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すそわきがは治せる?デリケートゾーンの臭いの原因・改善方法・治療法を医師が解説

小西医師

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小西医師

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すそわきがは治せる?デリケートゾーンの臭いの原因と改善方法、治療法を解説

すそわきがは、適切なケアや医療機関での治療によって、臭いを軽減することが可能です。
すそわきがは、デリケートゾーンにあるアポクリン汗腺からの分泌物が皮膚の常在菌によって分解され、独特の臭いが発生する状態を指します。

改善方法には、蒸れを防ぐ生活習慣の見直しやデリケートゾーンの適切な洗浄、ボトックス注射による発汗の抑制などがあります。ただし、セルフケアやボトックス注射でアポクリン汗腺そのものを取り除くことはできず、効果や持続期間には個人差があります。

また、デリケートゾーンの臭いが気になるからといって、必ずしもすそわきがとは限りません。細菌性腟症や性感染症などが原因の場合もあり、原因によって適切な治療は異なります。

この記事では、すそわきがの原因や特徴、自分でできる改善方法、医療機関で受けられる治療、治療後の注意点まで詳しく解説します。

すそわきがとは?デリケートゾーンに独特の臭いが発生する状態

通気性の良い下着を選ぶイメージ

すそわきがは外陰部のアポクリン汗腺が関係する臭い

すそわきがとは、陰毛が生える周辺など、外陰部の皮膚からワキガに似た独特の臭いが発生する状態です。「外陰部臭症」とも呼ばれています。

人の皮膚には、主に次の2種類の汗腺があります。

  • アポクリン汗腺:ワキや外陰部、乳輪周辺などに分布し、脂質やタンパク質などを含む分泌物を出す汗腺
  • エクリン汗腺:全身に広く分布し、主に体温調節のために水分を多く含む汗を出す汗腺

アポクリン汗腺から出た分泌物自体が、最初から強い臭いを放っているわけではありません。皮膚の表面に存在する常在菌が分泌物を分解することで、臭いの原因となる物質が生じます。

すそわきがは、ワキの腋臭症(ワキガ)と同じような仕組みで臭いが発生するものです。

アポクリン汗腺とエクリン汗腺の違いと皮膚から臭いが発生する仕組み

すそわきがは病気?誰にでも起こるもの?

すそわきがは、アポクリン汗腺の活動と皮膚の常在菌が関係する体臭の一種です。

アポクリン汗腺は誰にでも存在しますが、汗腺の活動や皮膚環境には個人差があります。そのため、同じように汗をかいても、臭いの強さは人によって異なります。

また、デリケートゾーンにはもともと一定の臭いがあり、すべての臭いが治療を必要とするわけではありません。

大切なのは、臭いが正常な範囲なのか、アポクリン汗腺によるものなのか、炎症や感染症など別の原因が隠れていないかを確認することです。

すそわきがは女性だけでなく男性にも起こる

すそわきがは女性特有のものではなく、男性にも起こります。

女性では外陰部や陰毛の生える周辺、男性では陰毛の生える部分や陰嚢周囲などの臭いが気になる場合があります。

性別にかかわらず、皮膚の汗腺から生じる臭いなのか、尿や分泌物、感染症などに関連する臭いなのかを区別することが重要です。

すそわきがの原因は?臭いが発生するメカニズム

アポクリン汗腺の分泌物を常在菌が分解する

すそわきがの主な原因は、アポクリン汗腺からの分泌物と皮膚の常在菌の働きです。

臭いが発生する仕組みは、次のように説明できます。

  1. 外陰部のアポクリン汗腺から脂質やタンパク質などを含む分泌物が出る
  2. 分泌物が皮膚の表面に広がる
  3. 皮膚の常在菌が分泌物を分解する
  4. 臭いの原因物質が発生する
  5. 汗や蒸れによって臭いが気になりやすくなる

アポクリン汗腺の分泌物の性質や、皮膚に存在する細菌の種類・活動状況によって臭いの強さは変わります。

蒸れや汗によって臭いが強く感じられる

デリケートゾーンは下着や衣服に覆われているため、汗や湿気がこもりやすい部位です。

特に、次のような状況では臭いが気になりやすくなります。

  • 夏場など気温や湿度が高いとき
  • 運動によって汗をかいたとき
  • 長時間座っているとき
  • 通気性の低い下着や衣服を着用しているとき
  • 生理中でナプキンによる蒸れが生じているとき

