ドクター・スタッフコラム

まぶたの下垂は手術なしで改善できる?切らない治療の効果・適応・限界を医師が解説

菅野医師

執筆ドクター

菅野医師

プロフィールを見る
まぶたの下垂は手術なしで改善できる?切らない眼瞼下垂治療の効果と適応

まぶたの下垂は、原因や症状の程度によっては、皮膚を切開せずに改善を目指せます。軽度の眼瞼下垂であれば、点眼薬によって一時的に目の開きを改善する方法や、糸を用いてまぶたを持ち上げる「切らない眼瞼下垂治療」が選択肢になります。

一方、まぶたを持ち上げる筋肉の働きが著しく低下している場合や、皮膚のたるみが強い場合には、切らない治療だけでは十分な改善が得られません。

また、「手術なし」と「切らない手術」は異なります。点眼薬はメスや針を使わない治療ですが、切らない眼瞼下垂は糸を使用する医療行為であり、手術に分類されます。

重要なのは、まぶたが下がって見える原因を正しく見極め、症状に合った改善方法を選ぶことです。

この記事では、まぶたの下垂が起こる原因、切らない治療の効果と適応、ダウンタイム、切開手術との違いについて解説します。

まぶたの下垂とは?眼瞼下垂と皮膚のたるみの違い

まぶたの下垂とは、上まぶたが通常より低い位置に下がり、目が開きにくくなった状態を指します。

目元の下垂には、大きく分けて「眼瞼下垂」と「上まぶたの皮膚のたるみ」があります。見た目は似ていますが、原因となる組織が異なるため、適切な治療方法も変わります。

眼瞼下垂はまぶたを持ち上げる機能が低下した状態

眼瞼下垂と上まぶたの皮膚のたるみの違い

眼瞼下垂は、上まぶたを持ち上げる眼瞼挙筋や、その力をまぶたに伝える挙筋腱膜などの働きが低下し、上まぶたが十分に開かなくなる状態です。

代表的な症状には、次のようなものがあります。

  • 黒目の上部がまぶたで大きく隠れる
  • 以前より目が小さく見える
  • 目を開けるときに額へ力が入る
  • 眠そうな目元に見える
  • 上方の視界が狭く感じる
  • まぶたが重く、目を開け続けると疲れる

眼瞼下垂は見た目だけでなく、視野や日常生活にも影響する疾患です。

皮膚のたるみは目の開きが正常でも起こる

上眼瞼皮膚弛緩症は、加齢などによって上まぶたの皮膚が余り、目の上に覆いかぶさる状態です。

眼瞼挙筋の働きが正常であっても、たるんだ皮膚によって二重のラインやまつ毛の生え際が隠れ、目が小さく見えることがあります。
この場合、眼瞼下垂治療でまぶたを持ち上げるだけでは、余った皮膚を十分に解消できません。

皮膚のたるみが主な原因であれば、眉下切開や上眼瞼たるみ取りなどが適している場合があります。

眼瞼下垂と皮膚のたるみは併発することもある

実際の目元では、眼瞼下垂と皮膚のたるみが同時に起こっていることもあります。

特に加齢に伴う変化では、挙筋腱膜の緩みと皮膚の余りが重なり、まぶたの重さが強く感じられることがあります。
そのため、単に皮膚を持ち上げたときの見た目だけではなく、目を開ける機能も評価する必要があります。

  • 菅野医師

    菅野医師

  • まぶたの下垂を診察する際に重要なのは、皮膚が覆いかぶさっているのか、まぶた自体を持ち上げる力が弱いのかを区別することです。皮膚のたるみが主な原因であれば、眼瞼下垂の治療だけでは希望する変化が得られない場合があります。目の開き、眉の位置、皮膚の余りを総合的に評価し、治療方法を判断することが大切です。

