ドクター・スタッフコラム
顎の梅干しジワはどうやって治す?原因・ボトックスの効果・治療法を医師が解説
顎にできる梅干しのような細かいシワは、主に「オトガイ筋」という筋肉が過剰に収縮することで生じます。特に、口を閉じたときや顎に力を入れたときにシワが目立つ場合は、オトガイ筋の働きが関係している可能性が高くなります。
顎の梅干しジワを改善する代表的な美容医療は、顎へのボトックス注射です。ボトックスによってオトガイ筋の過剰な収縮を抑えることで、顎の表面にできる凹凸を目立ちにくくする効果が期待できます。
一方、顎が小さい、下顎が後退している、歯並びや噛み合わせに問題があるなど、骨格や口元の状態が関係している場合は、ボトックスだけでは十分に改善しないこともあります。
この記事では、顎に梅干しジワができる原因や仕組み、ボトックスの効果・持続期間・副作用、ヒアルロン酸注入などとの違いを詳しく解説します。また、セルフケアで改善できるのか、ボトックスを打ち続けても問題ないのかといった疑問にもお答えします。
顎の梅干しジワとは?どのような状態?
顎の梅干しジワはオトガイ筋の収縮によって生じる
顎の梅干しジワとは、顎先の皮膚に細かい凹凸ができ、梅干しの表面のように見える状態です。「梅干し顎」「顎のボコボコ」「オレンジピールスキン」などと呼ばれることもあります。
主な原因は、下唇から顎先にかけて存在するオトガイ筋の収縮です。
オトガイ筋は、下唇を持ち上げたり、前方へ突き出したりする働きを持つ表情筋です。この筋肉が収縮すると顎の皮膚が引き寄せられ、表面に細かいシワや凹凸が生じます。
特に次のような場面で目立ちやすくなります。
- 唇を閉じようとするとき
- 下唇に力を入れるとき
- 口をすぼめるとき
- 顎に力が入る表情をしたとき
- 無意識に口元を緊張させているとき
軽度であれば表情を動かしたときだけ現れますが、筋肉の収縮が繰り返されることで、力を抜いている状態でも凹凸が目立つ場合があります。
顎の梅干しジワと普通のシワは何が違う?
顎の梅干しジワと加齢による一般的なシワでは、発生する仕組みが異なります。
| 比較項目 | 顎の梅干しジワ | 加齢による一般的なシワ |
|---|---|---|
| 主な原因 | オトガイ筋の収縮 | コラーゲンの減少、皮膚の弾力低下など |
| できやすい場所 | 顎先の中央付近 | 顔のさまざまな部位 |
| 目立つタイミング | 口を閉じるとき、顎に力を入れたとき | 表情時だけでなく無表情時にも |
| 主な治療 | ボトックス注射 | 原因に応じた注入治療や肌質改善治療 |
| セルフケア | 筋肉の過剰な緊張は改善しにくい | 保湿などで乾燥による小ジワを軽減できる場合がある |
実際には、筋肉の収縮と皮膚の老化が同時に関係しているケースもあります。
そのため、顎のシワがすべてボトックスで改善するわけではありません。
顎に梅干しジワができる5つの原因
1. オトガイ筋が過剰に働いている
顎の梅干しジワの直接的な原因として代表的なのが、オトガイ筋の過剰な収縮です。
オトガイ筋は本来、下唇の動きを補助する筋肉ですが、口を閉じるために強く働くと、顎の皮膚が引き寄せられて凹凸が生じます。
特に、力を入れないと唇を自然に閉じられない方では、オトガイ筋に持続的な負担がかかっていることがあります。このような状態では、ボトックスで筋肉の緊張を緩めることで梅干しジワの改善が期待できます。
2. 口元が前に出ている・口を閉じにくい
上下の前歯が前方に傾いている場合や、上下顎の位置関係によって唇が閉じにくい場合にも、梅干しジワが生じやすくなります。
これは、唇を閉じるためにオトガイ筋が補助的に働くためです。口元が前に出ている状態は、一般的に「口ゴボ」と呼ばれることもあります。
ただし、口ゴボだから必ず梅干しジワができるわけではありません。歯の位置、唇の厚み、顎の形態など、複数の要素が関係しています。
3. 顎が小さい・下顎が後退している
顎先が小さい場合や下顎が後方に位置している場合も、梅干しジワが目立つことがあります。