蒸れによって皮膚環境が変化すると、汗や皮脂などに由来する臭いが強く感じられることがあります。

遺伝やホルモンの影響も関係する

アポクリン汗腺の活動には遺伝的な要因が関係しており、ワキガの体質が家族内でみられることがあります。

また、アポクリン汗腺は思春期以降に活動が活発になるため、成長とともに体臭が気になり始める場合があります。

一方、生理周期や妊娠、更年期などに伴うホルモンの変化によって、汗の量や腟内環境、分泌物の状態が変化することもあります。

そのため、臭いの変化がすべてアポクリン汗腺によるものとは限りません。

  • 小西医師

    小西医師

  • デリケートゾーンの臭いが気になる場合、まず重要なのは、臭いが発生している場所と症状の確認です。陰毛周辺の皮膚から生じる臭いと、腟分泌物に伴う臭いでは、原因も必要な治療も異なります。臭いの強さだけで判断せず、発生するタイミングやかゆみ、おりものの変化なども確認し、必要に応じて婦人科での検査を優先することが大切です。

すそわきがの臭いにはどんな特徴がある?セルフチェックの目安

すそわきがでみられる臭いの特徴

すそわきがの臭いは、ワキガと似た独特の体臭として感じられることがあります。

臭いの表現には個人差がありますが、次のように表現されることがあります。

  • 香辛料のような刺激を感じる臭い
  • ツンとする独特の臭い
  • ワキガに似た臭い
  • 汗をかいた後や蒸れたときに強くなる臭い

臭いの種類だけで、すそわきがと診断することはできません。

特に魚のような臭いや、急に強くなった臭いは、腟内環境の変化や感染症なども考慮する必要があります。

すそわきがを疑うセルフチェック項目

次の項目は、臭いの原因を考える際の参考になります。

  • 陰毛が生えている周辺から独特の臭いを感じる
  • 汗をかいた後に臭いが強くなる
  • ワキガの体質がある
  • 家族にワキガの人がいる
  • 下着に汗や分泌物が付着すると臭いが気になる
  • 洗浄や着替えをしても、時間が経つと臭いが気になる

複数当てはまる場合でも、すそわきがと確定するわけではありません。

ワキガの体質や湿った耳垢は、アポクリン汗腺の特徴を考える参考にはなりますが、すそわきがの有無を直接判定するものではありません。

すそわきがと感染症による臭いの違い

デリケートゾーンの臭いには、すそわきが以外にも複数の原因があります。

原因 臭い・症状の特徴 対応方法
すそわきが 陰毛周辺の皮膚から独特の体臭が発生する 生活習慣の見直し、発汗を抑える治療など
汗・蒸れ 発汗後や長時間衣服を着用した後に臭いが強くなる 洗浄、下着の交換、通気性の改善
細菌性腟症 魚のような臭い、おりものの増加や変化 婦人科で検査し、必要に応じて抗菌薬で治療
腟カンジダ症 強いかゆみ、白いおりものなど。強い悪臭は典型的ではない 婦人科で診断し、抗真菌薬などで治療
トリコモナス症 臭いの変化、黄緑色のおりもの、刺激感など 婦人科で検査し、抗原虫薬で治療
接触皮膚炎・かぶれ かゆみ、赤み、ヒリつきなどを伴う 刺激の原因を避け、必要に応じて皮膚科で治療
すそわきがの治療について詳しく見る

細菌性腟症やトリコモナス症などでは、おりものの変化や不快な臭いが生じる場合があります。

臭いとともにかゆみ、痛み、おりものの異常がある場合は、すそわきがの治療よりも婦人科での診察を優先してください。

発熱や強い下腹部痛、急激な腫れなどを伴う場合は、速やかな医療機関の受診が必要です。

すそわきがを自分で治す方法はある?日常生活でできる改善方法

デリケートゾーンを優しく洗浄する

すそわきがの臭いを軽減するためには、皮膚を清潔に保つことが基本です。

汗や皮脂、常在菌による分解物が皮膚に残っていると、臭いが強く感じられる場合があります。

洗浄するときは、次のポイントを意識しましょう。

  • ぬるま湯で外陰部の皮膚を優しく洗う
  • 洗浄剤を使用する場合は低刺激・無香料のものを選ぶ
  • ゴシゴシこすらない
  • 洗浄後は水分を優しく拭き取る
  • 腟の内部まで洗わない