まぶたが下垂する原因とメカニズム

まぶたの下垂は、加齢による組織の変化だけでなく、先天的な要因や日常生活の習慣、神経・筋肉の疾患などによっても起こります。

加齢による眼瞼挙筋腱膜の緩み

成人の眼瞼下垂で代表的なのが、加齢による腱膜性眼瞼下垂です。

眼瞼挙筋は、挙筋腱膜と呼ばれる薄い膜状の組織を介してまぶたを持ち上げています。
加齢によって挙筋腱膜が伸びたり、付着部が緩んだりすると、筋肉が収縮しても力が十分に伝わらなくなります。

その結果、まぶたが上がりにくくなり、黒目の露出が少なくなります。

コンタクトレンズの長期使用やまぶたへの刺激

コンタクトレンズの長期装用、特にハードコンタクトレンズの使用は、後天性眼瞼下垂のリスク因子の一つとされています。

レンズの着脱時にまぶたを引っ張る動作や、繰り返される機械的な刺激が、挙筋腱膜に影響する可能性があります。
ただし、コンタクトレンズを使用している方が必ず眼瞼下垂になるわけではありません。

目元を強くこする習慣を避け、違和感が続く場合には、医療機関で診察を受けることが大切です。

生まれつき眼瞼挙筋の働きが弱い

先天性眼瞼下垂は、生まれつき眼瞼挙筋の働きが弱い、あるいは筋肉の発達に問題があることなどによって生じます。

片目だけに現れる場合も、両目に現れる場合もあります。
特に小児では、まぶたが瞳孔を覆うことで視覚の発達に影響し、弱視につながるおそれがあります。

成人の美容目的の治療とは異なり、早期に医師の診察を受ける必要があります。

神経や筋肉の疾患が関係する場合

まぶたの下垂は、動眼神経麻痺や重症筋無力症などの疾患によっても起こります。

以下の症状がある場合には注意が必要です。

  • 突然片目のまぶたが下がった
  • 物が二重に見える
  • 瞳孔の大きさに左右差がある
  • 強い頭痛や目の痛みを伴う
  • 時間帯や疲労によって目の開きが大きく変わる

突然の眼瞼下垂に、強い頭痛、複視、瞳孔の異常などが伴う場合は、緊急性の高い疾患の可能性があるため、速やかに医療機関を受診する必要があります。

まぶたの下垂は手術なしで改善できる?主な方法と効果

まぶたの下垂を改善する方法には、点眼薬、切らない眼瞼下垂治療、切開による眼瞼下垂手術などがあります。

完全に手術を避けたい場合には、点眼薬が代表的な選択肢です。一方、より持続的な変化を希望する場合には、切らない眼瞼下垂治療が検討されます。

点眼薬による眼瞼下垂治療

アップニークミニ点眼液0.1%のイメージ

後天性眼瞼下垂に対する治療薬として、オキシメタゾリン塩酸塩を有効成分とする「アップニークミニ点眼液0.1%」があります。

この薬は、まぶたを持ち上げる働きを補助するミュラー筋に作用し、筋肉を収縮させることで上まぶたを引き上げます。

日本では2025年12月に製造販売承認を取得し、2026年5月に発売されました。

主な特徴は次のとおりです。

  • 皮膚を切開せず、注射も必要ない
  • 点眼後、比較的短時間で効果が現れる
  • 効果は一時的で、持続的な改善には継続使用が必要
  • 強い皮膚のたるみや重度の眼瞼下垂には限界がある

国内の臨床試験でも、点眼による上まぶたの位置の改善が確認されています。

一方、眼の充血、刺激感、かすみ目、点状角膜炎などの副作用が生じる可能性があります。心血管系疾患などがある方は特に注意が必要であり、医師が適応を判断します。

アップニークは保険適用外の治療薬です。

アップニークについて詳しく見る

切らない眼瞼下垂治療(経結膜的眼瞼下垂手術)

切らない眼瞼下垂の方法を表すイメージ

切らない眼瞼下垂治療は、まぶたの裏側にある結膜側から糸を用いて、まぶたを持ち上げる仕組みを調整する手術です。

当院では、眼瞼挙筋の働きを調整し、目の開きを改善する治療を行っています。

一般的な切開手術と異なり、皮膚を大きく切開することなく目の開きを改善できる点が特徴です。

期待できる効果
  • 黒目の露出が増え、目が開きやすくなる
  • 眠そうに見える目元の印象を改善する
  • 額に過剰な力を入れずに目を開けやすくなる
  • 自然な目力アップを目指せる

効果や仕上がりには個人差がありますが、切開を避けながら目の開きを改善したい方にとって、選択肢の一つになります。

効果はどのくらい持続する?

