ドクター・スタッフコラム
イボを自力で取るのは危険?市販薬との違いと美容医療での治療法を医師が解説
「首の小さなイボなら自分で取れそう」「市販薬を塗れば顔のイボも取れるのでは」と考える方もいるかもしれません。
結論からいうと、イボをハサミや爪切りで切る、引きちぎる、針で削るなど、自力で取る方法はおすすめできません。
出血や細菌感染、傷跡、色素沈着を起こす可能性があるだけでなく、ウイルス性のイボでは周囲へ広がることがあります。
また、一口に「イボ」といっても、ヒトパピローマウイルス(HPV)が原因となる尋常性疣贅、加齢や紫外線の影響などで生じる脂漏性角化症、首などにできやすい軟性線維腫など、原因の異なる病変が含まれます。
市販のイボ治療薬もありますが、すべてのイボに使用できるわけではありません。サリチル酸を配合した一般用医薬品の中には、顔面や首などのやわらかい皮膚への使用を禁止している製品もあります。
そのため、「どうやって取るか」を考える前に、まず何のイボなのかを見極めることが大切です。
この記事では、イボを自分で取ることが危険な理由、市販薬との違い、医療機関で行われる治療、美容医療で選択されるCO2レーザー(炭酸ガスレーザー)などについて医師の視点から解説します。
イボとは?実は「イボ」にはいくつかの種類がある
一般的に「イボ」と呼ばれているものは、医学的には一つの病気を指す言葉ではありません。
皮膚の表面が盛り上がった病変をまとめて「イボ」と表現していることが多く、原因や性質によって治療方法も異なります。
尋常性疣贅|HPVによって起こるウイルス性のイボ
尋常性疣贅は、ヒトパピローマウイルス(HPV)が皮膚に感染することで生じるイボです。
HPVは皮膚の小さな傷などから侵入し、皮膚の細胞に感染して増殖します。日本皮膚科学会のガイドラインでも、尋常性疣贅には手足にできる典型的なタイプのほか、顔や首に生じる糸状疣贅、足裏にできる足底疣贅など、複数の病型があるとされています。
表面がざらつき、硬く盛り上がることが多いのが特徴です。
ウイルス性であるため、無理に削ったり傷つけたりすると、周囲の皮膚へウイルスが広がる可能性があります。
脂漏性角化症|年齢とともに増えやすい「老人性イボ」
顔や首、体などにできる茶色から黒っぽい盛り上がりの中には、脂漏性角化症と呼ばれる良性の皮膚腫瘍があります。
「老人性イボ」と呼ばれることもあり、年齢とともに増えやすく、紫外線などの影響も関係すると考えられています。
ウイルス感染によるイボとは異なるため、人にうつるものではありません。
軟性線維腫|首や脇などにできやすい小さな突起
軟性線維腫は、皮膚から小さく飛び出すように生じる良性の病変です。
首や脇など、皮膚同士や衣類との摩擦が起こりやすい部分にみられます。「首イボ」と呼ばれているものの中には、この軟性線維腫が含まれていることがあります。
小さく細い形をしていると「自分で切れそう」と感じるかもしれませんが、出血や感染の可能性があるため、自分で切除することは避けてください。
「イボに見える別の病変」にも注意が必要
イボに見える病変が、必ずしも良性とは限りません。
ほくろ、皮膚腫瘍、その他の皮膚疾患など、見た目だけでは判断が難しい病変もあります。そのため、特に以下のような変化がある場合は、自力で処置せず医師の診察を受けることが大切です。
- 急に大きくなった
- 色や形が変化してきた
- 出血を繰り返す
- 表面がただれている
- 左右非対称で形が不規則
- 黒色や褐色がまだらに混じっている
- 痛みや強いかゆみが続く
イボができる原因・メカニズム
イボができる原因は、その種類によって異なります。
ウイルス性のイボは小さな傷からHPVが感染して起こる
尋常性疣贅では、HPVが皮膚の微細な傷から入り込み、皮膚の基底細胞に感染します。
感染した細胞が増殖することで角質が厚くなり、表面がざらざらした盛り上がりとして見えるようになります。HPVは角質の脱落などに伴って周囲へ広がることがあり、別の部位に新たなイボができることもあります。