顎先の突出が少ないと、横顔のバランスだけでなく、下唇と顎の位置関係にも影響します。その結果、唇を閉じる際にオトガイ筋が強く収縮する場合があります。
骨格的な問題が大きい場合は、筋肉の働きだけを抑えても、根本的な原因が残ります。
4. 加齢による皮膚のハリや弾力の低下
年齢とともに皮膚のコラーゲンやエラスチンが減少すると、顎の皮膚にも細かいシワが残りやすくなります。
若い頃は表情を戻すと消えていたシワが、次第に無表情のときにも目立つようになる場合があります。
これは、筋肉の収縮による「表情ジワ」に、皮膚そのものの変化が加わった状態です。この場合、ボトックスで新たな収縮を抑えても、すでに皮膚に刻まれたシワが完全には消えないことがあります。
5. 歯並びや噛み合わせによる影響
出っ歯や開咬など、歯並びや噛み合わせの状態によって唇を自然に閉じにくくなる場合があります。
特に、口唇閉鎖不全と呼ばれる、安静時に上下の唇が自然に閉じにくい状態では、顎の筋肉を使って無理に口を閉じようとすることがあります。
このような場合は、歯科・矯正歯科での評価が必要になることもあります。
顎の梅干しジワを治す方法は?代表的な美容医療
顎ボトックス|筋肉の過剰な収縮を抑える
顎の梅干しジワに対する代表的な治療が、ボトックス注射です。
ボトックスは、ボツリヌストキシン製剤を筋肉に注入し、神経から筋肉への収縮指令を一時的に弱める治療です。
オトガイ筋に適切に注入すると、筋肉の過剰な収縮が抑えられ、顎の細かい凹凸が目立ちにくくなります。特に、口を閉じたときや顎に力を入れたときにシワが現れる方に適しています。
一方、筋肉の働きを弱めすぎると、口元の動きに支障が出る可能性があるため、注入量や注入位置の調整が重要です。
顎ヒアルロン酸|顎先のボリュームや形を整える
顎先が小さい場合や、顎の突出が少ない場合には、ヒアルロン酸注入が選択肢になります。
ヒアルロン酸は、顎先にボリュームを補い、輪郭のバランスを整える治療です。顎の形態によって梅干しジワが強調されている場合は、顎先の形を整えることで見た目の改善が期待できることがあります。
ただし、ヒアルロン酸にはオトガイ筋の収縮を直接抑える作用はありません。そのため、筋肉の過剰な動きが主な原因の場合は、ボトックスの方が適しているケースがあります。
アゴ:ヒアルロン酸注入
ジュビダームビスタ ボリューマXC、0.7cc(0.1cc/¥10,000(税込¥11,000)) ※掲載当時の費用
【リスク・副作用】内出血、アレルギー反応 ※術後のフォローは、責任を持って行います。
顎の形成手術|骨格的な原因に対応する
顎の後退や形態的な問題が大きい場合は、顎プロテーゼや骨格に対する外科的治療が検討されることもあります。
これらは顎の位置や形を変えるための治療であり、梅干しジワそのものを直接治す施術ではありません。
歯並びや噛み合わせに問題がある場合は、歯科矯正や顎矯正治療の適応を評価することが重要です。美容医療だけで対応できる問題なのか、歯科的な治療が必要なのかを見極める必要があります。
顎の梅干しジワの治療法を比較
| 治療法 | 主な目的 | 向いている状態 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| ボトックス注射 | オトガイ筋の収縮を弱める | 筋肉の動きによる梅干しジワ | 効果は一時的。口元の動きに影響するリスク |
| ヒアルロン酸注入 | 顎の形やボリュームを整える | 顎先の突出が少ない、輪郭を整えたい | 筋肉の動きは直接改善しない |
| 顎形成手術 | 顎の骨格や輪郭を整える | 骨格的な形態の問題が大きい | 手術に伴う腫れ、感染などのリスク |
| 歯科矯正・顎矯正治療 | 歯並び・噛み合わせ・顎骨の位置関係を改善 | 口唇閉鎖不全に歯列や骨格が関係する | 適応に応じた専門的評価が必要 |
| 肌質改善治療 | 皮膚のハリや質感を改善 | 無表情時にも残る細かいシワ | 筋肉の過剰な収縮は直接改善しない |
治療選びで重要なのは、シワを一時的に目立たなくすることと、シワができる原因に対応することを区別することです。
顎ボトックスの効果はいつから?何ヶ月持続する?
