ドクター・スタッフブログ

過去ブログ

傷痕修正の考え方

十月半ばを過ぎ、急に涼しくなりました。私は暑い夏よりも涼しい/寒い季節の方が好きなので歓迎なのですが、こう急だと少し戸惑います。それにしても似たようなことを毎年思っている気が致します。秋の訪れはいつだって突然なのです。

今回は傷痕修正の話をします。何らかの理由で付いた、望ましくない傷痕を修正する方法には、フラクショナルレーザーによる治療と手術があります。フラクショナルレーザーについては別稿に譲り、今回は手術による治療について述べます。

いくつかのパターンを挙げて、手術方針を考えてみましょう。

(1)外傷の縫合後

怪我をして救急を受診し、縫合処置を施されて治癒したものの、その傷痕があまり綺麗でない、ということがあります。

こういうケースでは、傷痕が太かったり、又は糸の痕が幅広く残ってしまっていたりすることが、不満の原因であることが多いものです。

この場合は傷痕を切除して縫合し直す方針でよさそうです。傷の方向が望ましくなかったり、長い傷であったりする場合などは、ジグザグやS字の傷に形成することもあります。

ところで、縫合した創を出来るだけ細く、綺麗に仕上げるためには術後の安静やテーピングが欠かせません。膝などの安静困難な部位であったり、テーピングが出来なかったりすると、手術をしたのに結局は術前とあまり変らないということもあり得ます。カウンセリングではそのあたりを確認して手術を計画します。

(2)傷痕が引きつれて運動に支障がある

関節部の熱傷などでこういうことが起こり得ます。熱傷や外傷で皮膚や皮下組織が失われ、治癒の過程で固い瘢痕になり、関節運動を阻害しています。

この様なケースでは傷痕の見栄え云々よりも関節の機能を取戻すことが重要です。美容外科らしさはあまりなく、形成外科の領域です。

引きつれを解除した上で、関節が動いても突っ張らない様、足りない組織を補う手術を考えます。このとき、周囲の組織を移動させる皮弁形成術や、別の部位からの植皮が必要になることがあります。

(3)リストカットの痕をそうと分らなくしたい

前腕に何条もある横傷のそれぞれを綺麗なものにしたところで、リストカットらしさがなくなるわけではありません。

それ故、この様な傷痕の素性を隠したいケースでは思い切って問題の部分をまとめて切除し、長軸方向の傷になる様にします。

望ましくない部分を切除して縫合するという意味では(1)と似ていますが、リストカット痕の場合は切除すべき範囲が広いため、しばしば分割切除が必要になります。

すなわち、手術を複数回に分け、一回で取り切れる部分を切除し、周囲の皮膚に余裕が出来たところで次の手術を行います。

手術と手術の間は6ヶ月程度空ける必要があるため、完成までに時間がかかります。カウンセリングでは何回程度の手術が必要か診察します。

傷跡修正

御参考になれば幸いです。

傷痕は人それぞれであり、画一的な方針があるわけではありません。可能な限り要望に沿える様、症例に応じて手術法を提案させて頂きます。

このページをいいね!
と思ったら・・・

過去のブログ

ドクター・スタッフブログ

  • 覚悟の瞬間
  • メディカルアートメイク
  • 夏肌リセット&エイジングケア特集
  • オリジナルカクテル注射・点滴
  • 医療レーザー脱毛
  • ナチュラルホルモン補充療法
  • ビビーブ
  • ブライダルエステ
  • モニター募集
  • スタッフ募集
  • メルマガ登録
  • ドクターズコスメ・サプリメント 公式オンラインショップ