ドクター・スタッフコラム
深いほうれい線はどこまで改善できる?原因別の治療選択と効果の限界を医師が解説
深く刻まれたほうれい線は、美容医療によって目立ちにくくすることが可能です。しかし、すべてのほうれい線を完全に消せるわけではなく、改善できる程度は原因や皮膚の状態、選択する治療によって異なります。
ほうれい線に一番効く治療法は何かと聞かれることがありますが、すべての人に共通する最適な治療法はありません。
例えば、皮膚の下のボリューム不足によって溝が深く見える場合はヒアルロン酸注射、頬のたるみが主な原因であれば糸リフトやフェイスリフトなどが選択肢になります。複数の原因が重なっている場合は、治療を組み合わせることもあります。
重要なのは、ほうれい線そのものを埋めることだけではなく、なぜ溝が深くなっているのかを見極め、顔全体のバランスを考えながら改善することです。
この記事では、深いほうれい線ができる原因、治療別に期待できる効果、改善の限界、失敗を防ぐためのポイントについて詳しく解説します。
深いほうれい線とは?普通のほうれい線との違い
ほうれい線はシワではなく顔の構造によって生じる溝
ほうれい線とは、小鼻の横から口角の外側に向かって伸びる溝のことです。医学的には「鼻唇溝(びしんこう)」と呼ばれます。
一般的な小ジワは、皮膚表面の乾燥や弾力低下によって生じます。一方、ほうれい線は、頬の脂肪や筋肉、靱帯、骨格などの立体的な構造が関係しています。
若い人にもほうれい線は存在し、必ずしも老化だけが原因ではありません。
年齢を重ねると、皮膚の弾力低下や頬のボリューム変化によって、もともと存在する溝がより目立つようになります。
深いほうれい線の特徴
深いほうれい線には、次のような特徴があります。
- 無表情でも小鼻の横から口元にかけて溝が見える
- ほうれい線に沿って濃い影ができる
- 笑った後も溝が目立つ
- 頬のたるみが溝の上に重なっている
- メイクをしても線や影が隠れにくい
ほうれい線の深さは、皮膚そのものに刻まれたシワだけでなく、頬の膨らみと口元の高低差によっても強調されます。
そのため、見た目には深い線でも、皮膚に強い折れ目があるとは限りません。
深いほうれい線は完全に消せる?
深いほうれい線を目立ちにくくすることは可能ですが、完全に消すことは難しい場合があります。
ほうれい線は、表情を動かすために必要な顔の構造とも関係しているためです。
ヒアルロン酸注射で溝を浅くしたり、フェイスリフトで下垂した組織を引き上げたりしても、鼻と頬の境界そのものを完全になくすことはできません。
また、無理に溝を平らにしようとすると、不自然な膨らみや表情の違和感につながります。
治療では、ほうれい線をゼロにすることよりも、影を薄くして自然な若々しさを取り戻すことが現実的な目標になります。
深いほうれい線ができる5つの原因
深いほうれい線は、複数の原因が重なって形成されることが一般的です。
原因によって適した治療が異なるため、まずはほうれい線が深くなる仕組みを理解することが大切です。
1. 頬の脂肪や皮膚のたるみ
加齢によって皮膚の弾力が低下し、頬の脂肪や軟部組織が下垂すると、ほうれい線の上に組織が重なります。
すると、頬と口元の高低差が大きくなり、溝が深く見えるようになります。
特に、頬の膨らみが下がってきた人や、フェイスラインにもたるみが見られる人は、この影響が強い傾向があります。
たるみが主な原因の場合、溝だけにヒアルロン酸を注入しても十分な改善が得られないことがあります。
2. 頬の脂肪や骨格のボリューム減少
加齢によって頬の脂肪が減少したり、顔の骨格が変化したりすることも、ほうれい線が深くなる原因です。
頬の立体感が失われると、口元との境界が強調されます。
特に小鼻の付け根付近がくぼんでいる場合は、ほうれい線の始まりに深い影ができやすくなります。
このような場合は、くぼみを補う治療によって改善が期待できます。
3. 生まれつきの骨格や口元の突出
若い頃からほうれい線が深い場合は、骨格や顔の脂肪の付き方が関係していることがあります。
例えば、次のような特徴です。
- 小鼻の付け根がくぼんでいる
- 頬の中央に厚みがある
- 上顎周辺の骨格によって頬と口元に段差がある
- 口元が前方に突出している
骨格が主な原因の場合、スキンケアや引き締め治療だけでは大きな変化を得にくい傾向があります。
また、骨格に対する治療が必要かどうかは、見た目だけでなく歯並びや噛み合わせなども考慮して判断します。
4. コラーゲンやエラスチンの減少
皮膚のハリを支えるコラーゲンやエラスチンは、加齢や紫外線などの影響によって変化します。
皮膚の弾力が低下すると、表情によってできた折れ目が戻りにくくなり、ほうれい線に沿って細かなシワが刻まれるようになります。
この場合、頬のたるみやくぼみを改善しても、皮膚表面のシワが残ることがあります。
高周波(RF)やHIFUなどの引き締め治療は、皮膚のハリ低下に対する選択肢になりますが、深い溝そのものを完全に消す治療ではありません。
5. 表情の繰り返しや生活習慣
笑う、話す、口を動かすといった表情の繰り返しも、ほうれい線の見え方に影響します。
また、紫外線、喫煙、急激な体重減少などは皮膚の状態や顔のボリュームに影響し、ほうれい線を目立たせる要因になります。
一方で、笑うこと自体が悪いわけではありません。
ほうれい線を防ぐために表情を制限する必要はなく、紫外線対策や適切な保湿など、皮膚の健康を保つことが大切です。
深いほうれい線に一番効く治療法は?