腟には常在菌による自浄作用があるため、内部を洗浄する必要はありません。過度な洗浄は腟内環境を乱し、かえって炎症や臭いの原因になる場合があります。

通気性のよい下着を選んで蒸れを防ぐ

デリケートゾーンの蒸れを防ぐことも、臭い対策の一つです。

綿素材など通気性のよい下着を選び、締め付けの強い衣服を長時間着用しないようにしましょう。

汗をかいた後は、可能であれば下着を交換することも有効です。

生理中はナプキンを適切な頻度で交換し、長時間湿った状態が続かないようにすることが大切です。

デリケートゾーンの脱毛は臭い対策になる?

デリケートゾーンの脱毛は、毛に付着する汗や分泌物を減らし、清潔な状態を保ちやすくする点で役立つ場合があります。

一方、医療脱毛はアポクリン汗腺そのものを取り除く治療ではないため、すそわきがを根本的に治す方法ではありません。

また、自己処理による剃毛で皮膚を傷つけると、毛嚢炎やかぶれにつながることがあります。

脱毛を検討する場合も、臭いの改善効果を過度に期待せず、衛生管理をしやすくする方法の一つとして考えることが大切です。

医療レーザー脱毛について詳しく見る

市販のデオドラント製品で治せる?

市販の制汗剤やデオドラント製品は、汗や臭いを一時的に抑える目的で使用されます。

しかし、すそわきがの原因となる汗腺を除去することはできません。

また、デリケートゾーンは皮膚や粘膜が刺激を受けやすい部位です。ワキ用の制汗剤をそのまま使用すると、刺激やかぶれにつながるおそれがあります。

香料で臭いを隠すよりも、原因を確認して適切に対処することが重要です。

  • 小西医師

    小西医師

  • 臭いを気にするあまり、洗浄回数を増やしたり、強い洗浄剤を使用したりすることは避けたい対処法です。外陰部の皮膚に刺激が加わると、赤みやかゆみなどのトラブルが起こりやすくなります。セルフケアで大切なのは、臭いを完全になくそうとすることではなく、皮膚の健康を保ちながら蒸れや汚れを減らすことです。適切なケアでも改善しない場合は、治療の必要性を判断します。

すそわきがの治療法は?医療機関でできる改善方法

すそわきがの臭いが日常生活の負担になっている場合は、医療機関での治療を検討できます。

代表的な選択肢は、発汗を抑えるボトックス注射です。

ただし、すそわきがの治療はワキガに比べて研究が限られており、治療の効果や適応には慎重な判断が必要です。

ボトックス注射で汗と臭いを軽減する

ボトックス注射は、ボツリヌストキシン製剤を皮膚に注入し、発汗に関わる神経の働きを一時的に抑える治療です。

ボツリヌストキシンは、神経伝達物質であるアセチルコリンの放出を抑制し、主にエクリン汗腺からの発汗を減少させます。

デリケートゾーンの発汗や蒸れを軽減することで、汗に関連した臭いの改善が期待できます。

恵聖会クリニックのすそわきがボトックス治療

当院では、すそわきがの臭いや蒸れに対する治療として、ボトックス注射をご案内しています。

当院の治療の特徴は次のとおりです。

  • 切開を伴わない注射による治療
  • 施術時間は約5分
  • 発汗の抑制による臭いの軽減を目指す
  • 女性医師の指名が可能
  • 日常生活への影響が比較的小さい

効果の持続期間は約6ヶ月が目安ですが、個人差があります。臭いが完全になくなることや、すべての方に同じ効果が得られることを保証するものではありません。

すそわきがの治療について詳しく見る

すそわきがボトックスの料金

恵聖会クリニックのすそわきがボトックスは、使用する製剤によって料金が異なります。

※使用製剤や投与方法については、医師が診察で適応を判断します。

恵聖会クリニックのすそわきがボトックスの料金はこちら

すそわきがは手術で根本的に治せる?