切らない眼瞼下垂治療では、数年以上効果が維持される方もいます。

一方、加齢による組織の変化や糸の緩みなどによって、時間の経過とともに目の開きが変化する場合があります。

効果が永久に持続することを保証する治療ではなく、必要に応じて再調整や切開手術を検討することがあります。

  • Before写真
  • After写真

切らない眼瞼下垂(目の開き改善)
¥230,000(税込¥253,000) ※掲載当時の費用
【リスク・副作用】腫れ・浮腫・内出血・膿ほう・結膜浮腫・感染症・血腫 ※術後のフォローは、責任を持って行います。

切らない眼瞼下垂治療について詳しく見る

目元のマッサージや筋トレで改善できる?

マッサージや眼輪筋トレーニングによって、緩んだ挙筋腱膜を元の状態へ戻すことはできません。

眼輪筋は主に目を閉じる働きを持つ筋肉であり、まぶたを開く眼瞼挙筋とは役割が異なります。

目元の筋肉を動かすだけで眼瞼下垂そのものが治るという医学的根拠は十分ではありません。
また、強いマッサージは皮膚や眼球に負担をかけるおそれがあります。

セルフケアだけで改善しようとせず、目の開きに変化がある場合には原因を確認しましょう。

  • 菅野医師

    菅野医師

  • 「できるだけ切らずに改善したい」というご希望に対しては、まず下垂の程度と原因を確認することが重要です。軽度であれば点眼薬や切らない眼瞼下垂治療を検討できますが、皮膚の余りが多い場合や挙筋機能が著しく低下している場合には限界があります。傷跡の少なさだけで判断せず、必要な改善が得られる方法を選ぶことが大切です。

切らない眼瞼下垂治療が向いている人・向いていない人

切らない眼瞼下垂治療は、すべての眼瞼下垂に適しているわけではありません。

一般的には、眼瞼挙筋の働きがある程度保たれ、皮膚のたるみが比較的少ない方が候補になります。

切らない治療が向いているケース

  • 軽度〜中等度の眼瞼下垂がある
  • 眼瞼挙筋の働きがある程度残っている
  • 皮膚のたるみが比較的少ない
  • 目が開きにくく、眠そうな印象が気になる
  • 皮膚の切開をできるだけ避けたい
  • ダウンタイムを可能な範囲で抑えたい

特に、まぶたの皮膚が大きく余っておらず、目の開きそのものを改善したい場合には、切らない方法が検討されます。

切らない治療だけでは難しいケース

次のような場合には、切開手術や皮膚切除などが必要になることがあります。

  • 重度の眼瞼下垂がある
  • 眼瞼挙筋の働きが著しく弱い
  • まぶたの皮膚が大きく余っている
  • 眉毛が下がり、皮膚が目に覆いかぶさっている
  • 眼瞼下垂と皮膚のたるみが強く併発している
  • 過去の手術による瘢痕や組織変化がある

特に、重度の眼瞼下垂では、切らない方法で十分な開瞼量を得られない可能性があります。

医師は何を確認して適応を判断する?

診察では、見た目の印象だけでなく、まぶたの機能を評価します。

代表的な確認項目は以下のとおりです。

確認項目 医師が評価する内容
MRD-1 正面を見たときの角膜中央の光反射点から、上まぶたの縁までの距離
挙筋機能 眼瞼挙筋によってまぶたを持ち上げられる程度
皮膚のたるみ 皮膚の余りや覆いかぶさりの程度
眉毛の位置 額の筋肉によって眉毛を持ち上げていないか
左右差 左右の目の開きや筋肉の働きの違い
目の状態 ドライアイや眼疾患などの有無