効果が出るまでの期間
顎ボトックスは、注入直後に効果が完成する治療ではありません。
一般的には施術後数日から筋肉の働きが弱まり始め、1〜2週間程度で効果を評価しやすくなります。
効果の現れ方には個人差があり、筋肉の状態や使用する製剤、注入量によっても異なります。
顎ボトックスの持続期間
顎ボトックスの効果は永久ではありません。
一般的な持続期間の目安は3〜4ヶ月程度ですが、製剤や投与量、筋肉の状態などによって前後します。
| 経過時期 | 一般的な変化 |
|---|---|
| 施術当日 | 注射部位に赤みや軽い腫れが生じる場合がある |
| 施術後2〜3日頃 | 筋肉の働きが徐々に弱まり始める場合がある |
| 施術後1〜2週間 | 効果を評価しやすくなる |
| 施術後3〜4ヶ月頃 | 効果が徐々に弱まることが多い |
| その後 | 必要に応じて再注入を検討する |
再注入のタイミングは、効果の減弱だけでなく、口元の動きや前回の副作用も考慮して判断します。
ボトックスで顎の形も変わる?
顎ボトックスによって、顎先の凹凸が滑らかになり、輪郭の印象が変化する場合があります。
また、過剰に収縮していたオトガイ筋が緩むことで、顎先が以前より自然に見えることもあります。
ただし、ボトックスは顎の骨を前に出したり、顎そのものを長くしたりする治療ではありません。
顎先の突出を増やしたい場合や、横顔のEラインを整えたい場合には、別の治療を検討する必要があります。
顎ボトックスのダウンタイム・副作用・失敗リスク
ダウンタイムはどれくらい?
顎ボトックスはメスを使用しない注射治療であり、一般的にダウンタイムは比較的短い施術です。
施術後に生じる可能性がある症状には、次のようなものがあります。
- 注射部位の赤み
- 軽度の腫れ
- 針を刺した部分の痛み
- 内出血
- 一時的な違和感
赤みや軽い腫れは短期間で落ち着くことが多く、内出血が生じた場合は1〜2週間程度残ることがあります。症状の程度や回復までの期間には個人差があります。
口が閉じにくくなることはある?
顎ボトックスで特に注意したい副作用が、口元の動きへの影響です。
オトガイ筋は下唇の動きに関係しているため、筋肉の働きを過度に弱めると、次のような症状が現れる可能性があります。
- 唇をしっかり閉じにくい
- 飲み物が口からこぼれやすい
- 下唇が下がったように見える
- 笑ったときの口元が左右非対称になる
- 口元の表情に違和感が生じる
特に、薬剤が周囲の下唇下制筋、口角下制筋、口輪筋などの筋肉へ広がった場合には、下唇を動かす筋肉に影響することがあります。
これらの副作用を避けるためには、筋肉の解剖を理解したうえで、注入位置や深さ、薬剤量を慎重に判断する必要があります。
ボトックスが効かない・効果が弱い原因
ボトックスを注入しても、梅干しジワが十分に改善しない場合があります。
考えられる原因は以下のとおりです。
- オトガイ筋以外の要因が大きい
- 皮膚にシワが定着している
- 顎の骨格や口唇閉鎖不全が関係している
- 筋肉の収縮に対して薬剤の作用が十分でない
- 効果が現れる前に判断している
また、ボトックスが筋肉の一部に偏って作用すると、顎先の一部が不自然に膨らんで見えることもあります。
改善が不十分な場合でも、自己判断で短期間に追加注入を繰り返すことは避け、医師による評価を受けることが重要です。
顎ボトックス後のアフターケア
施術後は、注射部位に強い刺激を加えないようにします。
特に施術当日は、顎を強く揉む、長時間圧迫する等を控えてください。また、飲酒や激しい運動、長時間の入浴などについては、施術を受けた医療機関の指示に従ってください。
強い腫れや痛み、口元の動かしにくさなどが現れた場合は、早めに医師へ相談することが大切です。
呼吸や飲み込みに異常が生じた場合は、速やかに救急医療を受けてください。
顎の梅干しジワを改善するメリット・デメリット
顎ボトックスのメリット
顎ボトックスには、次のようなメリットがあります。
- メスを使わずに治療できる
- 筋肉の過剰な収縮に直接働きかけられる
- 施術時間が比較的短い
- ダウンタイムが比較的短い
- 顎の細かい凹凸を目立ちにくくできる
- 適応が合えば自然な顎先の印象を目指せる
特に、顎に力を入れたときにシワができる方では、原因となる筋肉に働きかけられることが大きな特徴です。
顎ボトックスのデメリット
一方、以下のようなデメリットも理解しておく必要があります。
- 効果が永久ではない
- 定期的な再注入が必要になる場合がある
- 骨格や歯並びの問題は改善できない
- 深く定着したシワは残ることがある
- 注入方法によって口元の動きに影響する可能性がある
- 繰り返し注入することで、まれに中和抗体が形成され、効果が弱くなる可能性がある
顎ボトックスは比較的負担の少ない治療ですが、口元の機能に関わる筋肉への注射です。
そのため、単にシワが気になるという理由だけでなく、適応を確認したうえで施術を受けることが重要です。
顎の梅干しジワはセルフケアで治せる?