ワキガでは、アポクリン汗腺を含む組織を除去する外科的治療が行われることがあります。

しかし、外陰部は血管や神経が分布し、粘膜にも近い繊細な部位です。ワキと同じ方法をそのまま適用することはできません。

汗腺を除去する治療を行った場合でも、瘢痕(傷跡)や感覚の変化、感染などのリスクがあり、完全な無臭を保証するものではありません。

手術の適応は限られるため、専門的な診察によって慎重に判断する必要があります。

ミラドライはすそわきがにも使える?

ミラドライは、マイクロ波によってワキの汗腺に熱エネルギーを与える治療機器です。

恵聖会クリニックでもワキガ・多汗症治療に使用していますが、ミラドライのワキに対する効果を、そのまますそわきがに当てはめることはできません。

ミラドライはワキへの使用を目的とした機器であり、外陰部への使用については安全性や有効性が確立されていません。

そのため、デリケートゾーンの臭いに対して、ワキガ用の機器があるという理由だけで治療を選択することは適切ではありません。

  • 小西医師

    小西医師

  • すそわきがの治療では、臭いの原因と患者様が希望する改善の程度を整理することが大切です。特に、汗をかいたときや蒸れたときに臭いが強くなる場合は、発汗を抑える治療を検討する余地があります。一方、臭いの原因が腟分泌物や感染症である場合、ボトックス注射は適切な治療ではありません。注射だけで解決しようとせず、原因に応じて治療を選ぶ必要があります。

すそわきがの治療法を比較|効果・持続期間・ダウンタイムの違い

すそわきがの改善方法は、臭いを一時的に抑える方法と、発汗や臭いの原因に医療的に働きかける方法に分けられます。

改善方法 期待できる効果 持続性 主な注意点
適切な洗浄 汗や汚れ、臭いの原因物質を洗い流す 日常的な継続が必要 洗いすぎによる刺激
下着・生活習慣の改善 蒸れを防ぎ、臭いが強くなる状況を減らす 習慣の継続が必要 汗腺自体は変化しない
デオドラント製品 一時的な臭い対策 製品や使用状況による 皮膚への刺激やかぶれ
医療脱毛 毛に付着する汗や汚れを減らし、清潔を保ちやすくする 長期的な減毛が期待できる 臭いへの直接的な効果は未確立
ボトックス注射 発汗や蒸れを抑え、臭いの軽減を目指す 当院の目安は約6ヶ月 効果の個人差、再注入の必要性
汗腺を対象とする外科的治療 原因組織への直接的な介入 方法によって異なる 外陰部での適応は限定的、傷跡や神経損傷などのリスク
すそわきがの治療について詳しく見る 医療レーザー脱毛について詳しく見る

※外科的治療は一般的な治療選択肢の説明であり、当院ですそわきがに対して実施していることを示すものではありません。

切開を避けて発汗や蒸れを軽減したい方には、ボトックス注射が選択肢になります。一方、感染症や皮膚炎が原因の場合は、それぞれの疾患に対する治療が優先されます。

すそわきがボトックスのメリット・デメリット

メリット|切らずに臭いの改善を目指せる

ボトックス注射のメリットは、切開を伴わずに発汗を抑える治療ができることです。

主なメリットには、次のようなものがあります。

  • 皮膚を大きく切開する必要がない
  • 施術時間が比較的短い
  • 傷跡が目立ちにくい
  • 発汗や蒸れの軽減が期待できる
  • 日常生活への影響が比較的小さい

手術に抵抗がある方や、まずは注射による改善を検討したい方にとって、選択肢の一つとなります。

デメリット|効果は永久ではない

ボトックス注射には、次のようなデメリットがあります。

  • 効果には個人差がある
  • 効果が永久に続くわけではない
  • 継続する場合は再注入が必要になる
  • 注射時に痛みがある
  • 赤みや内出血などの副作用が起こる場合がある
  • すそわきがに対する効果の科学的根拠は十分ではない

