ドクター・スタッフコラム
ピコトーニングは何回で効果が出る?回数の目安を医療的に解説
ピコトーニングは5〜10回前後で効果を実感する治療です
ピコトーニングは「1回で劇的変化」ではなく、5〜10回前後で効果を実感する治療です。
ピコトーニングは、低出力レーザーを繰り返し照射してメラニンを徐々に減らす治療です。
特に肝斑・くすみ・色素沈着改善では、
5回前後でトーンアップを実感し、10回前後で変化が安定するケースが多い
とされています。一方で、「1回でシミが消える治療」ではありません。強いレーザー治療とは目的が異なり、肌への刺激を抑えながら少しずつ改善する治療です。
ピコトーニングとは?医学的な定義を解説
ピコトーニングとは
ピコトーニングとは、ピコ秒(1兆分の1秒)単位のレーザーを低出力で均一照射し、メラニン色素を少しずつ分解するレーザー治療です。
主な目的は以下です。
- 肝斑改善
- くすみ改善
- 色素沈着改善
- トーンアップ
ピコレーザーとの違い
「ピコレーザー=1種類」ではありません。ピコレーザーには主に以下があります。
| 治療名 | 主な目的 | 出力 |
|---|---|---|
| ピコスポット | 濃いシミ除去 | 高出力 |
| ピコトーニング | 肝斑・くすみ改善 | 低出力 |
| ピコフラクショナル | 毛穴・ニキビ跡改善 | 点状照射 |
つまり、ピコトーニングは「低刺激で継続する美白治療」です。
よくある誤解
「1回で効果が出ない=効いていない」は誤解です。
ピコトーニングは、少しずつメラニンを減らす設計です。特に肝斑は刺激で悪化しやすいため、高出力、強い摩擦、過剰照射は逆効果になることがあります。
そのため、あえて低刺激で複数回行います。
ピコトーニングは何回で効果が出る?
回数の目安
| 症状 | 効果実感の目安 | 推奨回数 |
|---|---|---|
| くすみ | 3〜5回 | 5〜10回 |
| 肝斑 | 5〜10回 | 10回以上 |
| 色素沈着 | 5回前後 | 10回以上 |
なぜ複数回必要なのか
メラニンは皮膚内部に蓄積しています。ピコトーニングは、メラニンを細かく砕き、老廃物として排出し、徐々に色調改善を目指す流れです。
つまり、1回で全メラニンが消えるわけではありません。
肝斑は特に回数が必要
肝斑は通常のシミと異なり、刺激で悪化しやすい特徴があります。
そのため、強いレーザー、高出力照射、摩擦刺激を避けながら慎重に治療します。結果として、10回以上かけて安定改善を目指すケースが一般的です。
ピコトーニングの効果が出にくい原因
出力が弱すぎる
安全性重視で出力を下げすぎると変化が乏しくなります。
肝斑以外のシミが混在している
ADMや老人性色素斑は、トーニング単独では改善しにくい場合があります。診断ミスで「効かない」と感じるケースもあります。
摩擦や紫外線が強い
肝斑は刺激で悪化します。特に以下は悪化要因です。
- 洗顔摩擦
- クレンジング刺激
- 日焼け
- 乾燥
治療間隔が空きすぎている
一般的には2〜4週間間隔で継続します。間隔が長すぎると改善効率が落ちます。
ピコトーニングのダウンタイムとリスク
ダウンタイム
ピコトーニングは比較的ダウンタイムが少ない治療です。主な症状は以下です。
| 症状 | 期間 |
|---|---|
| 赤み | 数時間〜1日 |
| ヒリつき | 当日 |
| 乾燥 | 数日 |
| 一時的なくすみ | 数日 |
起こり得るリスク
肝斑悪化
強すぎる照射で炎症が起きると悪化します。
白斑
過剰照射を繰り返すと色抜けリスクがあります。
効果不足
診断や設定が不適切だと変化が乏しくなります。
ピコトーニング後に必要なアフターケア
紫外線対策は必須
UV対策不足は色素再発につながります。推奨される対策は以下です。
