療開始後の経過まで丁寧にフォローします。

監修医情報

上尾 弘美医師
医師名
上尾 弘美
略歴
2016年 愛媛大学医学部卒業
卒業後、大学病院、関連市民病院にて小児科医として従事
2023年 某美容外科クリニック勤務を経て、恵聖会クリニック入職
所属学会
ボトックスVST認定医
ジュビダームVST認定医
資格
小児科専門医
上尾医師プロフィール

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