このため、ウイルス性のイボをむやみに削ったり引きちぎったりすることは避けるべきです。
脂漏性角化症は加齢や紫外線などが関係する
脂漏性角化症はウイルス感染ではなく、表皮の細胞が増殖してできる良性腫瘍です。
年齢とともに増える傾向があり、顔や手の甲など紫外線を浴びやすい部分にも生じます。
人から人へ感染するものではありませんが、一度できたものが自然に完全消失するとは限りません。
首イボは摩擦や加齢の影響を受けることがある
首に多くみられる軟性線維腫は、加齢や皮膚の摩擦など複数の要因が関係すると考えられています。
ネックレスや衣服が引っかかることで刺激を受け、赤みや痛みが出ることもあります。
イボを自力で取るのが危険な理由
ハサミや爪切りで切ると出血・感染の原因になる
皮膚から細く飛び出したイボであっても、その内部には血管が通っている場合があります。
ハサミや爪切りなどで切除すると、予想以上に出血することがあります。また、家庭にある器具が医療用と同じように衛生管理されているわけではないため、傷口から細菌が入り感染する可能性もあります。
傷跡や色素沈着が残る可能性がある
イボだけを取り除いているつもりでも、正常な皮膚まで傷つけると、傷跡が残ることがあります。
特に顔や首では、炎症後色素沈着によって茶色い跡が長期間残ることもあります。
イボがなくなっても傷跡が目立ってしまえば、美容面で新たな悩みにつながる可能性があります。
ウイルス性イボでは周囲に広がる可能性がある
尋常性疣贅はHPVによる感染症です。
削ったり傷つけたりすることで、感染した角質や組織が周囲の小さな傷に触れ、別の部位に広がる可能性があります。
「1個取ったら近くに増えた」という場合には、ウイルス性のイボである可能性も考える必要があります。
本当は別の皮膚疾患だった場合、診断が遅れる
自己判断で焼く、切る、薬品を使用するなどの処置をすると、病変そのものの形が変化し、医師が診断するときの情報が少なくなることがあります。
特に急速に大きくなる病変や出血する病変では、先に診断を受けることが重要です。
イボを自分で取る方法はありますか?
安全性の観点から、イボそのものを自分で切ったり削ったりして除去する方法はおすすめできません。
一方、イボの種類や部位によっては、市販薬を使用できる場合があります。
ここは「自分でイボを切り取ること」と「承認された市販薬を用法・用量どおり使用すること」を分けて考える必要があります。
市販のイボ治療薬にはサリチル酸製剤がある
サリチル酸には、厚くなった角質をやわらかくして剥がれやすくする作用があります。
医療用のサリチル酸絆創膏も疣贅の角質剥離に使用され、日本皮膚科学会の尋常性疣贅診療ガイドラインでも、サリチル酸は治療選択肢の一つに位置づけられています。
ただし、サリチル酸は「イボだけを選択的に消す薬」ではありません。
周囲の正常な皮膚にも作用するため、使用方法を誤ると赤みや痛み、ただれなどが生じることがあります。
顔や首のイボに市販薬を自己判断で使用しない
市販のサリチル酸製剤の中には、顔、目の周囲、粘膜、首の周囲など、皮膚がやわらかい部分への使用を禁止しているものがあります。また、扁平なイボなどについて、使用前に医師または薬剤師へ相談するよう記載されている製品もあります。
そのため、「イボ用の薬だから顔や首にも使える」と考えるのは危険です。
必ず製品ごとの添付文書を確認し、判断に迷う場合は医師または薬剤師に相談してください。
民間療法で無理に取ることも避ける
糸で縛る、薬品を塗る、強くこするなど、インターネット上ではさまざまな方法が紹介されています。
しかし、病変の種類を確認せずにこうした方法を行うと、炎症、感染、出血、傷跡などにつながる可能性があります。
医学的な診断を受けずに物理的に除去する方法はおすすめできません。
医療機関ではイボをどう治療する?