ほうれい線に一番効く治療法は、原因によって異なります。
溝やボリューム不足が主な原因ならヒアルロン酸注射、頬の下垂が主な原因ならフェイスリフトなどが有力な選択肢です。
ヒアルロン酸注射|深い溝やくぼみを補う
ヒアルロン酸注射は、ほうれい線の溝や小鼻の横のくぼみなどに製剤を注入し、ボリュームを補う治療です。
溝の深さがボリューム不足によって強調されている場合に適しています。
期待できる効果
- ほうれい線の溝を浅く見せる
- 小鼻の横のくぼみを補う
- 頬と口元の段差を緩やかにする
製剤や注入部位などによって異なりますが、効果の持続期間は一般的に6ヶ月〜18ヶ月程度が一つの目安です。製剤によってはさらに長く残る場合もあります。
改善の限界
頬のたるみが強い場合、ほうれい線へヒアルロン酸を大量に注入しても根本的な改善にはなりません。
過剰注入は口元の膨らみや不自然な輪郭につながるため、適切な注入量を判断する必要があります。
ヒアルロン酸注射は、ほうれい線治療の効果を検討した臨床研究が複数報告されています。ランダム化比較試験をまとめた研究でも、鼻唇溝の重症度が改善したことが示されています。
ヒアルロン酸注入について詳しく見る糸リフト|頬の下垂によるほうれい線を改善する
糸リフトは、医療用の糸を皮下に挿入して、下垂した組織を引き上げる治療です。
頬のたるみによってほうれい線が強調されている場合に選択肢となります。
期待できる効果
- 下垂した頬の組織を引き上げる
- ほうれい線上部の膨らみを軽減する
- フェイスラインのもたつきを改善する
改善の限界
糸リフトは、たるんだ皮膚を切除する治療ではありません。
そのため、皮膚の余剰が大きい場合や、たるみが強い場合には、改善が限定的になることがあります。
また、効果の持続期間や引き上げの程度には個人差があり、深いほうれい線が必ず大きく改善するわけではありません。
クイーンリフト
プレミアムクイーンリフト(トリプルXトーシス/16本)¥266,000(税込¥292,600) ※静脈麻酔をご希望の方は+麻酔代 ¥55,000(税込¥60,500)追加になります。
※掲載当時の費用
【リスク・副作用】浮腫・内出血・感染症・血腫 ※術後のフォローは、責任を持って行います。
フェイスリフト|強いたるみを外科的に改善する
フェイスリフトは、皮膚やその下の組織を外科的に引き上げ、顔のたるみを改善する手術です。
頬の下垂が強く、ほうれい線だけでなくフェイスラインにも大きなたるみが見られる場合に検討します。
期待できる効果
- 頬の下垂を改善する
- ほうれい線を目立ちにくくする
- フェイスラインのたるみを改善する
- 顔全体の輪郭を整える
改善の限界
フェイスリフトでも、ほうれい線を完全に消せるわけではありません。
特に、小鼻の横の骨格的なくぼみや、皮膚そのものに刻まれたシワは残ることがあります。
また、手術による傷跡、腫れ、内出血、血腫、神経損傷などのリスクがあります。
フェイスリフトは顔の老化に伴う変化を改善する治療ですが、加齢そのものを止める治療ではありません。
ロアーリフト
¥900,000(税込 ¥990,000)
アゴの脂肪吸引
¥120,000(税込¥132,000)※掲載当時の費用
【リスク・副作用】腫れ・浮腫・内出血・感染症・血腫 ※術後のフォローは、責任を持って行います。
HIFU・高周波(RF)|皮膚の緩みを引き締める