MRD-1は、上まぶたがどの位置まで下がっているかを客観的に確認するための指標です。

眼瞼下垂の治療方法は、この数値だけでは決まりません。挙筋機能や皮膚の状態などを総合的に判断します。

切らない眼瞼下垂治療のダウンタイム・リスク・アフターケア

切らない眼瞼下垂治療は、一般的な切開手術と比較して皮膚表面の傷を抑えやすい方法ですが、術後に腫れや内出血が生じる可能性があります。

ダウンタイムの経過と目安

術後の時期 一般的な経過の目安
当日〜3日程度 腫れ、むくみ、違和感が生じやすい
4日〜7日程度 腫れが徐々に落ち着いてくる
1週間〜2週間程度 内出血やむくみが軽減してくることが多い
1ヶ月程度 経過が落ち着き、仕上がりを判断しやすくなる

上記はあくまで目安です。
腫れの程度や回復までの期間には個人差があり、施術方法やまぶたの状態によっても異なります。

起こり得るリスク・副作用

切らない眼瞼下垂治療には、次のようなリスクがあります。

  • 腫れ、むくみ、内出血
  • 左右差や目の開きすぎ・開き不足
  • まぶたの違和感、異物感
  • 結膜浮腫、感染、血腫
  • 角膜刺激やドライアイ症状
  • 糸の緩みや後戻り
  • 修正治療が必要になる可能性

また、眼瞼下垂を改善すると、以前より目が開きやすくなる一方で、目の乾燥を感じやすくなる場合があります。

閉眼しにくい、痛みが強い、視力が低下したなどの症状が現れた場合は、速やかに医師へ相談する必要があります。

ダウンタイム中に気をつけたいこと

術後は、まぶたに余計な負担をかけないことが重要です。

  • 目を強くこすらない
  • 患部を必要以上に触らない
  • 飲酒や激しい運動は医師の指示に従って控える
  • コンタクトレンズは許可された時期から使用する
  • 強い腫れや痛みが続く場合は医師へ相談する

当院の切らない眼瞼下垂治療では、洗顔やアイメイクは原則翌日から可能と案内していますが、実際の再開時期は術後の状態や医師の指示を優先してください。

  • 菅野医師

    菅野医師

  • 術後は、まぶたの腫れによって一時的に左右差が強く見えることがあります。そのため、施術直後の見た目だけで最終的な仕上がりを判断することは適切ではありません。一方、痛みが増す、急激に腫れる、視力に変化があるといった症状は通常の経過と区別する必要があります。回復の過程を確認しながら、必要な対応を判断します。

まぶたの下垂を改善する治療法を比較

まぶたの下垂を改善するには、目の開きの問題なのか、皮膚のたるみの問題なのかによって治療を使い分ける必要があります。

切らない眼瞼下垂・点眼薬・切開手術の比較表

治療方法 主な目的 適応の目安 特徴・限界
点眼薬(アップニーク) 一時的にまぶたを持ち上げる 後天性眼瞼下垂、特に軽度の症状 手術不要。効果は一時的
切らない眼瞼下垂 目の開きを改善する 軽度〜中等度で挙筋機能が保たれている場合 皮膚を大きく切らない。後戻りの可能性あり
切開による眼瞼下垂手術 挙筋腱膜などを調整する 中等度〜重度を含む眼瞼下垂 組織を直接調整できるが、切開とダウンタイムを伴う
二重埋没法 二重ラインを形成する 一重・奥二重の改善 眼瞼下垂そのものの治療ではない
眉下切開 上まぶたの余剰皮膚を取り除く 皮膚のたるみが主な原因 目の開閉機能を直接改善する治療ではない
上眼瞼たるみ取り 余った皮膚を取り除く 皮膚の弛緩が強い場合 皮膚のたるみを改善するが、挙筋機能の改善は別途判断が必要

眼瞼下垂が主な原因であれば、挙筋腱膜などに働きかける治療が中心です。

一方、まぶたの皮膚の余りが主な原因であれば、皮膚切除を伴う治療の方が適している場合があります。

アップニークについて詳しく見る 切らない眼瞼下垂治療について詳しく見る 眼瞼下垂手術について詳しく見る 二重埋没法について詳しく見る 眉下切開について詳しく見る 上眼瞼たるみ取りについて詳しく見る

