ドクター・スタッフコラム
埋没法はいつが一番痛い?|痛みのピーク・麻酔・ダウンタイムを美容外科医が徹底解説
埋没法はいつが一番痛い?【結論】
埋没法で最も痛みを感じやすいのは、「麻酔注射の瞬間」と「術後2〜6時間後」です。
施術中は局所麻酔が効いているため強い痛みはほぼありません。しかし、麻酔が切れ始めるタイミングでジンジンした鈍痛や違和感が出やすくなります。
埋没法は切開法と比較すると痛みはごく軽度です。
実際には「想像していたより痛くなかった」と感じる人が多数です。
埋没法とは?|医学的定義とよくある誤解
埋没法とは、医療用の極細糸を使って、まぶたの内側または表面を数点固定し、二重ラインを形成する美容外科手術です。
正式には「重瞼術(じゅうけんじゅつ)」の一種であり、切開を伴わないため、ダウンタイムが比較的短い、腫れが少ない、元に戻しやすいという特徴があります。
よくある誤解
「埋没法=全く痛くない」は誤解です。
埋没法は”無痛”というわけではありませんが、特に以下は痛みを感じやすいポイントです。
- 麻酔注射
- 麻酔が切れた後
- 強く腫れが出た場合
- まぶたを強く触った時
ただし、痛みの程度は一般的に軽度です。
「術中ずっと痛い」は誤解です。
施術中は局所麻酔が効いているため、鋭い痛みは通常ありません。
感じやすいのは、糸を引っ張られる感覚、圧迫感、まぶたを押される感覚です。
埋没法はいつが一番痛い?|時間経過で解説
① 一番痛い瞬間は「麻酔注射」
多くの患者が最も痛いと感じるのは、局所麻酔の注射です。特にまぶたは神経が多く、チクっとした痛み、圧迫感、涙が出る刺激感を感じやすいです。
ただし、笑気麻酔、注入速度の調整、極細針(30G)などの工夫で、痛みを抑えられるよう工夫されています。
② 術後2〜6時間が痛みのピーク
局所麻酔が切れるタイミングで痛みが出やすくなります。典型的には、ジンジンする、重い感じ、圧迫感、突っ張り感などです。
ただし、強い激痛になることは通常ありません。
③ 翌日以降は「痛み」より「腫れ・違和感」
翌日以降は、腫れ、ゴロゴロ感、まぶたの重さ、目を開けた時の違和感が主体になります。
痛み止めでコントロールできる程度が一般的です。
④ 1週間後にはかなり落ち着く
通常は1週間前後で、痛み、圧迫感、違和感は大きく改善します。
ただし、幅広二重、糸の固定点が多い、強い腫れ体質、術中の強い内出血で、症状が長く続くことがあります。
埋没法で痛みが出るメカニズム
1. 局所麻酔時の針が刺さる刺入痛、麻酔液による組織圧上昇
まぶたに麻酔液が入ることで、一時的に組織圧が上昇します。これが圧迫感、張る感じ、重さにつながります。
2. 糸固定による牽引
埋没法では糸で組織を固定します。そのため、目を開ける時、目を閉じる時に軽い牽引痛が出ることがあります。
3. 炎症反応
手術後には必ず軽度炎症が起こります。これにより、腫れ、熱感、赤み、鈍痛が発生します。
ただし、埋没法では、ごく軽度です。
埋没法で特に痛みが出やすいケース
幅広平行型を希望した場合
幅広二重は組織への負担が増えやすく、腫れ、突っ張り感が強くなりやすい傾向があります。
まぶたが厚い場合
脂肪が厚いまぶたでは糸へのテンションが増加します。その結果、食い込み感、重さ、圧迫感が出やすくなります。
血流が良くなる行為や、血圧が上がる行為をした場合
術後早期に血流が増える行為、血圧が上がる行為をすると腫れが悪化します。特に飲酒、長風呂、激しい運動、泣く、サウナは注意が必要です。
埋没法後のダウンタイム症状一覧
| 症状 | 出やすい時期 | 一般的な持続期間 |
|---|---|---|
| 痛み | 当日〜翌日 | 2〜3日 |
| 腫れ | 48時間以内 | 1〜2週間 |
| 内出血 | 翌日〜 | 1〜2週間 |
| ゴロゴロ感 | 当日〜 | 数日〜2週間 |
| 食い込み | 術直後 | 1〜3ヶ月 |
| 左右差 | 初期 | 腫れ改善とともに軽快 |
埋没法後の痛みを減らす方法
術後48時間は冷却
冷やすことで炎症、腫れ、熱感を抑制できます。ただし、凍傷防止のため、保冷剤を直接皮膚に当てないようにしてください。
当日は安静
血流が増える行為は腫れ悪化につながります。避けるべき行為は、飲酒、サウナ、激しい運動、長風呂です。
目を強くこすらない
糸への負荷が増え、痛み、糸の緩み、炎症、腫れにつながります。