HIFUは高密度焦点式超音波、高周波(RF)は電磁波による熱エネルギーを利用した治療です。
皮膚や皮下組織に熱を加え、引き締めやハリの改善を目指します。
軽度から中等度のたるみや、皮膚の弾力低下が気になる場合に選択肢となります。
一方、深いほうれい線の原因が骨格的なくぼみや大きなボリューム不足である場合、引き締め治療だけでは十分な改善が期待できません。
また、効果は使用する機器、照射部位、皮膚の状態によって異なります。
医療ハイフ(HIFU)ウルトラセル[zíː]
顔〜アゴ下 ¥70,000(税込¥77,000) ※掲載当時の費用
【リスク・副作用】火傷・赤み・浮腫 ※術後のフォローは、責任を持って行います。
脂肪注入|ボリューム不足を自分の脂肪で補う
脂肪注入は、太ももや腹部などから採取した自身の脂肪を加工し、頬やほうれい線周辺に注入する治療です。
頬のボリュームが減少している場合や、広い範囲のくぼみを補いたい場合に選択されます。
定着した脂肪によるボリューム改善は長期的に維持される可能性がありますが、注入した脂肪がすべて定着するわけではありません。
脂肪の定着量には個人差があり、しこり、左右差、脂肪壊死などのリスクもあります。
脂肪注入法(ホホ)
¥250,000〜¥350,000(税込¥275,000~¥385,000) ※掲載当時の費用
【リスク・副作用】腫れ・浮腫・内出血・感染症・血腫 ※術後のフォローは、責任を持って行います。
深いほうれい線の原因別・治療法比較表
| 主な原因 | 適した治療の選択肢 | 期待できる改善 | 効果の限界 |
|---|---|---|---|
| 小鼻横のくぼみ | ヒアルロン酸注射 | くぼみや影を軽減 | 骨格そのものは変わらない |
| 頬のボリューム減少 | ヒアルロン酸・脂肪注入 | 頬の立体感を補う | 強いたるみは残る |
| 軽度の頬のたるみ | 糸リフト・HIFU・RF | 引き上げや引き締め | 深い溝への効果は限定的 |
| 強い頬のたるみ | フェイスリフト | 下垂した組織を改善 | 骨格的なくぼみは残る |
| 皮膚のハリ低下 | RF・HIFUなど | ハリや軽度の緩みを改善 | 深い溝を埋めることはできない |
| 複数の原因が混在 | 複数治療の組み合わせ | 原因ごとに改善を目指す | 完全な消失は保証できない |
※適応や期待できる効果は、年齢、骨格、皮膚状態、たるみの程度によって異なります。
ヒアルロン酸と糸リフトはどちらが効果的?
ヒアルロン酸と糸リフトは、改善を目指す原因が異なる治療です。
ヒアルロン酸は不足したボリュームを補う治療であり、糸リフトは下垂した組織を引き上げる治療です。
そのため、ほうれい線の溝が深くても、頬のたるみが少ない人ではヒアルロン酸が適していることがあります。
反対に、頬の組織が下がって溝を強調している場合は、糸リフトなどの引き上げ治療を検討します。
深いほうれい線には複数の治療を組み合わせたほうがよい?
複数の原因が重なっている場合は、治療を組み合わせることで改善が期待できます。
例えば、頬のたるみと小鼻横のくぼみが混在している場合、引き上げ治療だけではくぼみが残り、注入治療だけではたるみが残ります。
それぞれの原因に対して治療を検討することが重要です。
一方、必ずしも複数の施術が必要なわけではありません。単独の治療で十分な改善が期待できる場合は、不要な治療を追加しないことも大切です。
深いほうれい線は治療でどこまで改善できる?