ボトックス注射は汗腺そのものを除去する方法ではありません。

そのため、効果が弱まったと感じた場合も、必ず再注入するのではなく、症状や前回の治療効果を確認して判断します。

すそわきがボトックスのダウンタイム・副作用・アフターケア

施術後に起こり得る症状

すそわきがボトックスは、切開を伴わないため比較的ダウンタイムの少ない治療です。

しかし、注射による皮膚への刺激があるため、副作用がまったくないわけではありません。

主な症状として、以下が挙げられます。

  • 注射部位の赤み
  • 軽い腫れ
  • 内出血
  • 注射時や施術後の痛み
  • かゆみや違和感
  • まれなアレルギー反応

赤みや軽い腫れは比較的短期間で落ち着くことが多く、内出血が生じた場合は消失まで1〜2週間程度かかる場合があります。

強い腫れや痛み、発疹、呼吸の異常などが現れた場合は、通常の経過と決めつけず、速やかに医療機関へ連絡してください。

施術後の過ごし方と注意点

施術後は注射部位に刺激を与えないようにしましょう。

具体的には、以下の点に注意します。

  • 当日は注射部位を強くこすらない
  • 血流が大きく増える激しい運動や長時間の入浴は、医師の指示に従って控える
  • 注射部位の清潔を保つ
  • 強い摩擦や圧迫を避ける
  • 性交渉など注射部位に刺激が加わる行為の再開時期は医師に確認する

施術部位や注入方法によって必要な注意点は変わります。

また、妊娠中や授乳中、妊娠を希望している方などは治療を受けられない場合があるため、事前に申告することが重要です。

効果はいつから出る?どのくらい続く?

ボトックス注射による発汗抑制は、一般的に注射直後ではなく数日程度かけて現れ、1〜2週間程度で効果を評価することがあります。

恵聖会クリニックでは、すそわきがボトックスの効果持続期間を約6ヶ月とご案内しています。

ただし、これは目安であり、発汗の抑制と臭いの改善が同じ程度に現れるとは限りません。

また、効果を感じる時期や持続期間は、体質や投与部位などによって異なります。

  • 小西医師

    小西医師

  • すそわきがボトックスの効果を確認するときは、臭いが完全になくなったかどうかだけで判断しないことが重要です。汗や蒸れがどの程度減ったか、以前より日常生活で臭いが気になりにくくなったかなど、複数の視点から評価します。十分な改善が得られない場合には、注入を繰り返す前に原因を再評価し、ほかの疾患が隠れていないか確認することも必要です。