切らない眼瞼下垂と二重埋没法の違い

両者は糸を使用する治療ですが、目的が異なります。

二重埋没法は、まぶたに二重のラインを作る治療です。
それに対して切らない眼瞼下垂治療は、まぶたを持ち上げる仕組みを調整し、目の開きを改善することを目的としています。

そのため、眼瞼下垂が原因で目が小さく見えている場合、二重埋没法だけでは十分な変化が得られないことがあります。

皮膚のたるみが強い場合は眉下切開も選択肢

まぶたの皮膚が大きく余り、二重のラインに覆いかぶさっている場合には、眉下切開が検討されます。

眉下切開は、眉毛の下に沿って余剰皮膚を取り除き、上まぶたのたるみを改善する方法です。

二重ライン付近を直接切開しないため、元の二重の印象をできるだけ維持しながら、たるみの改善を目指せることが特徴です。

ただし、眉下切開だけで眼瞼挙筋の働きを回復させることはできません。

眼瞼下垂と皮膚のたるみが併発している場合には、それぞれの状態に応じて治療を検討します。

切らない眼瞼下垂治療のメリット・デメリット

切らない眼瞼下垂治療には、皮膚表面への負担を抑えやすいという利点がある一方、適応や持続性に限界があります。

メリット

1. 皮膚を切開せずに治療できる

まぶたの裏側から糸を使用して調整するため、皮膚表面に長い切開線を作る必要がありません。

2. ダウンタイムを比較的抑えられる

切開法と比較して、皮膚切開に伴う腫れや傷跡の負担を抑えやすい方法です。

3. 目の開きの改善が期待できる

眼瞼挙筋の働きを調整することで、黒目の露出が増え、眠そうな印象の改善につながります。

4. 日常生活への復帰を考慮しやすい

大きな皮膚切開を伴わないため、仕事や日常生活への影響をできるだけ抑えたい方にとっても、検討しやすい治療です。

デメリット

1. 重度の眼瞼下垂には適さない場合がある

挙筋機能が著しく低下している場合は、糸による調整だけでは十分な改善が得られません。

2. 皮膚のたるみ自体は取り除けない

余った皮膚を切除する治療ではないため、皮膚の弛緩が強い場合には限界があります。

3. 後戻りする可能性がある

時間の経過による組織変化や糸の緩みなどによって、再び目の開きが弱くなる場合があります。

4. 左右差や違和感が生じる可能性がある

切らない治療であっても、左右差、異物感、腫れなどのリスクはあります。

  • 菅野医師

    菅野医師

  • 切らない治療のメリットは、皮膚への負担を比較的抑えながら目の開きを改善できることです。しかし、切らないこと自体を最優先にすると、必要な改善量が得られず、再治療につながる場合があります。初回の診察で現在の下垂の程度だけでなく、将来的な変化や後戻りの可能性も説明し、患者様が納得できる方法を選ぶことが重要です。