マッサージで梅干しジワは改善する?
マッサージによってオトガイ筋の過剰な収縮を持続的に抑え、梅干しジワを治せるという十分な医学的根拠はありません。
また、強く揉んだり、皮膚を繰り返し引っ張ったりすると、摩擦による刺激が加わります。顎のシワをなくそうとして、過度なマッサージを続けることはおすすめできません。
表情筋トレーニングは効果がある?
顎の梅干しジワは、筋肉の働きが弱いことではなく、過剰に収縮することが主な原因です。
そのため、顎に力を入れるトレーニングを繰り返すことが、必ずしも改善につながるわけではありません。
むしろ、オトガイ筋を強く収縮させる習慣がある場合は、顎の凹凸が強調される可能性があります。
表情筋トレーニングによる改善効果は十分に確立されていません。
保湿やスキンケアでできること
保湿は皮膚の乾燥を防ぎ、細かい乾燥ジワを目立ちにくくするために役立ちます。
一方、オトガイ筋の収縮そのものを抑えることはできません。
顎の梅干しジワに対しては、保湿や紫外線対策などの基本的なスキンケアを続けながら、必要に応じて医学的な治療を検討することが現実的です。
顎ボトックスを受ける前に確認したいポイント
口元の動きや噛み合わせを確認する
顎ボトックスを検討する際は、梅干しジワの状態だけでなく、唇を自然に閉じられるか確認することが重要です。
特に、普段から口が開きやすい方や、口を閉じると顎に強く力が入る方では、慎重な判断が必要になります。
このような方にオトガイ筋の働きを弱める治療を行うと、口唇閉鎖機能に影響する可能性があるためです。
ボトックスの種類や適応を確認する
ボツリヌストキシン製剤には複数の種類があり、国内で承認されている効能・効果は製剤によって異なります。
適応外使用の場合は、期待できる効果だけでなく、国内での承認状況や副作用などについて十分な説明を受けることが大切です。
また、妊娠中・妊娠の可能性がある方、授乳中の方、神経筋疾患がある方などは、施術できない場合があります。施術前には、持病や服用中の薬などを医師に伝えることが重要です。
治療の目的を明確にする
顎ボトックスを受ける前には、どのような変化を希望しているのか整理しておきましょう。
例えば、以下のような希望では治療方法が異なります。
- 顎のボコボコを目立たなくしたい
- 顎先を滑らかにしたい
- 顎を前に出して横顔を整えたい
- 顎を長く見せたい
- 口元の突出感を改善したい
顎の梅干しジワと顎の形は関連する場合がありますが、必ずしも同じ治療で改善できるものではありません。
恵聖会クリニックが顎の梅干しジワ治療で選ばれる理由とポリシー
顎の梅干しジワは、オトガイ筋の過剰な収縮によって生じることが多い症状です。しかし、口元の形や骨格、皮膚の状態によっても目立ち方は異なります。
恵聖会クリニックでは、シワを目立たなくすることだけでなく、口元の自然な動きや顔全体のバランスを考えた治療をご提案することを大切にしています。
2000年開院、27年にわたり培ってきた経験
恵聖会クリニックは2000年に開院し、2026年で27年目を迎えました。
長年にわたって美容外科・美容皮膚科のさまざまなご相談に対応してきた経験を、治療方法の選択や施術後の経過管理に活かしています。
顎の梅干しジワについても、ボトックスだけで対応できる状態なのか、顎の形や口元のバランスも考慮すべきなのかを確認し、適切な治療につなげることを重視しています。
一人ひとりの顎の状態に合わせた治療をご提案
同じ梅干しジワでも、オトガイ筋の収縮が強い方と、顎先のボリュームが不足している方では、適した治療方法が異なります。
当院では、筋肉の動き、顎の形、口元のバランス、患者様のご希望などを確認したうえで治療をご提案します。
全員に同じ量のボトックスを注入するのではなく、必要性や適応を判断することが大切だと考えています。
ダウンタイムまで含めて、治療の一部と考えています