軽度のほうれい線は目立ちにくくできる可能性が高い
浅い溝や軽度のボリューム不足であれば、ヒアルロン酸注射などで比較的変化を実感しやすい傾向があります。
皮膚のたるみが少ない場合は、少量の注入で影を軽減できることもあります。
中等度のほうれい線は原因に合わせた治療が重要
中等度のほうれい線では、頬のボリューム減少と軽度のたるみが混在していることがあります。
この場合、ヒアルロン酸注射と引き上げ治療のどちらを優先するかによって、仕上がりが変わります。
溝だけでなく、頬全体の立体感を確認することが重要です。
非常に深いほうれい線は完全な改善が難しい
皮膚の余剰が大きい場合、骨格的なくぼみが強い場合、皮膚に深い折れ目が刻まれている場合は、単独の治療で完全に平らにすることは難しくなります。
このような場合でも、頬のたるみを改善したり、影を軽減したりすることで、見た目の印象が変わる可能性があります。
ただし、深いほうれい線ほど多くのヒアルロン酸を注入すればよいという考え方は適切ではありません。
過剰なボリュームを作ることなく、自然に見える範囲で改善を目指すことが重要です。
深いほうれい線治療のメリット・デメリット
メリット
深いほうれい線治療には、次のようなメリットがあります。
- 口元の影が薄くなり、顔の印象が変わる
- 疲れた印象や年齢による変化を軽減できる
- 原因に合わせて複数の治療方法から選択できる
- 注入治療から外科的治療まで選択肢がある
- 頬やフェイスラインなど、周辺の悩みも同時に改善できる場合がある
デメリット
一方、治療には次のようなデメリットがあります。
- 完全にほうれい線を消せるとは限らない
- 効果の持続期間には限界がある
- 施術によって腫れや内出血などが生じる
- ヒアルロン酸の過剰注入によって不自然な膨らみが生じる
- 外科的治療では傷跡や長めのダウンタイムが必要になる
治療を選ぶ際は、期待できる効果だけでなく、リスクや維持費用も含めて判断する必要があります。
深いほうれい線治療のダウンタイム・リスク・アフターケア
治療別のダウンタイムの目安
| 治療法 | 主なダウンタイム | 注意すべきリスク |
|---|---|---|
| ヒアルロン酸注射 | 腫れ・内出血が数日〜2週間程度 | 血管閉塞、しこり、左右差、感染 |
| 糸リフト | 腫れ・痛みが1〜2週間程度 | ひきつれ、凹凸、感染、糸の露出 |
| HIFU・RF | 赤み・ほてりが数時間〜数日程度 | 熱傷、神経障害、脂肪萎縮など |
| 脂肪注入 | 腫れ・内出血が1〜2週間程度 | しこり、脂肪壊死、左右差、感染 |
| フェイスリフト | 腫れ・内出血が2〜4週間程度 | 血腫、傷跡、神経損傷、感染 |
※期間は一般的な目安であり、実際の経過は施術方法や個人の状態によって異なります。見た目が落ち着いた後も、組織の回復が続く場合があります。
ヒアルロン酸注射で注意したい血管閉塞
ヒアルロン酸注射は切開を伴わない治療ですが、重大な合併症が起こる可能性があります。
特に注意が必要なのは、ヒアルロン酸が血管内に入るなどして血流を妨げる「血管閉塞」です。
ほうれい線周辺には顔面動脈などの血管が走行しており、血管閉塞が起こると皮膚壊死につながる可能性があります。
極めて重篤な合併症として、視力障害や失明なども報告されています。
注入後に強い痛み、皮膚の白色化や網目状の変色、視力の異常などが現れた場合は、通常の腫れとして様子を見ず、直ちに施術した医療機関へ連絡し、緊急の医療対応を受ける必要があります。視覚症状がある場合は緊急性が高く、眼科を含む救急対応が必要です。
施術後のアフターケア
治療後は、施術部位に不要な刺激を与えないことが基本です。
特に注入治療では、施術直後に強いマッサージを行ったり、自己判断で圧迫したりすることは避けましょう。
また、腫れや内出血がある場合は、医師の指示に従って生活することが大切です。
施術の種類によって洗顔、メイク、入浴、運動などの制限が異なるため、事前に確認してください。
深いほうれい線治療で失敗しないためのポイント
ほうれい線だけでなく頬全体を診てもらう
ほうれい線の改善には、頬の脂肪、骨格、皮膚のたるみ、表情の動きなどを総合的に評価することが重要です。
ほうれい線だけに注目して治療を行うと、原因に十分対応できない場合があります。
ヒアルロン酸を入れすぎない
深い溝を一度に完全に埋めようとすると、口元が不自然に膨らむ原因になります。
特に、頬のたるみが強い場合は、ヒアルロン酸を追加しても根本的な改善につながらないことがあります。
