ここで理想のVラインについて考えてみます。従来よりあるレントゲン撮影をベースとした顔面骨の基準値等に加え、軟部組織のボリュームも考慮した3次元的な基準が必要です。フェイスラインだけをみれば見る角度によってそのラインは変化するのに美しい輪郭の印象はどんなアングルからみても変わりません。これは私たちが顔全体のバランスの中でフェイスラインを捉えているからです。そこで同様の視点から多くの美しい顔をみてみると(特に微笑したときの)口角から耳輪起始部を結ぶプレーン上の輪郭がVラインにほぼ平行なラインとしてうかんできました。私達はこれを S Line (S = Smile)と名づけVライン設定の際の最も重要な指標としています。
すなわち、Sラインを基準にこれに平行となるようにVラインを設定することで、3次元的な理想のフェイスラインを描くことができます。