恵聖会クリニックでは、施術による仕上がりだけでなく、患者様がダウンタイムを安心して過ごせることも治療の一部と考えています。
顎ボトックスでは、施術後の赤みや内出血に加え、薬剤の作用による口元の違和感などについても事前にご説明します。
施術後に気になる症状が現れた場合は、ご相談内容に応じて経過を確認し、一般的にみられる術後の反応であれば、今後の見通しをご説明します。通常とは異なる経過が疑われる場合には、速やかに医師が診察します。
これまでに培ってきた経験を活かし、施術前からダウンタイム、術後の経過まで一貫してサポートすることを大切にしています。
高度な美容医療を適正価格でご提供し、アップセルを行わない
当院では、「高度な美容医療を適正価格でご提供する」という方針を大切にしています。
顎の梅干しジワに対してボトックス注射が適している場合、必要性のない高額な施術を追加することはありません。
ホームページに記載のない高額な治療を突然提示するようなアップセルは行わず、診察で必要性を判断したうえで費用と治療内容をご説明します。
無理・強引な勧誘をしない
顎ボトックスは比較的短時間で受けられる施術ですが、効果の持続期間や副作用などを十分に理解することが大切です。
当院では、治療によって期待できる変化だけでなく、改善できない部分やリスクについてもご説明します。
患者様が十分に理解し、納得したうえで治療を選択できるよう、希望されない施術を無理に勧めることはありません。
施術後も継続して相談できるアフターフォロー
美容医療は、施術を受けたら終わりではありません。
顎ボトックスは施術から数日かけて作用が現れるため、注入直後だけでは最終的な変化を判断できません。
当院では、効果の現れ方や口元の違和感など、施術後に気になることがある場合もご相談に対応しています。
必要に応じて医師が状態を確認し、その後の治療継続についても無理のない判断を行います。
ご家族やご友人からのご紹介で来院される患者様が多い
恵聖会クリニックには、毎月多くの患者様が、ご家族やご友人などからのご紹介で来院されています。
私たちは、患者様一人ひとりに誠実に向き合い、必要な治療を適切にご提案することが信頼につながると考えています。
顎の梅干しジワのような小さなお悩みに対しても、丁寧な診察と説明を心がけています。
形成外科領域の技術向上を目指す医療体制
恵聖会クリニックは、大阪公立大学 大学院医学研究科 形成外科学教室と連携し、保険診療における形成外科治療領域の技術的向上を目指しています。
顎や口元の治療では、筋肉の位置関係や顔面の解剖学的な理解が重要です。
恵聖会クリニックでは、クリニック全体として医療技術や知識の向上に取り組みながら、美容医療の適切な提供を目指しています。
顎の梅干しジワに関するよくある質問(FAQ)
Q1. 顎の梅干しジワはボトックスで治りますか?
オトガイ筋の過剰な収縮が原因であれば、ボトックスによる改善が期待できます。
特に、口を閉じたり顎に力を入れたりしたときに現れるシワに適しています。
ただし、骨格的な問題や皮膚に深く刻まれたシワは、ボトックスだけでは十分に改善しない場合があります。
Q2. 顎の梅干しジワは放置すると悪化しますか?
筋肉の収縮が繰り返されることや、加齢による皮膚の弾力低下によって、シワが目立ちやすくなる場合があります。
ただし、すべての梅干しジワが進行するわけではありません。見た目が気にならず、口元の機能にも問題がなければ、必ずしも美容医療による治療が必要な状態ではありません。
Q3. 顎ボトックスは何回打てば梅干しジワがなくなりますか?
顎ボトックスは1回の施術でも効果が期待できます。ただし、効果は一時的であり、筋肉の働きが戻ると梅干しジワも再び目立つことがあります。
何回施術を受ければ完全になくなるというものではなく、継続の必要性は症状や希望によって異なります。
Q4. 顎ボトックスを打ち続けるとどうなりますか?