すそわきがの治療を受ける前に知っておきたいポイント

臭いの強さと本人の感じ方には個人差がある

体臭の感じ方は人によって異なります。

自分では強い臭いがあると感じていても、実際には生理的な範囲の臭いである場合があります。

特に、臭いを気にするあまり何度も確認したり、必要以上に洗浄したりすると、皮膚への負担が増えることがあります。

臭いの悩みは本人にとって大きな精神的負担になるため、症状の有無だけでなく、日常生活への影響も含めて相談することが大切です。

原因がわからないまま治療を繰り返さない

ボトックス注射を受けても臭いが改善しない場合、原因が発汗だけではない可能性があります。

腟内環境の変化や感染症、皮膚炎などが関係している場合には、そちらの治療が必要です。

効果が不十分な場合は、注射量を増やしたり、短い間隔で繰り返したりする前に、原因を確認する必要があります。

恵聖会クリニックがすそわきが治療で選ばれる理由とポリシー

デリケートゾーンの臭いは、人に相談しにくい悩みの一つです。

恵聖会クリニックでは、臭いの原因や患者様の希望を確認し、必要な治療を無理なく選択できることを大切にしています。

2000年開院、27年にわたり培ってきた治療経験

恵聖会クリニックは2000年に開院し、2026年で27年目を迎えました。

当院では、ワキガ・多汗症治療をはじめ、さまざまな身体のお悩みに対応してきました。

ワキガ・多汗症の症例数は、2025年12月31日時点で累計7,596件です。

こうした経験を活かし、臭いの原因や発汗の状態、患者様の希望を踏まえ、治療の必要性を慎重に判断することを大切にしています。

すそわきがについて相談を受ける医師

一人ひとりの臭いの原因に合わせて治療をご提案

同じデリケートゾーンの臭いでも、汗による蒸れが中心の場合と、アポクリン汗腺の分泌物が関係する場合では、適切な対処が異なります。

当院では、診察で状態を確認し、ボトックス注射の適応を判断します。

すべての患者様に同じ治療を勧めるのではなく、必要に応じてセルフケアの見直しや、婦人科など適切な診療科での検査もご案内する考え方です。

ダウンタイムまで含めて治療の一部と考える

恵聖会クリニックでは、治療による変化だけでなく、施術後の経過を安心して過ごせるよう支えることも治療の一部と考えています。

すそわきがボトックスの場合、施術前に赤みや内出血、痛みなどの可能性を説明し、日常生活で気をつける点もお伝えします。

施術後に不安がある場合にはご相談に対応し、通常の経過であれば今後の見通しをご説明します。通常とは異なる経過が疑われる場合は、速やかに医師が診察します。

2000年の開院以来27年にわたって培ってきた経験を活かし、施術前から術後の経過まで一貫したサポートを大切にしています。

高額な施術へのアップセルを行わず、適正価格を大切にする

当院では「高度な美容医療を適正価格でご提供する」という方針を大切にしています。

ホームページに記載のない高額な施術料金を突然提示するようなアップセルは行わず、治療の必要性を確認したうえでご提案します。

すそわきが治療でも、臭いが気になるからといって不要な施術を追加するのではなく、必要な治療を適切な費用で受けていただくことを重視しています。

無理・強引な勧誘をせず、納得できる治療選択を重視

すそわきがの治療では、臭いの改善が期待できる一方で、効果には限界や個人差があります。

当院では、期待できる効果だけでなく、治療のリスク、ダウンタイム、持続期間、費用についてもご説明します。

患者様が十分に理解・納得したうえで治療を選べることを大切にし、希望しない施術を無理・強引に勧めることはありません。

施術後も相談できるアフターフォロー体制

美容医療は、施術を受けた時点で終わりではありません。

当院では、すそわきがボトックスを受けた後も、効果の現れ方や気になる症状についてご相談いただける体制を大切にしています。

必要に応じて医師が状態を確認し、今後の治療の必要性や再注入のタイミングについてご案内します。

ご家族やご友人からの紹介で来院される患者様も多い

恵聖会クリニックでは、毎月多くの患者様がご家族やご友人などからのご紹介で来院されています。

当院は、すべての患者様に誠実な美容医療を提供する姿勢を大切にしてきました。

すそわきがのような相談しにくい悩みに対しても、患者様の気持ちに配慮し、安心してご相談いただける環境づくりに努めています。

形成外科領域の技術向上への取り組み

恵聖会クリニックは、大阪公立大学 大学院医学研究科 形成外科学教室と連携し、保険診療における形成外科治療領域の技術的向上を目指しています。

すそわきがの治療効果を直接保証するものではありませんが、クリニック全体として、解剖学的知識や適切な治療判断、安全管理を大切にする医療体制の構築に取り組んでいます。

すそわきがに関するよくある質問(FAQ)

Q1. すそわきがを完全に治す方法はありますか?

すそわきがは、生活習慣の見直しやボトックス注射などで臭いの軽減を目指せます。
しかし、セルフケアやボトックス注射は汗腺そのものを取り除く方法ではないため、完全に治るとは断定できません。
外陰部の汗腺を対象とする外科的治療も、安全性や適応に制限があり、すべての方に適した治療ではありません。

Q2. すそわきがは自然に治ることがありますか?

アポクリン汗腺の活動は年齢やホルモンの変化などの影響を受けるため、臭いの程度が変化することはあります。
一方、自然に必ず治るという医学的根拠はありません。
症状が気になる場合は、自然に改善するのを待つだけでなく、原因を確認することが大切です。

Q3. すそわきがは性行為によってうつりますか?

すそわきが自体は感染症ではないため、性行為によって人にうつるものではありません。
ただし、デリケートゾーンの臭いの原因がトリコモナス症などの性感染症である場合は、性行為によって感染する可能性があります。
臭いの変化に加えて、おりものの異常や痛みがある場合は婦人科で相談してください。

Q4. ワキガの人はすそわきがにもなりやすいですか?