- SPF30〜50
- 日傘
- 帽子
- 飲む日焼け対策
摩擦を減らす
以下を避けます。
- 強い洗顔
- スクラブ
- ゴシゴシ拭き
保湿を徹底する
炎症予防のため保湿は重要です。
ピコトーニングと他治療の違い比較
| 項目 | ピコトーニング | ピコスポット | IPL(フォト) |
|---|---|---|---|
| 主目的 | 肝斑・くすみ | シミ除去 | シミ・そばかす・赤み |
| 出力 | 低出力 | 高出力 | 中程度 |
| 回数 | 複数回 | 1〜数回 | 複数回 |
| ダウンタイム | 少ない | かさぶたあり | 少ない |
| 肝斑適応 | ◎ | △ | 悪化リスクあり※肝斑モードであれば悪化しない |
| 即効性 | 低 | 高 | 中 |
ピコトーニングのメリット
ダウンタイムが少ない
施術直後からメイク可能なケースが多いです。
肝斑治療に適している
刺激を抑えながら治療できます。
肌全体の透明感改善が可能
顔全体のトーンアップが期待できます。
継続で肌質改善も期待できる
毛穴感やハリ改善を感じる方もいます。
ピコトーニングのデメリット
即効性は弱い
1回で劇的変化は出にくいです。
回数が必要
継続治療が前提です。
診断力で効果差が出やすい
肝斑なのかADMなのかで適切治療は異なります。
恵聖会クリニックのピコトーニングが選ばれる理由
肌診断を重視したレーザー提案
「肝斑と思っていたら別疾患だった」というケースは少なくありません。
恵聖会クリニックでは、
- 肝斑
- ADM、その他アザ
- 老人性色素斑
- 炎症後色素沈着
- そばかす
を見極めながら治療方針を提案しています。
刺激を抑えた照射設定
肝斑は強く当てれば改善する治療ではありません。過度な出力設定を避けながら、肌状態に合わせて調整しています。
美肌治療との組み合わせ提案
ピコトーニング単独だけでなく、内服、外用、エレクトロポレーション、他レーザーを組み合わせることで、より効率的な改善を目指します。
FAQ|ピコトーニングは何回で効果が出る?
Q1. ピコトーニングは1回でも効果ありますか?
トーンアップ感を感じる方はいますが、基本的には複数回必要です。
Q2. 肝斑は何回必要ですか?
10回前後が一般的な目安です。
Q3. 5回で変わりますか?
くすみ改善は5回前後で実感しやすくなります。
Q4. 途中でやめると戻りますか?
紫外線や摩擦が強いと再発リスクがあります。
Q5. ピコトーニングは毎週できますか?
通常は2〜4週間間隔で行います。
Q6. 痛みはありますか?
軽いパチパチ感程度が一般的です。
Q7. シミ取りとの違いは?
ピコスポットは“除去”、ピコトーニングは“徐々に改善”です。
Q8. 毛穴にも効果ありますか?
軽度の毛穴感改善を感じる方はいます。
Q9. 男性でも受けられますか?
男性も可能です。
Q10. ダウンタイムはありますか?
赤みが数時間程度出ることがあります。
まとめ|ピコトーニングは5〜10回前後が効果実感の目安
ピコトーニングは、低刺激でメラニンを徐々に減らす治療です。
特に肝斑では、5回前後で変化実感、10回前後で安定改善が一般的な目安になります。
重要なのは、
- 正確な診断
- 適切な出力設定
- 紫外線対策
- 継続治療
です。
恵聖会クリニックでは、肌状態を見極めながら、一人ひとりに合わせたレーザー治療を提案しています。
ピコトーニングの詳細はこちら
監修医情報
- 医師名
- 上尾 弘美
- 略歴
-
2016年 愛媛大学医学部卒業
卒業後、大学病院、関連市民病院にて小児科医として従事
2023年 某美容外科クリニック勤務を経て、恵聖会クリニック入職
- 所属学会
- ボトックスVST認定医
ジュビダームVST認定医
- 資格
- 小児科専門医