埋没法と切開法の痛み比較
| 項目 | 埋没法 | 切開法 | 眼瞼下垂手術 |
|---|---|---|---|
| 術中の痛み | 麻酔時のみ軽度 | 麻酔時のみ中等度 | 麻酔時のみ中等度 |
| 術後痛 | 軽度 | 中等度 | 中等度〜強め |
| 腫れ | 少ない | 多い | 多い |
| ダウンタイム | 数日〜1週間 | 2〜4週間 | 2〜6週間 |
| 抜糸 | 不要 | 必要 | 必要 |
| 元に戻せるか | 比較的可能 | 困難 | 困難 |
埋没法のメリット・デメリット
埋没法のメリット
ダウンタイムが短い
切開を伴わないため、社会復帰が早いです。
痛みが軽い
二重瞼施術の中では痛みが少ないです。
修正しやすい
糸を外して調整できるケースがほとんどです。
傷跡が目立ちにくい
皮膚切開がないため、外見上の傷はほぼ残りません。
埋没法のデメリット
糸が緩む可能性
永久固定ではありません。
腫れがゼロではない
「全く腫れない」は誤解です。
まぶたによっては切開法が向いていることもある
厚ぼったい、たるみが多いまぶたなどでは切開法が適する場合があります。
恵聖会クリニックの埋没法が痛みを軽減できる理由
極細針による麻酔
恵聖会クリニックでは、麻酔時の痛み軽減を重視しています。特に痛みのピークになりやすい麻酔注射への配慮は重要です。
腫れを抑えるデザイン設計
腫れは術後痛にも関連します。そのため、糸の固定位置、テンション、二重幅を細かく調整し、無理な固定を避けています。
幅広デザインの適応判断を重視
SNSで人気の極端な幅広平行型は、まぶた構造によっては不自然・腫れ増加・痛み増加につながります。恵聖会クリニックでは、骨格、眼窩脂肪量、皮膚厚、眼瞼挙筋機能まで評価し、患者様の好みにも合わせた、長期的に安定しやすいデザインを提案しています。
症例数に基づくダウンタイム説明
どれくらい腫れるかを曖昧に伝えないことも重要です。恵聖会クリニックでは、当日、3日後、1週間後、1ヶ月後の経過イメージを具体的に説明し、不安軽減につなげています。
埋没法に関するよくある質問(FAQ)
Q1. 埋没法は本当に痛いですか?
強い痛みではありません。最も痛いのは麻酔時です。
Q2. 術後はどれくらい痛いですか?
軽い鈍痛や圧迫感が2〜3日程度です。
Q3. 麻酔なしでできますか?
行いません。麻酔なしで行ったとして、痛すぎて手術できません。
Q4. 笑気麻酔は必要ですか?
痛みや不安が和らぐのでオススメですが、必ずしも必要ではありません。
Q5. 埋没法と切開法はどちらが痛いですか?
切開法の方が術後の痛み・腫れとも強いです。
Q6. 痛み止めは必要ですか?
施術を受けられた方全員にお渡ししていますが、内服しなくても大丈夫な方も多いです。
Q7. 当日からメイクできますか?
目元以外は当日からメイクいただけます。目元のメイクは翌日から可能です。
Q8. コンタクトはいつから?
通常は3日後からです。
Q9. 埋没法後に泣くと悪化しますか?
腫れ増加につながります。
Q10. 術後にズキズキするのは普通ですか?
軽度なら一般的ですので、ご安心ください。
Q11. 強い痛みが続く場合は?
感染や糸トラブルの可能性があるため受診が必要です。
Q12. 埋没法で失明しますか?
極めて稀ですがゼロではありません。異常があった場合、症状を放置せず、適切な処理を行えば失明するようなことはございません。
Q13. 腫れない埋没法はありますか?
完全に腫れゼロの施術はありません。
Q14. 一番腫れるのはいつですか?
通常は術後48時間以内です。
Q15. 痛みが少ないクリニックの特徴は?
麻酔技術、極細針、適切な固定、術式選択が重要です。
まとめ|埋没法で一番痛いのは「麻酔時」と「麻酔が切れた後」
埋没法で最も痛みを感じやすいのは、麻酔注射の瞬間と、術後2〜6時間です。
ただし、切開系手術と比較すると痛みは軽度であり、多くの人が日常生活可能なレベルです。
また、痛みは術式だけでなく、麻酔技術、デザイン、固定方法、術後管理でも大きく変わります。
だからこそ、単に安い・有名という基準ではなく、解剖学理解、痛みへの配慮、ダウンタイム説明、適応判断を丁寧に行うクリニック選びが重要です。
恵聖会クリニックでは、自然さだけでなく「痛み」「腫れ」「ダウンタイム」まで含めた総合的な二重整形設計を重視しています。