ワキガとすそわきがは、どちらもアポクリン汗腺が関係する臭いです。
そのため、ワキガの体質がある方は、外陰部でもアポクリン汗腺由来の臭いが生じる可能性があります。
ただし、ワキガがあるからといって、必ずすそわきがもあるわけではありません。

Q5. すそわきがは石鹸で洗えば治りますか?

石鹸などによる適切な洗浄は、汗や皮脂、臭いの原因物質を洗い流すのに役立ちます。
しかし、アポクリン汗腺そのものを取り除くことはできないため、洗浄だけで根本的に治すことはできません。
洗いすぎは刺激やかぶれの原因になるため、優しく洗うことが大切です。

Q6. すそわきがボトックスは痛いですか?

ボトックス注射では、針を刺す際にチクッとした痛みが生じます。
外陰部は敏感な部位のため、痛みの感じ方には個人差があります。
痛みが心配な方は、施術前の診察で医師にご相談ください。

Q7. すそわきがボトックスは何ヶ月くらい効果が続きますか?

恵聖会クリニックでは、効果の持続期間を約6ヶ月とご案内しています。
ただし、発汗や臭いの改善の程度、効果の持続期間には個人差があります。
効果が弱まった場合は、症状を確認して再注入の必要性を判断します。

Q8. すそわきがは何科を受診すればよいですか?

外陰部の皮膚から発生する体臭が気になる場合は、皮膚科や、すそわきが治療に対応する美容医療機関が相談先になります。
一方、おりものの臭いやかゆみ、痛み、分泌物の変化を伴う場合は、婦人科での診察が適しています。
臭いの原因が明確でない場合も、まず婦人科で感染症などの有無を確認することが有用です。

Q9. すそわきがの治療は保険適用になりますか?

美容目的で行うすそわきがボトックスは、基本的に自由診療となります。
恵聖会クリニックのすそわきがボトックスも自由診療です。
一方、臭いの原因が細菌性腟症などの疾患であり、保険診療の対象となる検査や治療を受ける場合は、健康保険が適用されることがあります。

Q10. すそわきがの臭いはパートナーにもわかりますか?

臭いの強さや感じ方には個人差があるため、パートナーが必ず気づくとは限りません。
また、デリケートゾーンには生理的な臭いが存在しており、無臭である必要はありません。
他人から指摘された場合でも、すそわきがと決めつけず、気になる症状があれば医療機関で原因を確認しましょう。

まとめ|すそわきがは原因を見極め、適切な方法で改善を目指すことが大切

すそわきがは、外陰部のアポクリン汗腺からの分泌物が皮膚の常在菌によって分解され、独特の臭いが発生する状態です。

適切なセルフケアや医療機関での治療によって、臭いの軽減を目指すことができます。

重要なポイントをまとめると、次のとおりです。

  • すそわきがの主な原因はアポクリン汗腺の分泌物と常在菌の働き
  • 蒸れを防ぐことや優しい洗浄は、日常的な臭い対策として有効
  • ボトックス注射は発汗を抑えることで臭いの改善を目指す治療
  • ボトックス注射の効果は永久ではなく、個人差がある
  • すそわきがと感染症による臭いは原因も治療法も異なる
  • 臭いの原因を確認してから適切な治療を選ぶことが大切
  • “小西医師"/

    小西医師

  • デリケートゾーンの臭いは人に相談しにくい悩みですが、無理に洗浄を繰り返したり、自分だけで原因を判断したりする必要はありません。当院では、すそわきがによる臭いや蒸れのお悩みに対して、ボトックス注射による治療をご案内しています。
    一人ひとりの症状やご希望を確認し、治療の必要性、期待できる効果、リスクを丁寧にご説明します。
    大阪ですそわきがの改善を検討されている方は、恵聖会クリニックまでお気軽にご相談ください。

監修医情報

小西 奈津子医師
医師名
小西 奈津子
略歴
2000年 近畿大学医学部卒業
以降、大学病院および某美容クリニックで研鑽を積んだ後、院長に就任。
2021年 恵聖会クリニック入職
所属学会
日本美容皮膚科学会
日本美容外科学会(JSAS)
資格
ボトックスVST認定医
ジュビダームVST認定医
小西医師プロフィール

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