治療方法は、イボの種類、大きさ、深さ、部位、数などによって異なります。
液体窒素による凍結療法
液体窒素を病変に当て、低温によって組織を凍結させる治療です。
尋常性疣贅に対する代表的な治療の一つで、日本皮膚科学会のガイドラインでも基本的な治療法として位置づけられています。
一度で完全に取れるとは限らず、病変によっては複数回の治療が必要です。治療後に痛み、水疱、赤み、色素沈着などが生じることがあります。
サリチル酸による治療
角質をやわらかくして少しずつ除去する方法です。
ウイルス性の尋常性疣贅などで選択されることがありますが、病変の部位や状態によって適否が異なります。
特に顔や首などでは、自己判断で市販薬を使用するのではなく、先に診察を受けることが大切です。
CO2レーザー(炭酸ガスレーザー)
CO2レーザーは、水分に吸収されるレーザーを利用して病変組織を蒸散させる治療です。
顔や首に生じる脂漏性角化症など、美容面が気になるイボの治療に用いられることがあります。
恵聖会クリニックでも、顔や首、手の甲などに生じた老人性イボなどにCO2レーザーを使用しており、病変の深さに合わせて照射の深さを調節しています。
電気による焼灼
高周波の電気エネルギーなどを利用し、イボの組織を処置する方法です。
小さなイボなどに適する場合がありますが、病変の種類や部位によっては別の治療が適しています。
切除術
メスを使って病変を切除する方法です。
大きな病変や深さのある病変、組織を病理検査に提出する必要がある場合などに検討されます。
ホクロ・イボ切除について詳しく見る恵聖会クリニックでは、病変に応じてCO2レーザー、切開手術、剪刀切除を使い分けています。切除した組織について、必要に応じて病理検査を検討できることも切除術の特徴です。
自力処置・市販薬・医療機関での治療を比較
| 方法 | 主な対象 | メリット | デメリット・注意点 |
|---|---|---|---|
| ハサミ・爪切りなどによる自己処置 | 推奨されない | 医療機関へ行かずに済むように感じる | 出血、感染、傷跡、誤診、ウイルス拡大の可能性 |
| 市販のサリチル酸製剤 | 使用可能な種類・部位のイボ | 自宅で治療できる | 顔や首など使用できない部位がある。正常皮膚への刺激にも注意 |
| 液体窒素 | 主に尋常性疣贅など | ウイルス性イボの代表的治療 | 痛み、水疱、色素沈着。複数回必要な場合がある |
| CO2レーザー | 脂漏性角化症など病変により適応 | 病変の深さを調整しながら処置できる | 赤み、色素沈着、再発、傷跡などの可能性 |
| 電気による治療 | 小さなイボなど病変により適応 | ピンポイントで処置しやすい | 赤み、色素沈着、傷跡などの可能性 |
| 切除術 | 大きい、深い、診断が必要な病変など | 病変を切除し、必要に応じて病理検査ができる | 傷跡が残る。縫合・抜糸が必要になる場合がある |
大切なのは、治療方法そのものを先に選ぶのではなく、イボの種類を診断してから治療方法を決めることです。
イボ除去のメリット・デメリット
イボを医療機関で除去するメリット
主なメリットは次のとおりです。
- イボの種類を確認してから治療できる
- 部位や大きさに適した方法を選択できる
- 自分で切るより出血や感染のリスクを管理しやすい
- 顔や首など美容面が気になる部位にも対応できる
- 必要に応じて病理検査を検討できる
- 施術後に気になる変化があった場合も相談できる
特に顔のイボでは、「取れるか」だけではなく、治療後の赤みや色素沈着、傷跡まで考慮して方法を選ぶことが重要です。
医療機関で治療するデメリット
一方で、治療には次のようなデメリットがあります。
- 治療方法によって痛みを伴う
- 赤みや腫れが出ることがある
- 一時的にかさぶたや傷ができる場合がある
- 色素沈着が残ることがある
- 病変によっては再発することがある
- 自費診療では費用負担が生じる
治療後の状態は、イボの種類、大きさ、深さ、治療方法、肌質などによって異なります。
イボ除去後のダウンタイムとアフターケア
CO2レーザー後は赤みやかさぶたが生じることがある
CO2レーザーでイボを除去すると、病変部分には一時的に小さな傷ができます。
治療直後は赤みがあり、その後かさぶたのような状態になることがあります。皮膚が落ち着いたあとも赤みや色素沈着が続き、目立ちにくくなるまで数週間から2〜3ヶ月程度かかることがあります。
経過には個人差があります。
かさぶたを無理にはがさない
治療後にできたかさぶたや薄い皮を無理にはがすと、傷の治りが遅れたり、色素沈着や傷跡の原因になったりすることがあります。