恵聖会クリニックが眼瞼下垂治療で選ばれる理由とポリシー

眼瞼下垂治療では、目の開きを改善するだけでなく、まぶたの構造や皮膚の状態を適切に評価し、無理のない仕上がりを目指すことが重要です。

当院では、切らない眼瞼下垂治療から切開を伴う治療まで、患者様の状態に合わせた選択肢をご提案しています。

2000年開院、27年の経験を一人ひとりの治療判断に活かす

恵聖会クリニックは2000年に開院し、2026年で27年目を迎えました。

2025年12月31日時点で、眼瞼下垂治療は14,764件、二重埋没法は143,016件の症例実績があります。

長年にわたってさまざまなまぶたの状態や術後経過に向き合ってきた経験を、治療方法の選択や仕上がりの判断に活かしています。

切らない眼瞼下垂治療後の腫れや内出血などの経過を説明する医師

まぶたの状態とご希望に合わせて治療をご提案

同じ「目が開きにくい」という症状でも、挙筋機能の低下、皮膚のたるみ、眉毛の位置など、原因は患者様によって異なります。

当院では、診察で目の開きや左右差、皮膚の状態などを確認し、点眼薬、切らない眼瞼下垂治療、切開法などから適した方法をご提案します。

全員に同じ治療を行うのではなく、改善したい症状と必要な治療内容を照らし合わせて判断します。

ダウンタイムまで含めて、治療の一部と考えています

当院では、仕上がりだけでなく、患者様がダウンタイムを安心して過ごせることも治療の大切な一部と考えています。

眼瞼下垂治療では、腫れ、内出血、一時的な左右差などについて施術前に説明し、術後の経過についても見通しをお伝えします。

施術後に不安が生じた場合には相談に対応し、通常の回復過程であれば今後の経過を説明します。異常が疑われる場合には、速やかに医師が診察して必要な対応を判断します。

2000年の開院から27年にわたり培ってきた経験を活かし、施術前から術後まで一貫したサポートを大切にしています。

適正価格を重視し、不要なアップセルを行わない

当院では、「高度な美容医療を適正価格でご提供する」ことを基本方針としています。

ホームページに記載のない高額な施術料金を突然提示するようなアップセルは行いません。

眼瞼下垂治療においても、必要以上に高額な施術へ誘導するのではなく、診察で確認した状態をもとに治療の必要性をご説明します。

無理な勧誘をせず、納得できる治療選択を大切にする

切らない眼瞼下垂治療を希望されていても、診察の結果、切開法が適していると判断される場合があります。

その際には、治療方法を変更する理由や、それぞれの効果、リスク、ダウンタイム、費用について説明します。

患者様が十分に理解し、納得したうえで治療を選択できるよう、希望しない施術を無理に勧めることはありません。

術後も継続して支えるアフターフォロー

美容医療は施術を受けたら終わりではありません。

眼瞼下垂治療では、術後の腫れが落ち着いた後にも、目の開きや左右差、違和感などが気になることがあります。

当院では、施術後のご相談にも対応し、必要に応じて医師が状態を確認します。

時間の経過による変化も含め、施術後も患者様に寄り添う姿勢を大切にしています。

ご家族やご友人からの紹介で来院される患者様も多い

当院では、毎月多くの患者様が、ご家族やご友人などからのご紹介で来院されています。

目元の治療は仕上がりへの期待だけでなく、不安を感じやすい分野でもあります。

「すべての患者様に誠実な美容医療を提供する」という姿勢を大切にし、一つひとつの診察や施術、アフターフォローを積み重ねることが、ご紹介につながっていると考えています。

形成外科領域の技術向上を目指す医療体制

恵聖会クリニックは、大阪公立大学 大学院医学研究科 形成外科学教室と連携し、保険診療における形成外科治療領域の技術的向上を目指しています。

眼瞼下垂治療では、まぶたの解剖学的構造を理解し、機能面と見た目の両方を考慮した判断が求められます。

当院では、形成外科領域への継続的な取り組みを通じて、医療の質の向上に努めています。

まぶたの下垂に関するよくある質問(FAQ)

Q1. まぶたの下垂は手術しなくても治りますか?

原因や程度によって異なります。
軽度の後天性眼瞼下垂では、点眼薬によって一時的に目の開きを改善できる場合があります。
一方、挙筋腱膜の緩みや皮膚のたるみを根本的に改善するには、手術が必要になることがあります。

Q2. 切らない眼瞼下垂治療は本当に切らないのですか?

皮膚を大きく切開せず、まぶたの裏側から糸を使用して目の開きを調整する手術です。
ただし、糸を通すための針穴などは生じます。
点眼薬とは異なり、切らない眼瞼下垂治療は手術に分類されます。

Q3. たるんだまぶたを自力で引き上げる方法はありますか?

目元のマッサージや筋トレで、緩んだ挙筋腱膜や余った皮膚を元に戻すことはできません。
まぶたを強く引っ張ったり、こすったりする方法は避けましょう。
原因を確認したうえで、必要に応じて医療的な治療を検討することが大切です。

Q4. 切らない眼瞼下垂治療は何年くらい持続しますか?