必要な部位へ適切な量を注入し、全体のバランスを確認することが重要です。
効果の限界を理解して治療を選ぶ
ほうれい線治療では、どの方法にも改善できる範囲と限界があります。
治療前には、次の点を確認しておきましょう。
- 自分のほうれい線の主な原因は何か
- どの程度の改善が期待できるか
- 効果はどのくらい持続するか
- どのようなリスクがあるか
- 追加治療が必要になる可能性はあるか
希望する仕上がりと、医学的に実現可能な改善の範囲をすり合わせることが、治療後の満足度につながります。
恵聖会クリニックが深いほうれい線治療で選ばれる理由とポリシー
深いほうれい線の治療では、注入量や引き上げる強さだけでなく、原因に合った治療を選択することが重要です。
恵聖会クリニックでは、ほうれい線を単独のシワとして捉えるのではなく、頬のボリュームや皮膚のたるみ、骨格との関係を確認しながら、自然な仕上がりを目指しています。
2000年開院、27年にわたり培ってきた経験
恵聖会クリニックは2000年に開院し、2026年で27年目を迎えました。
これまでさまざまな美容医療の悩みに対応し、施術後の経過を診てきた経験を、患者様ごとの治療選択に活かしています。
深いほうれい線についても、単に線を浅くするのではなく、顔全体のバランスや将来的な変化を考えた治療を大切にしています。
患者様一人ひとりの原因に合わせた治療をご提案
同じように深いほうれい線が見えていても、骨格的なくぼみが主な人と、頬の下垂が主な人では必要な治療が異なります。
当院では、診察で皮膚の状態や頬のボリューム、たるみの程度、希望する仕上がりを確認し、一人ひとりに適した治療をご提案しています。
すべての患者様に同じ施術を勧めるのではなく、ヒアルロン酸注射、糸リフト、フェイスリフトなど、それぞれの適応を考慮して選択します。
ダウンタイムまで含めて、治療の一部と考える
当院では、仕上がりだけでなく、施術後のダウンタイムをできる限り安心して過ごしていただくことも治療の一部と考えています。
施術前には、ヒアルロン酸注射による腫れや内出血、糸リフトによるひきつれ、外科的治療後の回復過程など、予想される経過を説明します。
施術後に不安が生じた場合もご相談に対応し、通常の経過であれば今後の見通しをお伝えします。通常とは異なる経過が疑われる場合は、速やかに医師が診察し、必要な対応を検討します。
2000年の開院以来27年にわたり培ってきた経験を活かし、施術前から術後経過まで一貫してサポートすることを大切にしています。
不要な高額施術へのアップセルを行わない
恵聖会クリニックでは、「高度な美容医療を適正価格でご提供する」という方針を大切にしています。
ホームページに記載のない高額な施術料金を突然提示するようなアップセルは行いません。
深いほうれい線だからといって、必ずしも高額な複合治療が必要なわけではありません。診察によって必要性を判断し、適切な治療をご提案します。
無理・強引な勧誘をしない
美容医療は、患者様ご自身が十分に理解し、納得したうえで選択することが大切です。
当院では、期待できる効果だけでなく、治療の限界、リスク、ダウンタイム、費用についても説明しています。
希望しない施術を無理・強引に勧めることはありません。
施術後も継続して支えるアフターフォロー
ほうれい線治療は、施術を受けたら終わりではありません。
注入したヒアルロン酸の状態や、引き上げ治療後の変化など、施術後に気になる点があればご相談いただけます。
必要に応じて医師が状態を確認し、経過観察や追加治療の必要性を判断します。
長期的な変化も考慮しながら、患者様が安心して美容医療を受けられる環境づくりに努めています。
ご家族・ご友人からのご紹介で来院される患者様が多い
恵聖会クリニックでは、毎月多くの患者様がご家族やご友人などからのご紹介で来院されています。
一人ひとりのお悩みに向き合い、「すべての患者様に誠実な美容医療を提供する」という姿勢を積み重ねることを大切にしてきました。
これからも、治療効果だけでなく、診察から術後の対応まで信頼していただける医療の提供を目指します。
形成外科領域への取り組みと医療体制
恵聖会クリニックは、大阪公立大学 大学院医学研究科 形成外科学教室と連携し、保険診療における形成外科治療領域の技術的向上を目指しています。
ほうれい線治療を含む美容医療においても、顔の解剖学的構造への理解や、適切な施術選択、術後管理を重視しています。
深いほうれい線についてよくある質問
Q1. ほうれい線に一番効く治療法は何ですか?