自然に落ち着くまで触りすぎないことが大切です。
紫外線対策を行う
治療後の皮膚は一時的に刺激を受けやすくなっています。
紫外線を浴びると色素沈着が目立ちやすくなるため、傷が落ち着いた後も日焼け止めや帽子などを活用して紫外線対策を行いましょう。
指示された軟膏や保護材を使用する
レーザー治療後などは、治療部位を保護するために軟膏やテープなどを使用する場合があります。
恵聖会クリニックでもCO2レーザー後は軟膏を使用し、病変や治療内容に応じたアフターケアをご案内しています。
恵聖会クリニックがイボ治療で選ばれる理由とポリシー
イボ治療では、単に盛り上がりを除去するだけではなく、「どのような病変なのか」「どの方法なら傷跡を抑えやすいか」を考える必要があります。
恵聖会クリニックでは、診断から治療後の経過までを含めて患者様一人ひとりに適した治療をご提案することを大切にしています。
2000年開院、27年にわたる経験を治療選択に活かす
恵聖会クリニックは2000年に開院し、2026年で27年目を迎えました。
これまでさまざまな種類、大きさ、部位の皮膚病変を診察し、治療後の経過も確認してきました。長年積み重ねてきた経験を、病変の見極めや治療方法の選択、施術後の経過説明に活かしています。
全員に同じ方法ではなく、イボの状態に合わせて治療する
イボの治療方法は一つではありません。
恵聖会クリニックでは、ホクロ・イボ治療の前に医師が病変を確認し、種類や性状、部位などに応じてCO2レーザー、切開手術、剪刀切除を使い分けています。
「小さいからレーザー」「大きいから切除」と機械的に決めるのではなく、傷跡や再発の可能性も考慮し、一人ひとりに合った方法をご提案します。
施術前後まで一貫して患者様を支える
ダウンタイムまで含めて、治療の一部と考えています
恵聖会クリニックでは、イボが取れた時点で治療が終わるとは考えていません。
施術前には、赤み、かさぶた、色素沈着など予想される経過をできるだけ具体的にご説明し、施術後の不安やご相談にも対応します。
通常の経過であれば今後どのように落ち着いていくのかをご説明し、強い炎症や傷の治り方など通常とは異なる経過が疑われる場合には、速やかに医師が診察します。
2000年の開院以来27年にわたり培ってきた経験を活かし、治療前から施術後の経過まで一貫して支えることを大切にしています。
施術後も相談できるアフターフォロー
美容医療は施術を受ければ終わりではありません。
イボ除去後に「赤みが長く続いている」「傷の状態が気になる」「同じ場所にまた盛り上がりが出てきた」など気になることがあれば、ご相談に対応します。
必要に応じて医師が状態を確認し、その時点で必要なケアや治療についてご説明します。
不要な高額治療へ誘導するアップセルを行わない
恵聖会クリニックでは、ホームページに記載のない高額な施術を突然提示し、より高い治療へ誘導するようなアップセルは行いません。
「高度な美容医療を適正価格でご提供する」という方針のもと、必要性を診察で確認してから治療をご提案します。
小さなイボで適切な治療ができるにもかかわらず、不必要に高額な美容施術を追加することはありません。
メリットだけでなくリスクも説明し、無理な勧誘をしない
CO2レーザーなどの治療にも、赤み、色素沈着、再発、傷跡などの可能性があります。恵聖会クリニックのCO2レーザーの施術案内でも、再発、色素沈着、赤み、傷の盛り上がりなどをリスクとして明記しています。
治療のメリットだけではなく、ダウンタイムやリスク、費用についても説明し、患者様ご自身が理解・納得してから施術を選択できることを大切にしています。
希望しない施術を無理・強引に勧めることはありません。
ご紹介で来院される患者様が多いことも、誠実な診療を続ける理由
恵聖会クリニックでは、毎月、家族や友人などからのご紹介で来院される患者様も多くいらっしゃいます。
2000年の開院以来、一人ひとりの患者様に必要な治療を考え、無理な治療を勧めず、施術後まで責任を持って対応する姿勢を積み重ねてきました。
こうした日々の診療が、ご家族やご友人へのご紹介につながっていると考えています。
形成外科領域との連携も大切にしている
恵聖会クリニックは、大阪公立大学 大学院医学研究科 形成外科学教室と連携し、保険診療における形成外科治療領域の技術的向上を目指しています。
イボや皮膚腫瘍では、美容面だけではなく、病変の診断や切除後の傷跡なども考える必要があります。必要な診断と治療を適切につなげることを大切にしています。
イボに関するよくある質問
Q1. イボを自分で取る方法はありますか?