持続期間には個人差があり、数年以上維持される方もいます。
一方、加齢による組織変化や糸の緩みなどによって後戻りする可能性があります。
永久的な効果を保証する治療ではありません。

Q5. 切らない眼瞼下垂と二重埋没法は同じですか?

異なります。
二重埋没法は二重のラインを形成する治療であり、切らない眼瞼下垂は目の開きを改善することが目的です。
眼瞼下垂が原因で目が小さく見えている場合は、二重埋没法だけでは十分な改善が得られないことがあります。

Q6. 40代・50代のまぶたの下垂も切らずに改善できますか?

年齢だけで治療の適応が決まるわけではありません。
40代・50代でも、眼瞼挙筋の働きが保たれ、皮膚のたるみが比較的少なければ、切らない治療が選択肢になります。
皮膚の余りが強い場合には、眉下切開や上眼瞼たるみ取りなどが適していることもあります。

Q7. 切らない眼瞼下垂治療の費用はいくらですか?

料金の最新情報は以下からご確認いただけます。いずれも適応については診察で判断します。

恵聖会クリニックの切らない眼瞼下垂治療の料金はこちら 恵聖会クリニックのアップニークの料金はこちら

Q8. 眼瞼下垂の治療には保険が適用されますか?

視野障害や目の開きにくさなどの機能的な問題があり、医師が保険診療の適応と判断した場合には、眼瞼下垂手術に健康保険が適用されることがあります。
一方、美容目的の切らない眼瞼下垂治療や二重形成は、原則として自由診療です。

保険適用の可否は、症状や診察結果、治療内容によって判断されます。

Q9. 眼瞼下垂を放置するとどうなりますか?

加齢性の眼瞼下垂は、時間の経過とともに進行する場合があります。
目を開くために額へ過剰な力が入ったり、上方の視界が狭くなったりすることで、日常生活に支障が生じる可能性があります。

また、急に起こった眼瞼下垂では神経疾患などが関係する場合があるため、原因を確認することが重要です。

Q10. 切らない眼瞼下垂治療で失敗しないためには?

最も重要なのは、治療前に眼瞼下垂の原因と程度を正しく評価することです。
皮膚のたるみが主な原因である場合や、挙筋機能が著しく低下している場合には、切らない治療だけでは希望する改善が得られない可能性があります。

切らないことだけにこだわらず、効果、限界、後戻りのリスクまで理解したうえで治療を選びましょう。

まとめ|まぶたの下垂は原因を見極めて適切な改善方法を選ぶことが大切

まぶたの下垂は、症状の程度や原因によって、切らずに改善を目指せる場合があります。

軽度の後天性眼瞼下垂では点眼薬による一時的な改善が期待でき、眼瞼挙筋の働きがある程度保たれている場合には、切らない眼瞼下垂治療も選択肢になります。

一方、重度の眼瞼下垂や強い皮膚のたるみがある場合には、切開手術や皮膚切除を伴う治療の方が適していることがあります。

  • “菅野医師"/

    菅野医師

  • 大切なのは、「切る・切らない」という方法だけで判断するのではなく、まぶたが下がっている原因と、どの程度の改善が必要なのかを明確にすることです。
    当院では、27年にわたり培ってきた経験と眼瞼下垂治療の症例実績をもとに、患者様一人ひとりの目元の状態やご希望に合わせた治療をご提案しています。「まぶたが重くなってきた」「目が開けづらい」「できるだけ切らずに改善したい」とお悩みの方は、まずは医師の診察で原因と治療の適応を確認することをおすすめします。

監修医情報

菅野 兼史医師
医師名
菅野 兼史
略歴
2006年 大阪市立大学医学部卒業
卒業後、大学病院、大阪市立総合医療センター、一般病院にて腫瘍外科(消化器外科、乳腺・内分泌外科)を中心とした臨床経験を積み重ねる。
2017年4月 恵聖会クリニック入職
所属学会
日本美容外科学会(JSAS)
資格
医学博士
日本外科学会専門医
菅野医師プロフィール

このページをいいね!
と思ったら・・・

その他のドクター・スタッフコラム

ドクター・スタッフ