ほうれい線に最も効果的な治療法は、原因によって異なります。
ボリューム不足やくぼみが主な原因であればヒアルロン酸注射、頬の下垂が主な原因であれば糸リフトやフェイスリフトなどが選択肢になります。
深いほうれい線ほど、原因を正しく診断することが重要です。
Q2. 深いほうれい線はヒアルロン酸で消せますか?
ヒアルロン酸注射によって、深いほうれい線を目立ちにくくすることは可能です。
特に、くぼみやボリューム不足が原因の場合に適しています。
一方、頬のたるみや皮膚の余剰が大きい場合は、ヒアルロン酸だけで完全に改善することは難しくなります。
Q3. 40代・50代の深いほうれい線にも効果はありますか?
40代・50代でも美容医療による改善は期待できます。
ただし、年齢だけで治療法が決まるわけではありません。
頬のたるみが強い場合は引き上げ治療、ボリューム不足が主な場合は注入治療など、顔の状態に応じて選択します。
Q4. ほうれい線にヒアルロン酸を何cc入れればよいですか?
必要な注入量は、ほうれい線の深さ、くぼみの範囲、骨格、使用する製剤などによって異なります。
注入量を増やせば効果が高まるわけではありません。
過剰に注入すると不自然な膨らみにつながるため、診察で適切な量を判断することが重要です。
Q5. 深いほうれい線はマッサージで改善できますか?
マッサージだけで、深いほうれい線を根本的に改善することは困難です。
深いほうれい線は、骨格や頬の脂肪、皮膚のたるみなどによって形成されるためです。
また、強い摩擦や過度なマッサージは皮膚への刺激になるため注意が必要です。
Q6. 糸リフトで深いほうれい線はなくなりますか?
糸リフトによって頬の下垂が改善すると、ほうれい線が目立ちにくくなる場合があります。
しかし、糸リフトは溝自体を埋める治療ではありません。
骨格的なくぼみや皮膚に刻まれたシワが強い場合は、糸リフトだけでは十分な改善が得られないことがあります。
Q7. 深いほうれい線を手術なしで改善することはできますか?
手術を伴わない治療として、ヒアルロン酸注射、HIFU、高周波(RF)などがあります。
糸リフトも大きな切開を伴わずに行える治療ですが、皮下に糸を挿入する医療処置です。
強いたるみが原因の場合は、切らない治療では改善に限界があるため、外科的治療を含めて検討することがあります。
Q8. ほうれい線治療の効果は永久に続きますか?
多くのほうれい線治療は、効果が永久に続くものではありません。
ヒアルロン酸は時間の経過とともに徐々に分解され、糸リフトによる引き上げ効果も変化します。
フェイスリフトや脂肪注入では長期的な改善が期待できますが、その後も加齢による変化は続きます。
Q9. ほうれい線治療で顔が不自然になることはありますか?
治療方法や注入量が適切でない場合、不自然な仕上がりになる可能性があります。
特に、ほうれい線を完全に消そうとしてヒアルロン酸を過剰に注入すると、口元が膨らんで見えることがあります。
自然な仕上がりを目指すためには、顔全体のバランスを考慮した治療が重要です。
まとめ|深いほうれい線は原因に合った治療で自然な改善を目指す
深いほうれい線は、美容医療によって目立ちにくくすることが可能です。
ただし、完全に消せるとは限らず、改善できる程度は原因や皮膚の状態によって異なります。
治療選択のポイントは、次のとおりです。
- くぼみやボリューム不足が原因:ヒアルロン酸注射や脂肪注入
- 軽度の頬のたるみが原因:糸リフトや引き締め治療
- 強いたるみが原因:フェイスリフトなどの外科的治療
- 複数の原因が混在:必要に応じて治療を組み合わせる
ヒアルロン酸注入について詳しく見る
医療ハイフについて詳しく見る
XERF(ザーフ)について詳しく見る
サーマクールについて詳しく見る
ソフウェーブについて詳しく見る
フェイスリフトについて詳しく見る
脂肪注入について詳しく見る
監修医情報
- 医師名
- 小西 奈津子
- 略歴
-
2000年 近畿大学医学部卒業
以降、大学病院および某美容クリニックで研鑽を積んだ後、院長に就任。
2021年 恵聖会クリニック入職
- 所属学会
- 日本美容皮膚科学会
日本美容外科学会(JSAS)
- 資格
- ボトックスVST認定医
ジュビダームVST認定医
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