適切な間隔で繰り返すことで、梅干しジワが目立ちにくい状態を維持できる場合があります。
一方、頻回の注入や過剰な投与は、口元の動きに影響するリスクや中和抗体形成の可能性も考慮する必要があります。
効果が弱くなったからといって、短い間隔で注入を繰り返すことはおすすめできません。
Q5. 顎ボトックスとエラボトックスは同じですか?
使用する薬剤の種類は同じ場合がありますが、注入する筋肉と治療目的が異なります。
顎ボトックスは主にオトガイ筋に作用させ、梅干しジワを改善する治療です。
一方、エラボトックスは主に咬筋に作用させ、咬筋の肥大によるエラの張りを目立ちにくくする治療です。そのため、必要な注入量や注意すべき副作用も異なります。
Q6. 顎の梅干しジワは20代でもできますか?
はい。顎の梅干しジワは加齢だけが原因ではないため、20代でも生じます。
特に、口を閉じる際にオトガイ筋が強く働く方や、歯並び・骨格などによって口を閉じにくい方では、若い年代でも目立つ場合があります。
年齢だけで治療の必要性を判断するものではありません。
Q7. 顎の梅干しジワは歯科矯正で治りますか?
歯並びや噛み合わせが原因で口を閉じにくくなっている場合、歯科矯正によって口唇閉鎖時の負担が軽減され、梅干しジワが目立ちにくくなる可能性があります。
ただし、必ず改善するわけではありません。歯科矯正の適応は、歯列や顎骨の状態を専門的に評価して判断する必要があります。
Q8. 顎ボトックスとヒアルロン酸は併用できますか?
はい。顎の筋肉の過剰な収縮と、顎先のボリューム不足の両方が関係している場合には、併用が検討されることがあります。
ボトックスで筋肉の収縮を抑え、ヒアルロン酸で顎先の形を整えるという、それぞれ異なる目的の治療です。
ただし、すべての方に併用が必要なわけではなく、診察で適応を判断します。
Q9. 顎ボトックスで口が閉じにくくなったらどうすればよいですか?
施術後に唇を閉じにくい、飲み物がこぼれる、口元の表情に違和感があるなどの症状が生じた場合は、施術を受けた医療機関へ相談してください。
薬剤の作用による症状であれば、効果が弱まるにつれて改善することがあります。
ただし、自己判断で経過観察を続けず、医師に状態を確認してもらうことが大切です。呼吸や飲み込みに異常がある場合は、直ちに救急医療を受けてください。
まとめ|顎の梅干しジワは原因に合った治療選びが重要
顎の梅干しジワは、主にオトガイ筋の過剰な収縮によって生じる症状です。
筋肉の収縮が主な原因であれば、ボトックス注射によって顎の細かい凹凸を目立ちにくくする効果が期待できます。
今回のポイントをまとめます。
- 顎の梅干しジワの主な原因はオトガイ筋の過剰な収縮
- 口元の突出や骨格、歯並びが関係している場合もある
- ボトックスは筋肉の収縮による梅干しジワに適している
- 効果は一般的に数日後から現れ、3〜4ヶ月程度持続することが多い
- 過剰な注入は口を閉じにくくなるなどの副作用につながる可能性がある
- 顎の形や骨格の問題が大きい場合は、別の治療が必要になることもある
- マッサージや表情筋トレーニングによる改善効果は十分に確立されていない
監修医情報
- 医師名
- 田中 宏樹
- 略歴
-
2011年 徳島市立高校 理数科 卒業
2018年 徳島大学医学部 卒業
2018年 大阪警察病院 臨床研修医
2020年 大阪大学 形成外科入局
2020年 新潟大学医歯学総合病院 形成外科・美容外科
2021年 大阪母子医療センター 形成外科
2023年 箕面市立病院 形成外科
2026年 恵聖会クリニック入職
- 所属学会
- 日本形成外科学会
日本美容外科学会(JSAS)
日本美容外科医師会
日本頭蓋顎顔面外科学会
日本創傷外科学会
- 資格
- 日本専門医機構認定 形成外科専門医
乳房増大用エキスパンダー/インプラント実施医師
乳房再建用エキスパンダー/インプラント実施医師
ボトックスビスタ認定医
ジュビダームビスタ認定医
日本化粧品検定2級/1級
日本化粧品検定特級/コスメコンシェルジュ
メイクカラーコンシェルジュ
コスメライター
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