ハサミ、爪切り、針などを使ってイボそのものを自分で取ることはおすすめできません。
出血、感染、傷跡、色素沈着の原因になるほか、ウイルス性イボでは周囲に広がる可能性があります。
市販薬を使用できるイボもありますが、種類や部位に制限があるため、添付文書を確認して適切に使用してください。
Q2. 首イボは自分でハサミで切っても大丈夫ですか?
おすすめできません。
小さく細い首イボであっても血管が通っている場合があり、切ると出血することがあります。細菌感染や傷跡の原因にもなるため、医療機関で診断を受けたうえで除去方法を選びましょう。
Q3. イボの市販薬は顔にも使えますか?
製品によって異なりますが、サリチル酸を含む市販薬の中には、顔面、目の周囲、首などへの使用を禁止しているものがあります。
顔のイボは自己判断で薬を使用せず、まず医師に病変を確認してもらうことをおすすめします。
Q4. イボを取ると増えますか?
すべてのイボが増えるわけではありません。
ただし、HPVが原因となるウイルス性のイボは、傷つけることで周囲へ広がる可能性があります。また、治療後に再発することもあります。日本皮膚科学会のガイドラインでも、見た目上消失したあとに再発する場合があることが示されています。
Q5. イボは放置しても大丈夫ですか?
良性の脂漏性角化症や軟性線維腫などで、症状がなく診断が明らかな場合には、必ずしも治療が必要とは限りません。
一方、急に大きくなる、出血する、色が変化するなどの特徴がある場合や、診断がついていない場合は、一度医師の診察を受けることをおすすめします。
Q6. イボは1回のレーザーで取れますか?
病変の種類、大きさ、深さによって異なります。
1回のCO2レーザー治療で除去できるものもありますが、深い病変では再発する可能性があります。無理に深く削るほど傷跡のリスクも高くなるため、再発リスクと傷跡のバランスを考えて治療することが重要です。
Q7. 顔や首にイボがたくさんあっても治療できますか?
複数のイボを治療することは可能です。
ただし、一度に多く処置すると治療直後の赤みや傷が目立ちやすくなるため、個数や範囲によっては複数回に分けることがあります。
恵聖会クリニックでも、顔や首など複数のホクロ・イボに対する治療を行っています。
Q8. イボとほくろは自分で見分けられますか?
見た目だけで確実に判断することは難しい場合があります。
さらに、良性のイボやほくろに似た皮膚腫瘍もあるため、「以前と形が違う」「急に大きくなった」「出血する」といった変化がある場合には自己判断で処置しないでください。
まとめ|イボは「自分で取る」前に種類を確認することが大切
イボをハサミや爪切りで切る、削る、引きちぎるなどの自己処置はおすすめできません。
出血や感染、傷跡、色素沈着などにつながるだけでなく、ウイルス性のイボでは周囲へ感染が広がる可能性があります。
市販のサリチル酸製剤を使用できるイボもありますが、顔や首など使用できない部位がある製品もあり、すべてのイボを自宅で治療できるわけではありません。
医療機関では、イボの種類や部位に応じて、
- 液体窒素
- サリチル酸
- CO2レーザー
- 電気を用いた治療
- 切除術
などから適した方法を選択します。
特に顔や首など美容面への影響が大きい部位では、「とにかく取る」のではなく、診断、傷跡、色素沈着、再発まで考えて治療方法を選ぶことが重要です。
監修医情報
- 医師名
- 田中 宏樹
- 略歴
-
2011年 徳島市立高校 理数科 卒業
2018年 徳島大学医学部 卒業
2018年 大阪警察病院 臨床研修医
2020年 大阪大学 形成外科入局
2020年 新潟大学医歯学総合病院 形成外科・美容外科
2021年 大阪母子医療センター 形成外科
2023年 箕面市立病院 形成外科
2026年 恵聖会クリニック入職
- 所属学会
- 日本形成外科学会
日本美容外科学会(JSAS)
日本美容外科医師会
日本頭蓋顎顔面外科学会
日本創傷外科学会
- 資格
- 日本専門医機構認定 形成外科専門医
乳房増大用エキスパンダー/インプラント実施医師
乳房再建用エキスパンダー/インプラント実施医師
ボトックスビスタ認定医
ジュビダームビスタ認定医
日本化粧品検定2級/1級
日本化粧品検定特級/コスメコンシェルジュ
メイクカラーコンシェルジュ
コスメライター
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